2026/07/10
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ラウラ ガッティ氏 Ms. Laura Gatti、マッテオ ガッティ氏 Mr. Matteo Gatti
フレッシュさとミネラルが美しく調和した超辛口&52カ月熟成「ブリュット ナチュール タル クアーレ」が新登場!フランチャコルタ最高峰の現在地を知る「フェルゲッティーナ」突撃インタビュー

お二人とともに全7アイテムを試飲しながら、25年間の長年の実験の結果新しく誕生した「ブリュット ナチュール タル クアーレ」について詳しくお話を伺いました。
前回のインタビューでは、フランチャコルタそのものについて、フェルゲッティーナの歴史とピラミッド型ボトル誕生の裏側などをお話いただきました。ぜひ併せてお楽しみください。
- フランチャコルタを知り尽くした職人一家
「フィネス」「エレガンス」「純粋さ」を追求するワイン造り - 「ブドウの徹底した厳選」と「100種に及ぶベースワインの巧みなブレンド」が生む味わいの一貫性
- 25年間の実験が導き出した「ドサージュを減らす」という現在地
- 「ありのまま」の魅力を表現する新商品
「ブリュット ナチュール タル クアーレ」
フランチャコルタを知り尽くした職人一家
「フィネス」「エレガンス」「純粋さ」を追求するワイン造り
フェルゲッティーナは、フランチャコルタの名門ベッラヴィスタの醸造長として長年活躍した職人として知られるロベルト ガッティ氏が1991年に設立したワイナリーです。
20年以上にわたるフランチャコルタのブドウ栽培と醸造技術を極めた創業者ロベルト氏は「フィネス」「エレガンス」「純粋さ」という3つの要素を追求し、規定を遥かに上回る長期瓶内熟成で上質なフランチャコルタを生産。ワイナリーの名声を高めてきました。
現在は、2代目ラウラ ガッティ氏、マッテオ ガッティ氏の姉弟お二人を中心に、ワイナリーの経営全般をラウラ氏、畑・醸造の責任者をマッテオ氏が担い、家族一丸となって発展を続けています。

「ブドウの徹底した厳選」と「100種に及ぶベースワインの巧みなブレンド」が生む味わいの一貫性
わずか4haの畑から始まったワイナリーは、現在ではフランチャコルタ内の11町村に200haの畑を所有し、フランチャコルタ最高峰の造り手としての評価を確立しています。この200haという面積は、フランチャコルタ全体のおよそ6~7%に及びます。
彼らのこだわりが最も光るのが、「ブドウの徹底した厳選」と「100種に及ぶベースワインの巧みなブレンド」です。
驚くべきことに、フェルゲッティーナでは所有する200haのうち、自社のワインとして仕込むのはわずか100ha分のブドウのみ。残りの半分は売却してしまいます。これは他に類を見ない驚異的な選別率です。

100カ所に散らばる畑から100種のベースワインを醸造
また100カ所に点在する畑では、それぞれ別々に収穫、醸造を行います。多種多様な特徴を持つ畑から生まれる100種のベースワインを、理想の個性やアイデンティティを表現するために巧みにブレンドしていくのです。決められたレシピがある訳ではなく、毎年ロベルト氏を中心に、家族と醸造家による投票形式でブレンド比率を決定しています。
「日々よりよいワインを造るために新たな畑の取得や醸造設備の投資などは進めていますが、根本的な考え方は何も変わっていません」と語るラウラ氏。品質への徹底したこだわりと、全域に点在する多種多様な畑こそが、フェルゲッティーナのワインに揺るぎない一貫性をもたらしています。

25年間の実験が導き出した「ドサージュを減らす」という現在地
現在の彼らのワインは、以前に比べてドサージュの量が意図的に少なく抑えられています。これは決して最近のトレンドに乗ったものではなく、密かに続けられてきた長期的な実験の成果でした。
設立35周年を迎えたフェルゲッティーナですが、実は25年ほど前から「通常通りドサージュしたもの」と「王冠のままドサージュせずに保管したもの」の2パターンをストックし、長年にわたって比較試飲を繰り返してきたそうです。
その結果、ドサージュを行わないワインもきれいに瓶内熟成が進んでおり、優れた複雑味を備えていることが分かってきました。加えて、近年の気候変動によりリッチなブドウができやすい環境下においても、「フィネス」「エレガンス」「純粋さ」の三拍子が揃った味わいを追求する上で、結果的にドサージュの量が減ってきています。

