レストランでマリアージュ体験 ~プロセッコ、シャルドネ、アルネイス、バローロ、モンソルド、ネグロアマーロと楽しむ~

2023/05/18
突撃インタビュー
 
2023年4月18日 TRATTORIA CREATTA

6種類のイタリアワインとマリアージュ体験 by「TRATTORIA CREATTA」

2023年4月18日、東京丸の内にある「TRATTORIA CREATTA」さんにて、プリフィックスメニューと6種類のワインでマリアージュを体験をさせて頂きました。

プロセッコ、シャルドネ、アルネイス、バローロ、モンソルド、ネグロアマーロ。料理とワインの意外な組み合わせを発見

試したワインは次の6種類。「ラ ジャラ プロセッコ スプマンテ ブリュット」、「マッセリア リ ヴェリ コントラーデ シャルドネ プーリア 2021」、「チェレット アルネイス ブランジェ 2021」、「テロワール チェレット バローロ コンテ デル ウニタ 2018」、「チェレット モンソルド ランゲ ロッソ 2020」、「マッセリア リ ヴェリ マッセリア リ ヴェリ 2016」。

プリフィックスメニューは、前菜、パスタ、メイン、デザートから好きな料理を選ぶシステム。この日はこちらのメニューから各自が思い思いに自由に選ばせてもらいました。

前菜のホタルイカとホタテには爽やかな酸とミネラルを感じるチェレットのアルネイス

前菜とアルネイス
まずは前菜。私が選んだ「蛍烏賊と帆立のパッパ・アル・ポモドーロ」には、プロセッコ、シャルドネ、アルネイスの3種類を試してみました。どのワインも相性は良かったのですが、特に爽やかな酸とミネラルを感じるアルネイスが一番合うように思いました。

前菜に「イタリア産ブッラータチーズとトマトと苺のマリネ」を選んだ人は、「ラ ジャラ プロセッコ スプマンテ ブリュット」がベストだったとのこと。このブッラータはちょっと水切りしたタイプ。よりしっかりとしたコクがあったようです。イチゴの甘みがプロセッコの明るい果実感とマッチしたのだと思います。

前菜その他

※上からイタリア産ブッラータチーズとトマトと苺のマリネ、川俣軍鶏と白レバーのソプレッサータ、ホワイトアスパラガスのヴルーテ
 

雲丹の濃厚かつ上品な旨みを支える懐の広さをもつマッセリア リヴェリのシャルドネ

リゾットとシャルドネ
続いてプリモに選んだのが「ジャスミンライスと大麦の雲丹リゾット 香草のアクセント」。雲丹の旨みはしっかり感じながらもとても上品な一品。果たしてどのワインに合うかというと、「マッセリア リ ヴェリ コントラーデ シャルドネ プーリア 2021」がベストでした。こちらのシャルドネ、単体で飲むとフレッシュですっきりとした印象のワインでもっと軽めのお料理がいいのかと思っていましたが、意外にも雲丹のように濃厚な風味を持つお料理にも寄り添う懐の広さを持っていました。

プリモに「和牛肩ロースのボロネーゼ ブカティーニ」を選んだ人は、白よりも赤、ということで「テロワール チェレット バローロ コンテ デル ウニタ 2018」とのマリアージュを推していました。チェレットのこのバローロはタンニンも控えめで綺麗な酸と果実味が心地よいエレガントスタイル。牛のボロネーゼソースにも確かに合うと思います。

プリモその他

※上から桜海老と空豆の塩レモンのクリームソース オレキエッテ、蛍烏賊と筍のスパゲッティーニ、和牛肩ロースのボロネーゼ ブカティーニ

バルサミコソースがアクセントの牛のタリアータを引き立てるチェレットのモンソルドとバローロ

メインとバローロ
メインには「牛肩ロースのタリアータ 赤ワインとバルサミコのソース」を頂きました。このお料理はシンプルで素材の良さをそのまま味わえる一品。甘めのバルサミコソースがアクセントになっています。バローロとの相性も抜群でしたが、「チェレット モンソルド ランゲ ロッソ 2020」ともマッチ。モンソルドは時間が経つとともに甘やかさ出てきて、よりお肉を引き立ててくれると感じました。

最後に残った赤「マッセリア リ ヴェリ マッセリア リ ヴェリ 2016」はとにかく華やかで力強く複雑。ワインの味が強すぎて私が選んだメイン料理がちょっと負けてしまっていました。お肉の煮込み料理などどっしりとした料理と合わせるか、食後のひと時に飲む瞑想ワインとしてもいいかもしれません。

