高品質ソアーヴェの造り手として尊敬される「ピエロパン」徹底したこだわりにせまる!

2015/12/02

高品質ソアーヴェの造り手として尊敬される「ピエロパン」徹底したこだわりにせまる!

ソアーヴェが誇る造り手「ピエロパン」4代目オーナー・アンドレア氏来日

トスカニースタッフのミサです(^^)
高品質ソアーヴェの造り手として尊敬される「ピエロパン」のワインセミナーに行ってきました!
ピエロパン畑ピエロパンは1890年に創業、以来数あるソアーヴェワインの造り手の中でも群を抜く品質として世界でも高い評価を得ている家族経営の生産者さんです。
現在4代目として活躍されるアンドレアさんが来日し、その美味しさの秘訣について、たくさん(予定時間をオーバーして!)語って下さいました。

物腰柔らかなアンドレアさん、目が合うと優しく微笑んで下さり穏やかな印象でしたが、ソアーヴェについて語り始めると、そのまなざしが一変して真剣そのものに。
現在では飽和状態ともなりつつあるソアーヴェ地区において、いかに優れた品質のワインを提供するか…ピエロパン創業時からの徹底した考えを伺いました。

ピエロパンが単一畑で造る自信のソアーヴェ「カルヴァリーノ」と「ラロッカ」を飲み比べ!

ピエロパン今回のセミナーでは、ピエロパンを代表する「ソアーヴェ クラシコ」の最新ヴィンテージ2014年をはじめ、単一畑で造る「ソアーヴェ クラシコ カルヴァリーノ」2013ヴィンテージ、「ソアーヴェ クラシコ ラ ロッカ」2013ヴィンテージ、さらに特別に「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」の2006年のバックヴィンテージを飲み比べ。

まず、ノーマルの「ソアーヴェ クラシコ」ですが、こちらはガルガーネガとトレッビアーノ ディ ソアーヴェをブレンドして造られています。たっぷり感じられるミネラル感に、しっかりとした果実感があり、酸味の中にも柔らかさが感じられバランスのとれた味わい…ですが、2014年ヴィンテージは記録に残るような悪天候で、ブドウの生育も大変だったとのこと。アンドレアさん曰く、「だからこそ生産者の違いが現れるんだ!」。本当にそういった悪条件を感じさせない、フレッシュで飲みやすい1本です。

続いて「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」の2つのクリュの違いを飲み比べてみました。
カルヴァリーノのワインを造り始めた1970年代当時、ソアーヴェ地区ではまだ「クリュ」という概念が存在していなかったそうです。そこで一から単一畑によるワインを手掛けたのがピエロパンだったということで、今でも彼らの誇りになっているとのことでした。
このカルヴァリーノという名前ですが、Calvario(カルヴァリオ)という、キリストが十字架に架けられた地が由来となっているそうです。というのも、イタリアでは苦しいことなどがあった際に「Calvario」とつぶやくそうで、急斜面で農家泣かせな土地から、そのそうな名前がついたとのことでした。
火山性由来で凝灰岩、玄武岩の多いカルヴァリーノの畑では、よりミネラル感ある塩気を感じ、口当たりはシャープでドライ、アプリコットや白桃を思わせるような爽やかな味わいに。

対して「ラ ロッカ」は石灰岩で粘土質の土壌。南向きに面した畑で、10月末頃のやや遅摘みされたガルガーネガ種ブドウ100%で造られています。より深い黄金色で、甘みのあるパイナップルやパパイヤなどのパッションフルーツを想像させる味わいに仕上がっていました。

時間を経ても変わらぬ驚きのポテンシャル!

「ヴィンテージが進むとさらにその個性の”違い”が現れてくるんです」とアンドレアさん。
正直、9年も前のヴィンテージでどうなのかな?と思っていた私ですが、飲んで納得。カルヴァリーノは、よりアロマチックで複雑味を増しながらも、まだまだフレッシュでシャープな口当たりで、時間を経ても変わらぬポテンシャルがありました。
また、ラ ロッカも、そのミネラル感に甘くふくよかなフルーティーさがさらにプラスされ、とても美味しかったです!

個人的には、よりフレッシュさと軽やかさが感じられる新ヴィンテージの方が好みではありましたが、寝かせれば寝かせるほど個性の違いを味わえる2つとのことなので、ぜひこの飲み比べ、お試しいただければと思います(^^)

ピエロパン_ラロッカ城

驚いたのは、この「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」、約1キロメートル程しか離れていない距離に位置しているそうで、見せていただいたカルヴァリーノの畑の写真からは、「ラ ロッカ」の畑名の由来となっているラ ロッカのお城が…!
こんなに近くで、土壌や製造の違いでここまで個性が表せるんだ、と改めて造り手さんの熱意に感動するのでした。

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