ブドウ栽培者の頂点に輝いたカラブリアの雄!超コスパ生産者「リブランディ」

2019/04/25
突撃インタビュー
 
2019年4月17日 リブランディ社 パオロ リブランディ氏

ブドウ栽培者の頂点に輝いたカラブリアの雄!
高品質&お値打ちで抜群の安定感を誇るトップ生産者「リブランディ」

リブランディ社 パオロ リブランディ氏と
リブランディ社のあるカラブリア州「チロ」は、素晴らしい粘土質の土壌と昼夜の寒暖差をもたらすイオニア海とシーラ山地の間という地形に恵まれ、「エノトリア テルス」(ワインの大地)と称えられたほどブドウ栽培に最適な土地です。1953年に創業したリブランディ社は「ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えたい」と土着品種ガリオッポを中心に地に根付いたブドウによるワインの魅力を伝え続けています。1988年にはカラブリア州で初めて『ガンベロロッソ』最高賞を獲得、2013年にはバローロボーイズの雄「エリオ アルターレ」、カリスマ「エドアルド ヴァレンティーニ」、白ワインの歴史を変えた「ヨスコ グラヴナー」がかつて選出された『ガンベロロッソ』最優秀ブドウ栽培者賞を受賞し、「カラブリアと言えばリブランディ」という揺るぎない地位を築き、さらなる躍進への弾みとなっています。リブランディ社のパオロリブランディ氏にお話を聞きました。

リブランディを世界に広める「第3世代」パオロ氏

パオロリブランディ氏パオロリブランディ氏
アソシエイト・オーナー兼セールスマネージャー
1977年レッジョ ディ カラブリア生まれ。
ミラノ大学哲学専攻科卒業後、ワイン市場のマネージメントと醸造学修士課程を修了。

北米地域(アメリカ、カナダ)、アジア(日本、韓国、台湾)、ヨーロッパ(スイス、
オーストリア、フランス、オランダ、ベルギーをはじめとする西ヨーロッパ諸国)を担当。
1年のうち約4ヵ月は、兄弟のラファエレや父ニコデモと同じく海外でプロモーション活動を行い、その他の時期は、ニコデモ氏の指導のもと、ブドウ畑、ワイン醸造に従事。

1953年創業。6ヘクタールの畑「ドゥーカサンフェリーチェ」からスタート

畑大

1953年創業。6ヘクタールの畑「ドゥーカサンフェリーチェ」からスタート
リブランディ社は祖父のアントニオ( 兄) とニコデモ(弟)がターラント湾南側の岬、イオニア海に面した小さな街チロマリーナで1953 年に創業しました。私で3世代目になります。ワイナリーの歴史的には約70年といったところでしょうか。

ワイナリーとしては元々祖父が所有していた6ヘクタールの畑「ドゥーカサンフェリーチェ」を父と伯父が引き継いだ事から始まります。現在DOCチロエリアは4つの畑、IGTのヴァルディネート、メリッサに2つの畑を所有し、所有する畑は230ヘクタールまで広がっていて、250万本の生産量があります。

地図全カラブリアワインの約80%の生産量を誇るDOCチロ
ワイナリーを構えるチロマリーナという場所は、イオニア海沿岸部に面している街です。このエリアを代表するDOCチロは全カラブリアワインの約80%の生産量を誇っています。海から約3~5キロ圏内にある海に近いエリアです。

海と山に囲まれたワイン造りの歴史が古い土地
チロでは2つの季節風が吹きます。アフリカから吹く夏の季節風「シロッコ」、そしてワイン造りにとても良い影響を与えてくれる北から吹く冷たく乾燥した冬の季節風「トラモンターナ」です。チロマリーナのエリアでは、条件に適した「グレーコビアンコ」「ガリオッポ」という品種栽培に向いています。

カラブリアは東をイオニア海、西をティレニア海に挟まれた南北に細長い形をした海に囲まれた州になります。海に面した海岸線は約800キロにも及びます。海も綺麗でとても素敵な場所ですが、チロマリーナから内陸部に向かって車で1時間も走ると標高2500メートル級の山々があり、南イタリアでありながら冬にはスキーも出来る程の山岳地帯が連なっています。

沿岸部の気候は地中海性気候でイオニア海側は乾燥しており、ティレニア海側は温暖です。一方、内陸部は大陸性気候でアペニン山脈の最南端を構成するアスプロモンテ山塊を中心とした山岳地帯とシーラ山地が広がります。冷涼で昼夜の温度差が激しいのが特徴です。重要なギリシャ植民地であったことで知られ、当時から「エノトリア(ワインの大地)」と呼ばれたほど、ワイン造りの歴史が古い土地でもあります。

 

