『ガンベロロッソ』2冠達成!ウンブリア自然派「ロッカフィオーレ」

突撃インタビュー
2016年11月17日 ロッカフィオーレ社 ルカ バッカレッリ氏

『ガンベロロッソ』2冠達成!ウンブリアで表現する純度の高い清らかな味わい「ロッカフィオーレ」

ロッカフィオーレ社ルカバッカレッリ氏と
1999年に創業したロッカフィーレ社は「イタリアの緑の心臓」と表現される自然が豊かなウンブリア州トーディ地区にワイナリーを構えています。設立当初からオーガニックの栽培にこだわり、持続可能な自然農法を取り入れ2005年にファーストヴィンテージをリリースしました。トーディ地区でしか根付かなかったグレケット ディ トーディ種の栽培、醸造に注力し、2016年には『ガンベロロッソ』で「イタリア最優秀エコワイナリー」&最高賞トレビッキエリのW受賞で2冠達成の快挙を成し遂げました。自然農法で今まさに世界中から注目を集める生産者です。ワイナリーの2代目で1984年産まれの才能豊かなCEOルカ バッカレッリ氏にお話を聞きました。

創業当初からオーガニックにこだわり、持続可能な自然農法を取り入れる

畑ロッカフィオーレはウンブリア州のペルージャの南、内陸部に位置するトーディにこの地区出身の父レオナルドが1999年に創業しました。当初は土地を購入しブドウを植樹していきました。中には樹齢の古い国際品種が植えられていた畑もありましたが植え替えを行いました。なぜなら設立当初からオーガニックにこだわり、持続可能な自然農法を取り入れいこうと思っていたからです。ファーストヴィンテージのワインがリリースしたのは2005年の事で私が21歳の時でした。ですから今年でやっと11回目の収穫を行った本当に若いワイナリーなんです。現在畑は12ヘクタールで品質まで確りと目の届く生産本数でワインを造っています。造るワインは白ワインが55%、赤ワインが45%の割合で造っています。

トーディ地区の土着品種グレケット ディ トーディ

グレケットディトーディトーディ地区でしか根付かなかったブドウ品種
ロッカフィオーレではこの地区でしか根付かなかったグレケット ディ トーディ種をメイン栽培しています。 トーディはG5と呼ばれるグレケットのクローンタイプでミネラル豊かな表現があります。通常のグレケットはG119と呼ばれるクローンで、果実のボリューム感が特徴で、この二つは全く性格が異なります。私たちは100%グレケット ディ トーディ種で本格的にワイン造りを行った初めての生産者です。

 

ライトでフレッシュなスタイルの飲み心地の良いワインを造る
私たちが目指したのはフルボディの濃厚なワインではなく、ライトでフレッシュなスタイルの飲み心地の良いワインを造る事でした。トーディ地区は標高350~380メートルに粘土質に石灰質、礫質が混ざる土壌でミネラルが非常に豊富な土壌であると言えます。1キロ先に行けば、テロワールが異なる複雑な地形でもあります。名前の「ロッカフィオーレ」造語で岩に咲く花を意味していて、この地の土壌の特徴を表わしています。

テルラーノのエノロゴ「アルトマン ドナ氏」を招聘

アルトマンドナ氏北イタリアの銘醸テルラーノ出身のエノロゴ「アルトマン ドナ氏」
エレガントでモダンなワイン造りを目指す私たちはアルト アディジェ出身のエノロゴ、アルトマン ドナ氏を招聘しました。ドナ氏は北イタリアのビアンキスタ(白ワインの名手)「テルラーノ」で1994~2002年までエノロゴを務めていました。ロッカフィオーレの目指すスタイル、最新整備で造るクリーンなワイン造り、テルラーノで培ったドナ氏の経験が融合し、このトーディの地で清らかで瑞々しく繊細な味わいのワインを造り出すことに実現しました。

 

カンティーナ高品質でリーズナブルな価格
私たちはスタイリッシュでスマート、エレガントなワイン造りを目指していますので使うブドウは、グレケット ディ トーディ、トレッビアーノ スポレッティーノ、サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノがメインです。そして私たちのワイン販売おいては財布に優しい事が重要です。ウンブリア州はトスカーナ、ピエモンテに比べ認知が遅れている州だと思います。しかしマーケットにワインを出す以上は、他州に負けない高品質でリーズナブルな価格で出したいと思っています。

『ガンベロロッソ』で2冠達成の快挙!

