2013年11月12日 トライーニ社 来社

 
突撃インタビュー

2013年11月12日 トライーニ社 来社

トライー二さんとの記念撮影
成功を夢見てアメリカに渡り、北米No.1の運送会社を設立して大成功を収め、文字通りアメリカンドリームを実現させたトライーニ氏。彼はアメリカに渡るときから「いつか必ず故郷のトスカーナで美味しいワインを造る」という夢を抱き続け、約40年後に遂にその夢も実現させました。「ワインに妥協なし」と言うポリシーを貫くトライーニ。素晴らしいワインたちです。

「イタリアに戻って美味しいワインを造る」という夢をかなえた造り手

トライーニはトスカーナ出身のピエールルイジ トライーニが1998年に設立しました。ピエルルイジは今77歳ですが、19歳の時に故郷のトスカーナから成功を夢見てアメリカに渡り、カナダで運送会社を立ち上げました。今は北米No.1の運送会社として大成功を収めています。

ピエールルイジがアメリカに渡ったのは戦後の貧しい時代です。渡米する船の中で彼は4つの誓いを立てました。「二度と貧乏にならないこと」「二度とポレンタを食べないこと」「二度とまずいワインを飲まないこと」そして「いつかイタリアに戻って美味しいワインを造ること」。その最後の誓いを実現するために1990年代にイタリアに戻り、2年かけて畑を探しました。そして見つけたのがキャンティクラシコ地区のカステルヌォーヴォ ベラルデンガです。   ピエール ルイジ トライー二

かつてのキャンティのイメージを嫌い、あえてIGTでリリース

カステルヌォーヴォ ベラルデンガにある2つの区画の合計100haの土地を購入し、そのうち50haにブドウを植樹しました。ここは気候条件、土壌、日照条件ともにバランスのとれた素晴らしい土地で、そのうちの一つモンテベッロはすり鉢状の完璧な土地です。

カステルヌォーヴォ ベラルデンガ優れたキャンティクラシコの土地として知られていますが、ピエールルイジはキャンティに対する悪いイメージを嫌っていたのでキャンティクラシコは造らないと決めました。そのため、IGTとしてリリースすることにしました。もっとも、近年キャンティクラシコを取り巻く環境も変わり、また、トライーニの畑のサンジョヴェーゼの樹齢が増してきたので少量ですが、キャンティクラシコリゼルヴァを造り始めています。

 
ブドウ畑

妥協のないワイン造りとボルドーのグランヴァンに匹敵する品質

ピエールルイジは徹底的に品質にこだわりました。妥協のないワイン造りを徹底しています。そのためコンサルタントにはミシェルロランを選びました。良いワインは良いブドウからできると高密度の植樹、徹底した房の選別を行い、醸造設備から熟成庫にいたるまで完璧を目指しました。

もちろん、畑仕事にも重きを置いていて、畑で働く従業員たちがいかに健康に効率よく仕事ができるかを考えています。畑作業はもちろんすべて手作業なので腰や膝にきます。そこでブドウ樹の列と列の間を移動できる超小型のトラクターを開発しました。そのおかげで約30%も作業時間の短縮ができています。

 
小型トラクター   小型トラクターでの収穫
 
ここから試飲をしました
 

サンジョヴェーゼとメルローのブレンドで造るワイナリーのエントリーワイン

アル パッソ 2008 トライーニ
アルパッソはトライーニの中でもっとも標高の高い丘の頂上が「パッソ」と呼ばれていることに由来します。この丘からの眺めはとても素晴らしく、シエナの塔も見ることができます。サンジョヴェーゼは大樽で、メルローはバリックで熟成させています。若いうちから飲めますが、長期熟成できるポテンシャルもあります。

試飲コメント
イキイキとした酸と果実の甘み、まろやかさのバランスがとてもよく、飲み心地がいい。


アル パッソ トライーニ
 

カベルネとサンジョヴェーゼのブレンド。2つの畑の土壌の個性を生かしたブレンド。

ヴァルディサンティ 2009 トライーニ
トライーニは2つの畑がありますが、それぞれ土質が異なります。ガレストロ土壌のモンテベッロはサンジョヴェーゼとメルローを植樹し、粘度と砂質土壌のサンジョヴァンニにはカベルネソーヴィニョンとカベルネフランを植えています。ヴァルディサンティはそれぞれの土地の個性を生かしたぶどうのブレンドで造っています。

ちなみに、ラベルに描かれた聖杯と蛇は畑の近くにある小さな教会で見つかった絵をモチーフにしています。この絵の意味はよくわかっていないのですが(笑)。
それから、3つのワインに共通して入っている岩は畑を耕している時に見つかったガレストロの岩です。そこにこの土地にかつて住んでいたエトルリア人が使っていたアルファベットの「T」を掘り込みました。

試飲コメント
とてもエレガントでまろやか。アルパッソよりもより甘やかさが感じられる。


ヴァルディサンティ トライーニ
岩
 

単一区画のメルロー、カベルネ、プティヴェルドで造るフラッグシップ

ピッコネロ 2007 トライーニ
ピッコネロは一つの区画の名前で、黒ワインの頂点、と言う意味です。2008ヴィンテージはワインスペクテイターのブラインドテイスティングでマッセトよりも高い評価を受けました。ピッコネロがマッセトよりもいいワインとは言いません。でも、マッセトを選ぶ代わりにピッコネロを選んでも十分満足をしていただけると思っています。

試飲コメント
華やかさ、ボリューム感、やわらかで上品なタンニン。完璧なバランスの味わい。

ピッコネロ トライーニ
 

インタビューを終えて

トライー二との記念撮影

渡米する船の中での誓いの話とそれを実現させる意志の強さ。ピエールルイジ氏って本当にすごい人だなあと思います。大成功を収めてその先にあるのがトスカーナでのワイン造り、と言うことから、イタリア人にとってワインがとても重要な意味を持つと言うことも実感します。長年の苦労と熱い思いが込められたトライーニのワイン。ぜひ味わってください。

トライーニのワインはこちら⇒
突撃インタビューバックナンバーはこちら⇒
Both comments and pings are currently closed.