イタリアワインの巨匠ガヤの新世代を担うガヤ ガヤさん来日セミナー

2017/12/04
突撃インタビュー
 
2017年11月13日 ガヤ社 ガヤ ガヤさん

イタリアワインの巨匠ガヤの新世代を担うガヤ ガヤさん来日セミナー

ガヤ社ガヤガヤさんとセミナー会場で
誰もが認めるイタリアワインの巨匠、ガヤ。バルバレスコの偉大さを世界中に知らしめ、さらにトスカーナのモンタチーノとボルゲリへも進出。現在はシチリア・エトナでの新規プロジェクトが進行中という意欲的な生産者です。現当主で今日のガヤの地位を築いたアンジェロガヤ氏とともに、長女のガヤガヤさんがワイナリー経営の重要な仕事を任されています。今回はガヤガヤさんの来日に合わせて行われたセミナーとディナーに参加して、3つのワイナリーの最新ヴィンテージについての説明と、ガヤが取り組んでいる生物多様性の話を中心にお伺いしました。

ピエモンテに100ヘクタール、モンタルチーノに27ヘクタール、ボルゲリに120ヘクタール。意欲的にワイン造りを続けるガヤ

ガヤファミリー私たちはピエモンテで5世代続くワイナリーです。現在、ピエモンテに100ヘクタールの畑を所有していますが5世代にわたって少しずつ購入して大きくしていきました。そしてトスカーナのモンタルチーノ(レスティトゥータ)に27ヘクタール、ボルゲリ(カマルカンダ)に120ヘクタールの畑を所有し、ワイン造りを行っています。

ピエモンテでは、パイオーレ、ロンカリエッテ、ソリティルディン、ラバヤ、オヴェッロ、サンロレンツォなど14の区画でネッビオーロを植えています。

ガヤの3つのワイナリー

アンジェロ ガヤ氏から娘ガヤさん世代へ。3つのクリュバルバレスコ「ソリ サンロレンツォ」「ソリ ティルディン」「コスタルッシ」の復活もそのひとつ

ワイナリーの運営については私たち子供世代が徐々に任されるようになっています。もちろん父も現役ですが私と妹の考えを取り入れてワイン造りを行っています。

その一例が2013年ヴィンテージのバルバレスコです。これまで、単一畑のネッビオーロに一部他の品種をブレンドして「ランゲ」としてリリースしていた「ソリ サンロレンツォ」「ソリ ティルディン」「コスタルッシ」の3つのクリュを、ネッビオーロ100パーセントにして「バルバレスコDOCG」として復活させたことです。

ガヤ バルバレスコ畑の区画

(↑ガヤのバルバレスコの畑。バルバレスコ村に3つの単一畑「ソリ サンロレンツォ Sori San Lorenzo」、「コスタルッシ Costa Russi」、「ソリ ティルディン Sori Tildin」。そして「ベルニーノ Bernino」、「ロレート Loreto」、ワイナリーに近い「ブリッコ Bricco」と「カステッロ Castello」、ソリ サンロレンツォに隣接する「マスエ Masue’」、そして「トリフォレラ Trifolera」、「ヴァルドラップ Valdrapp」、「ファセット Faset」、「ロンカリエッテ Roncagliette」、「ロンカリエ ヴェッキオ Roncaglie Vecchio」、「ロンカリエ ヌオーヴォ Roncaglie Nuovo」。さらにトレイゾ村の「パヨレ ソット Pajore Sotto」、「パヨレ ソープラ Pajore Sopra」、「パヨレ ウニヴェルシタ Pajore Universita’」。全部で14の畑をブレンドして造られます)

単にクリュバルバレスコを復活させたかったのが理由ではありません。私たちはこの15年間、畑そのものについての改革を進めてきました。ブドウ樹の剪定や下草に対する考え方など、後でお話しする生物多様性に取り組んできた結果、ブドウ畑に新しいバランスが生まれました。それも理由のひとつです。

 