カラブリアの宝は「多様な文化と風土」にあり

カラブリアの風景カラブリアの宝とは、「多様性」にあり
歴史的にも様々な文化が交差した土地で古代ローマ、ギリシャからスペイン、フランスまで。カラブリアの宝とは何か?と聞かれたら、その答えは「多様性」だと思います。海もあり山もあり、地理的にも素晴らしさをもたらしてくれています。それがカラブリアの豊かな食文化に繋がっています。海に面した州なので魚介がメインだと思われる方が多いですが、豚肉もよく食べます。野菜、ポルチーニ茸もカラブリア名産品です。それを保存する技術もカラブリアならではと言えます。有名なものは唐辛子(ペペロンチーノ)ですね。サラミやンドゥイヤ等、唐辛子を使って食材を保存しています。私達は野菜が一番おいしい旬の時に収穫をして保存し、それを一年通して食べていきます。カラブリアに来て気候、地形、食材等、色々な新しい発見が見つけて頂ければと思います。

インタビューQ.カラブリア全土で辛い物が良く食べられているのですか?

海側のエリア、山側のエリアで多少の違いがありますが、カラブリア全土で辛い物が食べられていますね。例えば私はランチでバジリコとトマトのパスタを食べる時には唐辛子を足します。カラブリアでは健康的にも唐辛子を摂取する事は良いとされていますから。そして生魚は歴史的には食べてこなかったのですが、ここ150年位で生魚を食べるようになりました。そもそも古代カラブリア人は海沿いに住んでいなくて、その多くが山側に暮らしていました。沿岸部は沼地が多く、病気が発生しやすかった事、外部からの攻撃、侵略を受けやすい理由から、海岸部ではなく山間部で暮らす事が多かったからです。

大学との共同研究で200種ものカラブリア土着品種から希少品種を再発掘

カラブリアに土着品種と呼ばれるブドウが200種も存在
カラブリアも持つ「多様性」はブドウ品種にも反映されます。1993年にリブランディ社が大学との共同研究を開始して分かった事はカラブリアに土着品種と呼ばれるブドウが200種も存在し、今も研究対象として栽培しています。

Q.カラブリアだけで200種類も土着品種があるのですか?

はい、あります。私達が「ブドウの庭」と呼ぶ場所で200種類のブドウを実験的に栽培しています。200種のブドウを74グループまでには系統的に分けられます。例えば「マリオッコ」種の中でも更に分ける事が出来ます。つまりバイオタイプというものです。200種の約85%は黒ブドウ品種、残りが白ブドウ品種です。「様々なブドウをブレンドする事でより良いワインが出来る」とブドウ品種をブレンドする事が流行っていた時代もありました。現在においてワインは「楽しむ」モノでありますが、その昔は食べ物のように「摂取する」対象としての存在でした。「どの畑でブドウがより多く育つのか」「どのブドウが病害に強いのか」等、より安定的にブドウを生産する事が優先されていました。

マリオッコ「忘れ去られていたカラブリア品種」マリオッコの再発掘
大学との共同研究で分かった事があります。私達の造る「マーゴメゴーニョ」に使われているマリオッコという品種は、一時忘れ去られていたブドウ品種でした。収量が少なく晩熟型という特徴があり、雨が降ったら良いものにはならない等、栽培に非常に手がかかる品種だったので、カラブリアではガリオッポ種の栽培が多くなり、マリオッコを栽培する生産者が激減してしまった歴史があります。私達の研究によって、「忘れ去られていたカラブリアの品種」が再発掘された事。それが重要な事ですね。もしそれがワイン造りに向かなかったとしても、そのブドウ自体を未来に残していく必要があるのではないかと私達は考えているからです。

リブランディNo.1の人気を誇る「クリトーネ」、歴史的畑「ドゥーカサンフェリーチェ」

クリトーネリブランディNo.1の人気を誇る「クリトーネ」
私達のワインの中で唯一国際品種をブレンドしたワインです。1980年代に造られたワインです。1970年代のチロのワインと言えば、生産者協同組合によるワイン造りが一般的で、一か所に集められたブドウでワインを大量に造る事が主流でした。クオリティのワインと言うよりは、量を求めたワインが多い時代でした。私の父が「このままではいけない」という危機感から「レストランやエノテカで楽しんでもらえるような質の高いチロワイン」造りに情熱を注いでいく訳です。

質の高いワイン造りの必要性を感じた父は土着品種の研究も進めていましたが、まだ求めるクオリティでは無かったので、国際品種のブドウにチャレンジして質の高いワインを造っていく事を決めました。クリトーネはシャルドネ90%、ソーヴィニョンブラン10%のブレンドです、当時カラブリアでは国際品種ブレンドでワインを造る生産者がいなかったので、リリース当時は話題性もあって、直ぐに売り切れてしまいました。クリトーネとグラヴェッロが人気を博したおかげで畑を買い足したり、設備投資をする事が出来ました。