(画像:過去のヴィンテージが保管されるセラー)
「ありのまま」の魅力を表現する新商品
「ブリュット ナチュール タル クアーレ」
フェルゲッティーナには「パ・ドゼ リゼルヴァ 33」という最上級キュヴェがありますが、同じノンドサージュのスタイルで、皆さんにより楽しんでいただきやすい価格帯のワインを造りたいという想いから生まれたのがこの「タル クアーレ」です。

フェルゲッティーナの新しい一面を表現する限定フランチャコルタ
今回試飲した「タル クアーレ」の中身は2021年ヴィンテージですが、ヴィンテージを名乗る法定熟成期間(30ヶ月)より2カ月短いため、ノンヴィンテージとしてリリースされています。デゴルジュマン後にさらに2年間の瓶熟成を行うことで、加糖せずとも完璧なバランスに仕上がってから出荷されます。
スタンダードの「フランチャコルタ ブリュット」の24カ月に比べ、より長い熟成期間を経ているため、フレッシュでありながら力強いミネラルと果実味が凝縮した味わいが特徴です。
現在はイタリア国内とイギリス、日本だけで展開される、フェルゲッティーナの新しい一面を表現する限定フランチャコルタです。
爽やかな酸と繊細な果実味が調和するエントリー ブリュット |
フランチャコルタ ブリュット NV |
| 「ノンヴィンテージですが、私たちは毎年その年に収穫したブドウだけを100%使用して造るようにしています。ブレンドはシャルドネ85%、ピノ ネーロ15%。まさに今試飲しているものがそうですが、ブリュット表記ながらも数値を見たらエクストラブリュットに値する残糖値になることがあります。とてもフレッシュで飲みやすさがあり、若干の複雑味もあります。食事に合わせることもできますし、単体でも美味しくいただけます。」 |
| 試飲コメント:淡い麦わら色。白い果実や黄色のフレッシュな果実の香り。綺麗かつ凝縮した酸がやってきて爽やかに持続します。トーストのニュアンスも相まって心地よい余韻に満たされます。残糖5g/L。 |
サテンならではの繊細な泡と気品あふれる味わい |
フランチャコルタ サテン 2021 |
| 「シャルドネ100%で造るサテン(白ブドウ100%フランチャコルタ)です。ガス圧を低めにすることで、クリーミーでなめらかな口当たりに仕上がります。以前は9~10g/Lほど加糖が必要な年もありましたが、近年では約4g/Lまで抑えられるようになりました。」 |
| 試飲コメント:やや透明感のある麦わら色。蜜っぽさのある黄色い果実に、花やハーブの爽やかなニュアンスが加わる香りです。爽やかながら程よい果実感と蜜を感じる果実味が広がり、やや厚みのある酸が長く持続する心地よい余韻です。残糖3.7g/L。 |
新登場!「ありのまま」を味わう52カ月熟成の超辛口 |
フランチャコルタ ブリュット ナチュール タル クアーレ NV |
| 「イタリア国内とイギリス、日本だけで展開する限定の新フランチャコルタです。タル クアーレとは、そのまま、何も足さないという意味を持ち、その名の通り加糖を一切行いません(ドサージュゼロ)。今試飲しているものは2021年ヴィンテージのキュヴェを使用したもので、デゴルジュマン後も2年間瓶内で熟成させてからリリースしています。フレッシュさと複雑味を両立させながら、手の届きやすい価格帯で楽しんでいただけることを目指しました。」 |
| 試飲コメント:透明感のある輝く麦わら色。白い花と黄色い果実が溶け合うフルーティな香り。切れ味のある口当たりで、柑橘や白い果実、ミネラリーな風味に満たされます。キリッとした酸とミネラル、果実感が綺麗に溶け合った余韻が長く持続します。残糖1g/L。 |
長期熟成で造り上げる凝縮感あふれるシャルドネ100%キュヴェ |
ミッレディ フランチャコルタ ブリュット 2021 |
