2007年7月3日スタッティ訪問

突撃インタビュー









2007年7月3日スタッティ訪問


▲広大な敷地に広がるブドウ畑とオリーブ畑。遠くに見えるのがスタッティです













カラブリア州のワイナリー、スタッティとの出会いは2007年4月のヴィーニタリ(イタリア最大のワイン見本市)でした。

ワインガイドで高い評価を受けながらもお値段は手頃、という事前情報を持ってヴィーニタリで試飲。白も赤も実に美味しく、これはお客様も大喜びするに違いないことを確信しました。

そして7月。実際にスタッティを訪問することに決めてイタリア入り。車で一路南へ南へと長いドライブの後、スタッティのあるカラブリア州ラメツィア・テルメという町に到着。その日は43度という暑い暑い日で車から降りると地面から上がる熱気で、むっとするようなそんな日でした。

スタッティのワインは、透き通るような洗練された感じと凝縮した果実の味わいがなんともたまらないおいしいワインで、カラブリアという、南の地でどんな風にワインを造っているのか。とても興味深いものがありました。

スタッティの営業担当のアントニオ・ディオニジオさんがワイナリーの事務所に向かい入れてくださり、見学スタート。

アントニオ「スタッティはアルベルトとアントニオのスタッティ兄弟が経営しているワイナリーです。醸造部門に3人、エノロゴにはニコラ・チェントンゼとヴィンチェンツォ・バンビーナという、特にシチリアで活躍している醸造家2人を迎えました。また、ワイン以外にオリーブオイルの生産、そして柑橘類やいちご、牛乳や肉も販売しているので、現場に働く人はたくさんいます。」

アッピ「スタッティの門からカンティーナのある事務所まで車で5分以上はかかったかと思うんですが、すごいオリーブ畑ですよね~。いったい何本の木があるんですか?」

アントニオ「3万本くらいしかありません」

アッピ「3万本しかですか(^^;すごいです~~」

アントニオ「まずカンティーナを案内しますね」

事務所から外に出ると、ものすごい熱気と日差しにくらくら。そして敷地内の少し離れたカンティーナの建物まで移動しているときもうだるような暑さにくらくらでした。

~カンティーナに入る~

アッピ「ほっ。すずしくなったぁ(^^)v」


アントニオ
「今日も暑いですが、先週はひどかった。48度もあったからね」

アッピ「48度??」

アントニオ「たまらなかったよ」




アントニオ「スタッティは最新設備を完備するカンティーナ
です。手摘みで収穫されたぶどうは25kgの入れ物にいれて畑から30分以内にここに到着。除梗して、絞って、タンクに入れて醸造します。タンクには温水と冷水のパイプが通り、完全に温度管理しています。赤ワインについてはモスト(果汁)を下から上に自動的にルモンタージュ(循環)するタンクを使っています」

アントニオ「スタッティは現在、赤、白、ロゼ、そしてフリッツァンテと13種類のワインを造っています。生産本数で約30万本になります。現在のところブドウ畑は55haです。それを将来的には2倍にする予定で、この新しいカンティーナもその増量に対応できるように設計されています」

アッピ「どんどん大きくなるんですね~」

アントニオ「マントニコ以外の白ワインは全てステンレスタンクのみで醸造されます。赤では上級ラインのカウーロとアルヴィーノがバリック熟成です。ではバリックのある熟成室へご案内します」

~地下に降りる~

地下の熟成室は実にひんやりとしていて熟成に最適な温度と湿度に設定されています。ゆったりとした空間には規則正しく樽が並び、実に美しい空間を作っていました。

外に出れば、炎天下の40度ということをすっかり忘れてしまいました。すでに夕方の6時頃だったのですがまだまだ日差しがきつく、南の太陽の威力を改めて確認。

その後、ワイナリーの眼下に広がるブドウ畑へと車で移動。ブドウの樹にはすでに大きな房が豊かに実っていました。

アントニオ「栽培しているブドウはカラブリアの土着品種のガリオッポやマリオッコ、グレコ・ネーロ、マントニコなど。カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなども造っています」

アントニオ「ここラメツィア・テルメは海から近い場所にあります。そして背後には山が続きます。この地形が日中の寒暖差を生み良いブドウを造ります。スタッティは90年代始めに、品質の高いブドウが出来る条件の良い畑をセレクトして現在に至っています」

南イタリアは、紀元前からワイン造りが行われていた地。ぶどうは、自然に本当によく育つ良い環境で、北でのぶどう作りを思うとその苦労は何なんだろうと思うほどです。
ですが、暑さゆえに、ワイン造りの品質管理的な部分で立ち遅れていたような部分がありますが、スタッティのこのカンティーナを見て、今後このワイナリーはもっともっと認められるようになるだろうと確信しました。

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