授賞式『ガンベロロッソ』で2冠達成した唯一のワイナリー
2009年にはEUが認めるオーガニック認証を取得、ファーストヴィンテージから11年後の2016年、『ガンベロロッソ』でフィルフィオーレ2014が最高賞トレビッキエリ、『イタリア最優秀エコワイナリー賞』(Premio per la Viticoltura Sostenibile)の2つの賞を唯一私たちが受賞しています。コストパフォーマンスの優れたワインに贈られる『ベーレベーネ』2017でロッソ メログラーノ 2014が選出されました。ワインの品質、自然農法、コストパフォーマンスにおいてイタリアにおいて最高峰の評価していただきました。

 

人と自然環境との調和
現在はブドウ畑の他にオーガニックファーム、ウェルネス施設、レストラン、宿泊施設を備えた全体で約90ヘクタールのカントリーサイドリゾートを併設しました。トーディを訪れる人に「伝統と革新、人と自然環境の調和」を感じてもらう事をモットーにロッカフィオーレの世界を表現しています。

グレケット ディ トーディ種の美しいミネラルとドライな旨みが楽しめる「フィオルダリーゾ」
ビアンコ フィオルダリーゾ2014
グレケット ディ トーディはこの地にしか根付かなかったグレケットのクローンG5タイプで、トーディ地区の土着品種とも呼ぶことが出来ます。この地は標高350~380メートルあり、粘土質が豊富で一部石灰質と礫質が混ざる土壌で、この地区独自のミネラルを豊富に擁するワインが産まれます。霧の多い土地ですが風通しが非常に良い場所にあるので霧による湿気の被害は少ないです。

 

試飲コメント:白い花の穏やかさ、グレープフルーツ、青リンゴの清々しさと凛とした美しいミネラルが綺麗に重なる、ピュアでみずみずしいフレッシュな香りが魅力的です。心地良く流れるような爽やかな果実感と豊かなミネラルが口中に残り、爽快感とドライな旨みが引き立つ雑味のないクリアーな味わいが感じられます。お寿司、魚介類を使ったフリット、野菜や鶏肉のグリル等、素材を活かした料理との相性が抜群です。

ビアンコ フィオルダリーゾ2014
濃密な果実感と豊かなミネラルが交錯するデリケートな味わい!ロッカフィオーレの代表白
フィオルフィオーレ2013
グレケット ディ トーディ100%で造られます。2007年からオーク樽を使っていますが、出来上がる味わいからは木のニュアンスは少なく、円やかで濃密な果実感と心地よい酸と豊かなミネラルが余韻まで確りと続きます。トーディ地区のテロワールを表現したワインです。私たちが目指しているスタイルがここにあります。

 

試飲コメント:カリン、白い花の華やかな香り、溢れんばかりのミネラルが溶け合っています。心地よい酸と美しいミネラルに支えられた濃密で滑らかなコクを伴う豊かな果実感は粗さやブレも無くとてもしなやかでデリケートな味わいです。野菜をふんだんに使ったパスタ、鶏肉や豚肉のローストとも好相性です。ロッカフィオーレではウサギの鞍下肉のローストとも合わせて楽しむそうです。

フィオルフィオーレ2013
エレガントでスタイリッシュ!ライトで心地よい飲み口と魅力的な豊かな風味
ロッソ メログラーノ2013
メログラーノは早くから飲める軽やかなタイプの赤ワインです。私たちの目指すエレガントでスタイリッシュな赤ワインにはサンジョヴェーゼ種とモンテプルチアーノ種を使用しています。マセラシオンも5~6時間と短くして「メログラーノ」の名前の由来となったザクロのようなライトな色調を表現しています。

 

試飲コメント:赤い小さなベリー、ハーブの溌剌とした香りに熟したプラム、ミネラルのニュアンスが綺麗に重なります。軽やかながら酸、果実味、柔らかなタンニンのバランスが見事で、心地よい飲み口と風味豊かな味わいが感じられます。生ハム、サラミ、ピッツァやパスタとの相性が良く、ライトボディの軽やかなタッチと心地よさが非常に魅力的です

ロッソ メログラーノ2013
優美でしなやかな果実感!サンジョヴェーゼ100%の
滑らかなスタイルが魅力
「イル ロッカフィオーレ」
イル ロッカフィオーレ2012
ウンブリアでクラシックなスタイルのサンジョヴェーゼを造りたいと思いイルフィオーレをリリースしました。トスカーナのブルネッロのように大樽で長期熟成をさせています。非常に滑らかでエレガントなスタイルが魅力です。

 

試飲コメント:プラムや赤スグリ、チェリーの優美な果実香にタバコや甘草、上品なスパイスのニュアンスが入り混じります。目の詰まった果実の力強さも魅せながら、決して暴れておらず、酸とタンニンのバランスが秀逸です。リーズナブルな価格でありながら、味わいは見事なレベルにあります。サラミを使ったアンティパスト、ローストした赤身肉やお肉料理全般と好相性です。

イル ロッカフィオーレ2012
インタビューを終えて
自然豊かなウンブリアで土着品種のグレケット ディ トーディ種に情熱をかけるロッカフィオーレのルカ氏。『ガンベロロッソ』で2冠達成する等、伝統と革新が息づく新進気鋭のワイナリーですが、生産本数を急激に増やさず、あくまでも自然との調和を尊重する謙虚な姿勢に感銘を受けました。ロッカフィオーレの赤白ワインに共通するのはみずみずしく純度の高いピュアな旨みと綺麗なミネラルが冴えわたる味わいです。繊細でデリケートなタッチは和食にもとても相性が良いと感じました。印象的だったのはインタビューの最後にルカ氏が話してくれた「人間の手と心がワインに違いを産む」というロッカフィオーレの愛情を込めたワイン造りの話でした。試飲したワインからも体に染み渡るような混じり気のない純粋な思いが表れているように感じました。
ロッカフィオーレ社ルカバッカレッリ氏とトスカニースタッフ
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