| 「パーフェクトな年だったと言える2021年のシャルドネのみで造るミッレディです。1000日間(イタリア語で「ミッレディ」)以上もの熟成期間を経て表現される深いコクときめ細かい泡立ちが特徴です。」 |
| 試飲コメント:輝く透明感のある麦わら色。凝縮感とフレッシュな黄色い果実のニュアンスを持つ香りです。柔らかい口当たりで厚みがあり、フレッシュな酸を伴う厚みのある余韻が持続します。残糖4g/L。 |
繊細な色合いと果実味を引き出したピノ ネロ100%ロゼ |
フランチャコルタ ロゼ ブリュット 2021 |
| 「フランチャコルタでは珍しいピノ ネロ100%だけで造っているロゼです。淡いサーモンピンクの色合いは、短時間のスキンコンタクトによるものです。初ヴィンテージは2001年で、その当時は白ワインを一部ブレンドしていましたが、2002年以降はピノ ネロ100%で造っています。」 |
| 試飲コメント:淡い透明感のあるサーモンピンク。ベリー系果実の香りがあり、味わいも同様にラズベリーやブルーベリーのジューシーな印象です。フレッシュな果実感が口の中に広がり、ミネラル感も感じられます。残糖3.1g/L。 |
複雑さと深み、きめ細やかを備えたエクストラ ブリュット |
フランチャコルタ エクストラ ブリュット 2017 |
| 「約6~7年の瓶内熟成を経て造られるエクストラ ブリュットです。従来のフランチャコルタ ミレジマートよりも倍の時間です。2017年は、フランチャコルタ全体で生産量が非常に少ない年です。セパージュはシャルドネ80%、ピノネーロ20%。複雑さと深み、きめ細やかな味わいを楽しんでいただける1本です。」 |
| 試飲コメント:やや黄金色に近い透明感のある麦わら色。やや熟した白い果実にハーブが加わる、華やかでアロマ豊かな香りです。香りと同じニュアンスの果実感とともに、爽やかに広がる酸が楽しめます。残糖2.5g/L。 |
7年間の酵母熟成で育む、深い旨みと洗練されたリゼルヴァ |
パ ドゼ リゼルヴァ 33 2017 |
| 「フェルゲッティーナの最上級品で、7年間という長い酵母熟成を経てリリースするパ ドゼ リゼルヴァ 33です。法律で定められている最低熟成期間は5年ですが、私たちは7年を採用しています。2017年はフランチャコルタ全体で生産量が少なく、その数年後にはノンヴィンテージの供給が一時的に少なくなったほどです。リゼルヴァ 33という名前は、サテンのシャルドネ、ミッレディのシャルドネ、エクストラブリュットのシャルドネを、それぞれ約33.333…%ずつブレンドしていることに由来しています。」 |
| 試飲コメント:やや黄金色に近い透明感のある麦わら色。凝縮感のある白い果実ハーブなどの香り。口に含むと香りで感じた用紙に蜜のニュアンスが加わり、バランスの良さを感じられる味わいです。残糖0g/L。 |
インタビューを終えて
なんといっても、25年も前からノン ドサージュのボトルを保管し、長きにわたって比較試飲をしてきたロベルト氏の先見の明には驚かされました。近年の気候変動下でも、そうした長年の経験の蓄積から、確信をもってドサージュの量を減らし、自分たちが理想とする味わいを実現する姿にフェルゲッティーナの真骨頂を見た気がします。
「タル クアーレ」はそうしたフェルゲッティーナのこだわりと、「ありのまま」の名前の通り、ブドウそのものの魅力が詰まった超辛口の1本です。記事でも触れた通り、ノンヴィンテージでのリリースですが、単一ヴィンテージのブドウを計52カ月(4年超!)熟成させて造る味わい深さがあります。このフェルゲッティーナの新しいフランチャコルタをぜひお楽しみください。











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