『ジェームズサックリング』96点 過去最高のイルブルー!洗練された緊張感みなぎる味わい「ブランカイア」

2018/10/19

ブランカイアブランカイアと言えば、スタイリッシュなラベルデザインが印象的ですが、味わいも高い評価を受け続けています。スイスから移住してきたウィドマー夫妻によって1981年に創業した比較的歴史の浅いワイナリーですが、現在は彼らの娘バーバラがカルロ・フェッリーニのアドバイスを仰ぎつつ、自ら醸造に携わっています。華やかに洗練されたスタイリッシュな味わいはトスカーナ好きならば押させておきたいとっておきのワインと言えるでしょう!

 

 

 

バーバラ女性のバーバラさんが醸造を手掛けるようになり、女性らしさが味わいに出る

ブランカイアのエノロゴはキャンティクラシコの第一人者のカルロフェッリーニですが、1998年からはバーバラさんが全面的に醸造に参加。それによって女性らしさが味わいに出てくるようになりました。ストレートな力強さの中に上品さとしなやかさが加わり、優しさが表現されています。

 

 

イル ビアンコ 2016 ブランカイア

イル ビアンコ ブランカイア」2016年

心地よいクリーンな味わいのキレのあるトスカーナ白

「トスカーナでいい白を造れ」というジェームスサックリングの言葉を受け、納得のいく白ワイン造りに挑戦したブランカイア。トスカーナの白ワインはどうしてもぼってりとした、酸がぼやけた感じになりがち。そうではなく、キレの良い酸のある白を造りたい。以前に植樹していたソーヴィニョン、ゲヴルツトラミネル、セミヨンにヴィオニエ、ミュスカデを植え、試行錯誤を重ねて2008ヴィンテージを初リリース。フレッシュで柑橘系のニュアンスが心地よいクリーンな味わい。ミネラルもしっかりと感じられ、狙い通りのキレのある酸が味を引き締めています。

 

 

トレ 2015 ブランカイア

トレ ブランカイア」2015年

3つの個性を融合させたバランス抜群の美味しさ

「トレ」とはイタリア語で「3」の意味。所有する3つの畑(カステッリーナ イン キャンティ、ラッダ イン キャンティ、マレンマ)の3か所の畑から、サンジョヴェーゼ、カベルネソーヴィニョン、メルローの3品種を使って造られています。ワインスペクテイターで年間トップ100、さらに2011ヴィンテージがデカンター誌で95点を獲得するなど高い評価を受けるブランカイアのエントリーワイン「トレ」。キャンティクラシコとマレンマのブドウの両方を使い、それぞれの個性を融合させたバランス抜群の美味しさで世界中で愛されているワインです。

 

 

イル ブルー 2013 ブランカイア

イル ブルー」2013年

『ジェームズサックリング』96点
過去最高のイルブルー!洗練された緊張感みなぎる味わい

ブランカイアのキャンティクラシコ地区の2つの畑、カステッリーナ イン キャンティとラッダ イン キャンティの最も良いブドウだけを使って造るトップキュヴェ、イルブルー。最高品質を造るために畑仕事から栽培に至るまで徹底した仕事をつづけ、結果できあがった中から厳選。ブランカイアが突き詰めたワインがイルブルーです。サンジョヴェーゼとメルロー、カベルネソーヴィニョン。1988の初ヴィンテージ以来、そのセパージュはほとんど変わっていません。約18ヶ月間バリックで熟成後、12ヶ月間ボトリング。濃密で複雑な香りがとても力強くて上品。濃厚な果実味とともに酸とミネラル、そしてタンニンが見事にとけこんだ素晴らしいバランス。堂々としながらもエレガントさを失わない、存在感あふれる美味しさです。

「イル ブルー過去最高の1本に挙げられる」
『ジェームズサックリング』96点(2013ヴィンテージ)
「洗練されたシルキーな質感のタンニンを備えた堅固なワインだ。ミディアムボディで新鮮味がありハリのある緊張感みなぎる味わいだ。熟した赤い果実にビターチョコレート、杉の風味が素晴らしく溶け合っている。メルロー、サンジョヴェーゼ、カベルネソーヴィニヨンの印象的なブレンドだ。イル ブルー過去最高の1本に挙げられる既に楽しめる味わいだが、2021年以降に飲むのが賢明だ」

 

国際品種を使い華やかに洗練されたスタイリッシュな味わいはブランカイアの真骨頂と言えます。特にイルブルーはリピートが多く、ここぞというときに飲んでみたいワインの一つに挙げる方も多いと思います。この機会に是非お試し下さい☆☆☆