トスカーナ・ボルゲリの「カマルカンダ」。温暖化の結果、セパージュを変えていく

カマルカンダカマルカンダにも変化が起こっています。地中に埋もれるように造られているカンティーナですが、昔は屋根が花畑になっていました。今は一面、緑の草が生えています。

そして気候も変化しています。温暖化の影響でメルローが難しくなってきました。今まではボルゲリであればどこでも素晴らしいメルローができていましたが、今はそんなことはなくなりました。今までは3つの赤ワインすべてにメルローを使っていましたが、2015ヴィンテージからはプロミスだけに使っています。そしてマガーリはカベルネフラン主体、カマルカンダはカベルネソーヴィニョン主体になっています。

白ブドウにも変化があります。2016ヴィンテージまで「ヴィスタマーレ」はヴェルメンティーノとヴィオニエでしたが2017年からはフィアーノを少し混ぜています。フィアーノはカンパーニャなどの南イタリアの品種のイメージがありますが、温暖化のため、トスカーナでもフィアーノの良い特徴を表現するものができるようになりました。

カマルカンダ地図

レイニーナとスガリーレイ。バルバレスコとバローロのように、それぞれに特徴がある

ピエーヴェサンタレスティトゥータモンタルチーノはタベルネッレ地区の標高350メートルにあるレスティトゥータにワイナリーがあります。ここに、単一畑スガリーレイと、レイニーナにある3つの畑があります。それぞれ特徴が違いますが、私たちの中ではレイニーナがバルバレスコ、スガリーレイがバローロと、それぞれの特徴をとらえています。

畑名のついていないブルネッロは、ワイナリーから北に6kmほど行ったところにある畑のものを使います。今リリースしている2012ヴィンテージはレイニーナもスガリーレイも造っていないので、この畑のサンジョヴェーゼも入れて造っています。

異分野の専門家の知識を得て生物多様性の重要性に気付く

ワインは自然が造るものではない。だから誰が造るかが重要

ガヤ従業員
私たちのワインはすべて自社畑のブドウだけで造ります。そして私たちのワイン造りの考えは、ワインは自然が造るものではなく、必ず人の手が入るもの、ということです。つまり、誰が造るのかが重要だと考えています。そのため、畑に携わっている従業員は全員常勤です。ピエモンテには70人、ボルゲリには40人、モンタルチーノに20人、畑に常勤しています。

そして8人のコンサルタントを依頼しています。彼らはワイン関連ではなく、他のジャンルのエキスパートたちです。例えば植物学者、昆虫学者、土壌学者、そして酵母の専門家などです。彼らの専門知識に触れることでブドウ畑の中には多くの生命が存在していることが非常に重要だということが分かってきました。それが生物多様性です。

例えば、乾燥した気候が続くと土壌が固くなりますが、様々な生物が存在することで土壌が固くなるのを防いでくれるのです。

ブドウ樹の下には20種類ぐらいの草花も育てています。それぞれの根の深さが異なり、土壌にさまざまな有機物を生み出します。また、草花の種類ごとに集まってくる昆虫も違います。

ガヤ蜜蜂
実はピエモンテはあまりにもブドウ畑だけが多くなってしまい、他の植物がほとんど育っていないのです。これだと鳥や虫、ハチなどが近寄ってこないという現象が発生しています。私たちは生物多様性に着目し、その取り組みをしています。例えば雑草は腰の高さまで残すことでべど病の予防になりますし、害虫を寄せ付けない植物を植えたりしています。あと、ソリティルディンは南向きの暑い畑でやせた土地のため、麦を植えました。

トスカーナのカマルカンダでは自然の窒素を供給するグリーンピースを植え、肥沃なプロミスの畑には小麦を植えることでいつの間にか自然の生産調整をもたらしています。これは受精を小さくすることで房が小さくなり、成長が遅れます。

そして、ブドウ畑にミツバチの巣箱を置くこともしています。害虫を駆除する効果や、受粉を促したり、また、できるハチミツによってどれぐらいの花が存在しているのかがわかるようになります。

