2006年5月29日 ガロフォリ プレスランチ

2006/05/29
突撃インタビュー
 
2006年5月29日 ジャンルーカ ガロフォリ氏とダリアガロフォリさん

元祖ヴェルデッキオ!伝統のガロフォリ

ジャンルーカ ガロフォリ氏とダリアガロフォリさんと記念写真
今回、西麻布にあるタニーチャさんにて、ガロフォリから5代目当主のジャンルーカさんとお母様のダリアガロフォリさんを迎えてのランチとなりました。
なんと!光栄にも、ジャンルーカさんの隣に座ることができましたぁ~~\(^o^)/

とっても、ポジティブな人柄のジャンルーカさんとたくさんお話しました。食事の合間合間にダリアさんが、「日本では失礼なことかもしれませんが、イタリア人はおしゃべりが大好きなので、許してくださいね」
と笑いながらダリアさんが前にでてきて、ワイナリーのこと、ワインのことなどお話くださいました。

伝統のワイナリーガロフォリ

ダリア女史「ガロフォリは1901年に創立された、伝統のワイナリーです。ここにいるジャンルーカは5代目にあたるんですよ。
私達は、スタンダード(中級)なワインから、上級のワインまで造っており、イタリア国内でも優れたレストランで扱われています。ヴェルディキオや、ロッソコーネロ、ロッソピチェーノやスプマンテなどを造っています。そして、私達の誇りでもある、エノロゴはジャンルーカのおじにあたるカルロガロフォリ。ヴェルディッキオにとても詳しく、その研究ではNO1といわれています。ヴェルディッキオによるシャンパン方式のスプマンテやパッシートも造っています。ヴェルディッキオはとってもエレガントな品種で、お刺身など和食にも良く合うんじゃないかしら。」

ダリア女史「私達はヴェルディッキオで有名で、ガンベロロッソで最高賞を何度も受賞していますが、受賞しているのは実は白ばかりではありません。赤でも取っているんですよ。」

ダリア女史「ポディウムについて話しましょう。ポディウムは樽を一切しようしない、ステンレスタンクを使用したワインですが、10年持ちます。こんなワインはイタリア中探してもこのワインだけでしょう。普通はこんな白はありません。やはりコレもヴェルディッキオのすばらしさを示すものなんです。

そして私達のヴェルディッキオの特徴として、そのミネラルの豊富さを上げることができます。飲んでみてください。どうでしょうか。畑は海にものすごく近い高台にあります。とても暑いところなので、根がどんどんと下にのびて、水を見つけた。
その地下水には、海の影響が出ているんですね。このミネラルの感じ覚えておいてくださいね。他のヴェルディッキオには変えられないおいしさです。」

ダリア女史「ヴェルディッキオの第一人者であるエノロゴカルロガロフォリがガロフォリにはいます。ヴェルディッキオの特徴の酸やミネラル感、ほのかな苦味、花の香りをストレートに表現していきたい。インターナショナルな品種は私達には必要ありません。」

料理の写真
インタビューを終えて
ジャンルーカさんとは去年できたという、マルケのムール貝のDOPの話などをして盛り上がりました。また、ガロフォリがあるイエージ地区と山間部のマテリカでできるヴェルディッキオの違いなどについても話すことができました。ジャンルーカさんはとてもポジティブで、何事も前向きにとらえる素直な人柄に、ガロフォリが今後ますます伸びるだろうことを確信しました。

それにしても、ヴェルディッキオがこんなにもエレガントで長熟なものだったとは。今回最も古くからヴェルディッキオを作って来た伝統の生産者のガロフォリの方たちと話ができて本当に有意義でした。

<<<イタリアに帰ったらジャンルーカさんから親切にメールがきて、マルケのDOCの地図を送ってくれました。 お母様のダリアさんが、話の合間合間に、「うちの最高にできのいい息子」というように、わが子ジャンルーカさんを褒めちぎっていたのもほほえましく、ほめて育てる。 イタリアの暖かい家族関係に心を打たれました。

ジャンルーカ ガロフォリ氏と会談
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