メインその他

※上から真蛸のアッフォガート ルチア風、オリヴィアポークの背肉のローストとメンチカツの2種類の調理法、鰆のロースト、黒毛和牛のロースト

レストラン「TRATTORIA CREATTA」さんのサービスも素晴らしく、ワインと料理をゆっくりと味わうことができました。1つの料理に様々なワインを飲み比べてみるといろいろな発見がありますし、他の方の感想も聞けて、感じ方の違いも参考になりました。とても貴重な体験をさせて頂きました。

デザート

※上から花山椒香るショコラのテリーヌ、トリュフとマスカルポーネのティラミス、トマトのジェラートと柑橘のカプレーゼ仕立て

しっかりとしたコクのあるタイプのブッラータチーズの前菜と相性抜群!「ラジャッラ」のプロセッコ
ラ ジャラ
プロセッコ スプマンテ ブリュット NV
プロセッコ スプマンテ ブリュット NV

試飲コメント:繊細な泡立ち、果実味溢れる生き生きとした繊細なブーケ。品種特有の青りんごを思わせる風味があり、程よい酸が心地よくクリーンな味わい。

雲丹の旨み受け止める懐の深さ!ジューシーでコクのあるプーリアのシャルドネ
マッセリア リ ヴェリ
コントラーデ シャルドネ プーリア 2021
コントラーデ シャルドネ プーリア 2021

試飲コメント:黄金寄りの麦わら色。熟した果実、ジューシーなリンゴ、蜜、少しの柑橘類を感じる香り。口当たりはソフト。リンゴをかじった時のようなフレッシュな酸味、ジューシーさがあります。ライムもあります。

海の幸と抜群の相性!爽やかな酸とミネラルが秀逸な「チェレット」のアルネイス
チェレット
アルネイス ブランジェ 2021
アルネイス ブランジェ 2021

試飲コメント:リンゴや桃に白い花のアロマ、土壌由来の塩っぽいニュアンス。豊かなミネラルと爽やかな酸、アロマとバランスの取れたフレッシュさが共存する心地よい味わいの辛口白ワインです。

ボロネーゼソースのパスタ、牛のタリアータを引き立てる「チェレット」のバローロ
テロワール チェレット
バローロ コンテ デル ウニタ 2018
バローロ コンテ デル ウニタ 2018


(※テロワール チェレットは、チェレットのネゴス部門。厳選した生産者から入手した買いブドウを使って特別に醸造しています。)
試飲コメント:チェリーやクランベリーの果実、甘いスパイス香。トリュフやリコリスの香りやタバコなどエレガントな熟成に由来する香り。シャープな酸、口中でも香りと同様な果実とスパイスにスミレなどの花の風味が感じられます。

牛肉とバルサミコソースの甘みにも寄り添う!ピエモンテで国際品種ブレンドで造るチェレットのモダンスタイル赤「モンソルド」
チェレット
モンソルド ランゲ ロッソ 2020
モンソルド ランゲ ロッソ 2020

試飲コメント:天草やフルーツ由来の甘い香りがあり、ハーブ、紫果実、奥のほうに胡椒やコーヒーを感じます。黒系果実と少しの紫果実、そしてスパイシーさが際立つ風味。タンニンを含めて、まろやかな味わいが口中を優しく包み込み、凝縮果実やスパイシーを感じる余韻が程よく続きます。

圧倒的な存在感と華やかさ!瞑想のワインとしてもおすすめ!重厚感あふれる上級ネグロアマーロ「マッセリア リ ヴェリ」
マッセリア リ ヴェリ
マッセリア リ ヴェリ 2016
マッセリア リ ヴェリ 2016

試飲コメント:遠くからでも伝わってくる力強さと華やかさを兼ね備えた香り。ドライフラワー、ドライフルーツのような濃密感があります。香りと同じ統一感のある味わいです。様々な色の果実が絡み合う力強く複雑、エレガントな風味。バターのようなオイリーさも感じます。数分間持続する非常に長い余韻も魅力的です。
インタビューを終えて
★TRATTORIA CREATTA(トラットリア クレアッタ)
当日の気分で好きな料理を選べるのが特徴のレストランで、プリフィックスディナー&ランチを楽しめます。

前菜、パスタ、メイン、デザートのそれぞれ複数のメニューの中から好きな料理を自由に選ぶことができます。
前菜だけ、メインだけ、デザートだけ、でもOK!

東京都千代田区丸の内1-1-3
日本生命 丸の内ガーデンタワー 1F
TEL 03-3284-0020

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