「自分たちがやっていることの30%は疑ってみること」というアンジェロガヤの教え

父の教えのひとつに「自分たちがやっていることの30%は疑ってみること」というのがあります。異分野の専門家たちに意見を求めるのもそのためです。例えばマッサルコレクションは、20年前はいいブドウだけを選んで植樹していましたが、6年前にDNAの専門家に意見を求めたところ、病気になっているブドウを排除するのではなく、残して様子を見るようにと言われました。そして病気のままの樹と自力で治った樹を見極めるようにと。そして、病気を自力で治すことができたブドウ樹こそが最もいい樹なのだと。

カマルカンダでは酵母の専門家のルッチョカヴァリエーリ教授に意見を求め、新しい酵母の考え方を学びました。酵母は細胞分裂で同じものが増えていくのではなく、結合することで全く別の新しい酵母が生まれたりするのです。

私たちがやっている生物多様性への取り組みは今までのビオディナミや持続可能農業とひとくくりにはできない、職人的に地道な手作業でやっているものです。

ガヤ畑

次女ロッサーナにちなんで名付けられた畑「ロッシィ」のブドウで造るシャルドネ&ソーヴィニョンブランのブレンド
ガヤ
ロッシィ バス シャルドネ 2016
ロッシィ バス シャルドネ 2016


ロッシィバスは次女ロッサーナにちなんで名付けられた畑「ロッシィ」のシャルドネとソーヴィニョンブランのブレンドで造ります。シャルドネが95パーセント、ソーヴィニョンブランがパーセントです。ステンレスタンクで発酵後、オーク樽で約6ヶ月間熟成します。
試飲コメント:フレッシュなフルーツのアロマが心地よく、味わいは程よいボディのエレガントなスタイル。

娘ガヤと曾祖母にささげて造った白ワイン
ガヤ
ガヤ エ レイ シャルドネ 2015
ガヤ エ レイ シャルドネ 2015


ガヤエレイは私が生まれた年に初めて造ったワインです。それで名前がGAIA E REYと名付けています。よく間違えられるのですが、このガヤは私の名前なのでGAIAで、名字のGAJAではありません(笑)。このワインは長期熟成に相応しい白を造りたいという私たちの挑戦によって生まれました。ピエモンテの赤ワインのようにストラクチャーが重要なワインとして造っています。
試飲コメント:ミネラルと厚みのある果実味。時間とともにやわらかくふくらんでくる、しっかりとした骨格。余韻も長く素晴らしい。

ネッビオーロ、バルベーラ、メルロー、カベルネソーヴィニョンのブレンドで造るガヤのエントリーワイン
ガヤ
シト モレスコ 2015
シト モレスコ 2015


2015年のシトモレスコはネッビオーロ35%、バルベーラ25%、メルロー25%、カベルネソーヴィニョン15%です。このバルベーラですが、これまでは「DOCランゲネッビオーロ」としてリリースしていた単一畑ネッビオーロに使っていたものです。クリュバルバレスコとしてリリースすることになり結果的にバルベーラが残ります。それを使っています。いずれはバルベーラ100%のワインを造りたいと思っています。

シトモレスコとは40年ほど前に父が手に入れた土地で、その時の所有者のジョヴァニーニモレスコ氏の名前から付けています。この方はとてもフレンドリーでトランプゲームを1日中やっている、とても賭け事が好きな人なんです。この土地も賭けに負けたモレスコ氏から手に入れたんです(笑)。彼のように賭けが好きなのはピエモンテーゼの特性ですね。

試飲コメント:口に含むと4種類の品種をブレンドした、らしい味わいが楽しく、その後、見事にバランスが調和されていく。徐々に厚みを増して旨みが感じられる。飲み心地の良いエレガントなスタイル。

ガヤの歴史を象徴するワイン
ガヤ
バルバレスコ 2013
バルバレスコ 2013


ガヤの歴史を象徴するワインで、5世代にわたって造り続けています。初代は一部だけボトリングを行い、ほとんどはバルク売りをしていました。2代目からラベルにコンクール受賞のメダルをあしらったラベルにしました。そして代が変わるごとにすっきりとしたデザインへと変わり、もはやこれ以上削ぎ落とせないシンプルなデザインになったのが現在のラベルです。

2014年の話を少しさせていただきます。2014年は雨がずっと続いた年でしたが、9月からは晴天に恵まれて乾燥した気候が続き、晩熟のネッビオーロにとっては非常にベストな状態で収穫することができました。2014年はまさに記憶に残るヴィンテージです。春から夏というブドウが未熟な頃はとても大変でしたが、秋になり熟していくにつれて素晴らしいものになりました。スイカジュースのニュアンスが感じられるヴィンテージです。

試飲コメント:とてもきれいで柔らかなタンニンが印象的。もっと時間がかかるのかと思いきや、今飲んでも十分楽しめる。※2014年も試飲しましたが、こちらはさらに上品でガヤさんの言う「スイカジュース」のニュアンスがエレガントに広がりました。

単一畑名クリュ バルバレスコとして16年ぶりにリリースされた「ソリ サンロレンツォ」
ガヤ
ソリ サン ロレンツォ 2013
ソリ サン ロレンツォ 2013


ガヤでは1967年から単一畑のワインを造り始めました。それまでは14の畑のブドウをブレンドしてバルバレスコを造っていました。当時、このように複数の畑のブドウを混ぜるのが一般的で、単一畑だけでワインを造る人は誰もいませんでした。サンロレンツォは教会が所有していた畑でした。ここは砂が多く、水はけが良い土壌で、雨の多いヴィンテージが特に素晴らしい結果となります。また、川にも近いので湿気が多く、2017年のように乾燥した年にとって重要なポイントです。

次のヴィンテージとなる2014年のサンロレンツォは非常にいい出来になっています。サンロレンツォ自体、他の単一畑とは全く違う個性があり、優美さはないのですが、好き勝手しているというか、個性の強い畑です。

試飲コメント:まず素晴らしいのが香り。熟した果実やドライフラワー、スパイス、そして清涼感。力強く濃厚で迫力のあるボリューム感。寝かせるとどんな偉大な味わいに変化するのかを期待させる。

早くから楽しめるバローロ
ガヤ
ダグロミス バローロ 2013
ダグロミス バローロ 2013


このラベルはキジのデザインです。ガヤで造っているキジラベルのワインは早くから飲み頃になるワインとして造っているものです。
試飲コメント:若いヴィンテージながら非常にまとまりがよく、心地よく楽しめる。どちらかというと今はまだエレガントな印象。これからどう変化していくのかも面白い。

ボルゲリで造る白ワイン
カ マルカンダ ガヤ
ヴィスタマーレ 2016
ヴィスタマーレ 2016


ヴィスタマーレはヴェルメンティーノとヴィオニエのブレンドです。先ほどもお話ししましたが、次の2017年からはフィアーノもブレンドします。造っているエリアはボルゲリDOC以外になりますので、IGTになります。
試飲コメント:しっかりとした果実の厚みとエレガントなミネラルが調和。爽快さというよりは芳醇な印象。夏っぽいイメージながら、秋から冬にはゆっくり楽しみたい。

若いうちから楽しめるガヤのカジュアルスーパートスカン
カ マルカンダ ガヤ
プロミス 2015
プロミス 2015


2015年ヴィンテージからカマルカンダの赤ワインの中でこのプロミスだけにメルローを使うことになりました。温暖化の影響で納得のいくメルローができる土地が限られるようになったからです。
試飲コメント:イキイキとした酸と、2015年らしい厚みのある果実感のバランスがよく、スムーズに飲めるジューシーな味わい。

カベルネフラン主体に変更したマガーリ2015年
カ マルカンダ ガヤ
マガーリ 2015
マガーリ 2015


2015年ヴィンテージからはマガーリにはメルローは使用せず、カベルネフランを主体にカベルネソーヴィニョンとプティヴェルドをブレンドしています。

私はこのまま温暖化が続いたら大変だと考える、どちらかというと悲観主義者なのですが(笑)、父のアンジェロは「気候の変化はチャンスだ!」と考える人です。メルローを減らし、カベルネフランにシフトする、というのもその考えからです。

試飲コメント:濃厚な色合い、ハーブや果実などのフレッシュな香り。熟した果実のしっかりとした骨格。プロミスと同じ2015ヴィンテージながら、やはりマガーリはもう少し寝かせたほうが美味しくなりそう。

メルローを使った最後のヴィンテージとなったカマルカンダ2013
カ マルカンダ ガヤ
カマルカンダ 2013
カマルカンダ 2013


カマルカンダのフラッグシップでワイナリー名がワインの名前になっています。この2013年はメルローを使った最後のカマルカンダとなります。
試飲コメント:熟した果実味をしっかりと感じる、とてもバランスのとれた味わい。こなれたタンニンと心地よい酸味。やわらかい熟成感が秀逸。

上級キュヴェのブドウも全て使った2012ヴィンテージのブルネッロ
ピエヴェ サンタ レスティトゥータ ガヤ
ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2012
ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2012


2012年のブルネッロはスガリーレイもレイニーナも造っていません。なのでこのスタンダードキュヴェに上級キュヴェのサンジョヴェーゼが全て使われています。
試飲コメント:一口飲んでその美味しさがストレートに伝わってくる。サンジョヴェーゼの熟した果実感ときれいな酸がお互いを引き立てている。

ガヤがブルネッロの“バルバレスコ”と例えるレイニーナ
ピエヴェ サンタ レスティトゥータ ガヤ
ブルネッロ ディ モンタルチーノ レイニーナ 2011
ブルネッロ ディ モンタルチーノ レイニーナ 2011


レイニーナはとてもエレガントなスタイルのブルネッロなので、私たちの中では「モンタルチーノのバルバレスコ」と例えるようになりました。サンタレスティトゥータにある標高350メートルの南西向きの畑で造っています。
試飲コメント:ガヤさんの説明通り、実にエレガントなスタイルのブルネッロ。優美なアロマと飲み心地の良さが際立っている。

ガヤがブルネッロの“バローロ”と例える単一畑ブルネッロ「スガリーレイ」の超優良年2010ヴィンテージ
ピエヴェ サンタ レスティトゥータ ガヤ
ブルネッロ ディ モンタルチーノ スガリーレ 2010
ブルネッロ ディ モンタルチーノ スガリーレ 2010


レイニーナに対し、スガリーレイは「モンタルチーノのバローロ」です。単一畑のクリュブルネッロで、濃密で力強い味わいが特徴です。
試飲コメント:まず、がっしりと押し寄せてくる力強い果実味に圧倒。そして存在感のあるタンニンと濃密感。この先の熟成を期待させる素晴らしいヴィンテージであることを実感。
インタビューを終えて
アンジェロ ガヤ氏のお話はこれまでにも何度か聞かせていただき、いつもそのエネルギッシュな姿に圧倒されてきました。今回、娘さんのガヤさんのお話を聞いて、アンジェロ氏の口からは出てこないかも?というエピソードも垣間見え、ガヤの新たな面を知ることができました。

今、ガヤが力を入れている生物多様性については、これまでいろいろなワイナリーからも聞いてきましたが、さすがにガヤは徹底していると感じます。異分野の専門家を数多くコンサルタントとして招き、意見を仰ぎ、とりいれる。このような柔軟性があるからこそ、ガヤはイタリアワインの帝王であり続けるのだと実感しました。

現在、アンジェロ氏はワイナリーの運営の大部分を娘・息子世代に任せているそうです。アンジェロ氏の強いワイン哲学を継続し、発展させている若い力をガヤさんから感じました。そしてアンジェロ氏も休むことなく、今はシチリア・エトナでの新プロジェクトに没頭しているそう。ガヤから新しいエトナのワインがリリースされるのもそう遠くないことだと思います。

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