『ワインスペクテーター』TOP100に選出
クリトーネを1980年代に発売してから30年経っていますが、現在でもクリトーネがリブランディ社で販売本数45万本とNo.1の売り上げを誇るワインです。2017ヴィンテージで過去最高の売り上げとなり、『ワインスペクテーター』誌でもTOP100に選ばれました。シャルドネからは口いっぱいに広がるふくよかさ、ソーヴィニョンブランからは余韻に残るアロマが特徴です。リッチな味わいのワインですが一切樽は使っていません。

ドゥーカサンフェリーチェガリオッポ100%でカラブリア伝統的ワイン造りを表現「ドゥーカ サンフェリーチェ」
ドゥーカ サンフェリーチェとは元々祖父が所有していた6ヘクタールの小さな畑の名前であり、現在は周囲の畑を買い足して、13ヘクタールの畑になっています。そこにはアルベレッロ仕立てのガリオッポが植えられています。ドゥーカサンフェリーチェの畑の樹齢50年のガリオッポ50%、残り50%はDOCチロエリアの42名の栽培農家から40~80年のガリオッポを購入しブレンドしてボトリングしています。購入したブドウは弊社のアグロノモによる栽培指導、管理下におかれた環境にあるので高い品質は保たれています。

ガリオッポガリオッポ100%!カラブリアの伝統的なワイン造り
一番質の高いガリオッポのみを厳選しています。約10日間のマセラシオン、セメントタンクで3年間熟成後、リリースします。ドゥーカサンフェリーチェは樽熟成していません。そもそもカラブリアの伝統的なワイン造りにはバリック樽は使わず、セメントタンクを使います。このワインからはキリッとした酸、豊かなタンニンがあり、熟成に耐えうるしっかりとした構成となっています。脂身のあるようなお肉料理や、カラブリアの伝統的豚肉料理と相性の良いワインです。

土着品種グレコビアンコで造る白い花、ミネラル、上品な酸味のエレガントな白
チロ ビアンコ 2018
チロ ビアンコ 2018


グレーコビアンコ100%のワインです。「グレーコ」と名の付くブドウが他州にもありますが、全く関係はありません。グレーコビアンコは南イタリアに育つ白ブドウに比べて異なった特徴があります。栽培時にストレスを受ける事を好むブドウで、砂質や小石が混ざるような痩せた土壌で良い結果を産む特徴があります。フレッシュでありながら、薄すぎない厚みのある味わいがあります。海風の影響を受けた爽やかな塩味のニュアンスが感じられます。
試飲コメント:輝く麦わら色。グレコ本来のはっきりとした果実のアロマ、フローラルな心地よい花の香りが豊かな感じれる。飲むと辛口のしっかりとした酸とミネラルを持つ優れた骨格で、芳醇な味わいときれいな酸味、苦味のバランスがとれています。魚介類や野菜の前菜、卵料理、魚のグリルやスープと。

濃密な香りと抜群の飲み心地!リブランディのこだわりが産む超コスパ白「クリトーネ」
クリトーネ カラブリア ビアンコ 2017
クリトーネ カラブリア ビアンコ 2017


私達のワインの中で唯一国際品種をブレンドしたワインです。1980年代に造られたワインで、それまでのカラブリアワインはクオリティのワインと言うよりは、量を求めたワインが多い時代でした。私の父が「このままではいけない」という危機感から産まれたワインです。
試飲コメント:凝縮感があり、輝きのある麦わら色。トロピカルフルーツ、セージのはっきりとした香りに、花とグリーンのニュアンスが感じられる。アーモンドの旨みと爽やかさのある凝縮したフルーティな味わいが広がるワイン。魚介類や野菜の前菜やプリモピアット、香り高いセコンドピアットと。

地元カラブリアで一番人気
土着品種「ガリオッポ」100%で造るフレッシュで飲み応え抜群のロゼ
チロ ロザート 2018
チロ ロザート 2018


リブランディ社のワインの中で、地元で一番好まれているワインがロザートです。ロゼはカラブリアに住む人にとって食事の一部として毎日飲める飲みやすさがあるからでしょうね。カラブリアでは7、8度に良く冷やして飲む事が多いです。野菜でもお肉でもお魚料理でも楽しめます。若い方にも是非おススメしたいワインで、フルーツ感がありタンニンも滑らかで飲みやすさが特徴です。
試飲コメント:(試飲は2017ヴィンテージ)ストロベリーの香りなど繊細なアロマが楽しめる、若飲みタイプのロゼワイン。カラブリア州内だけでなく全世界で愛されているフレッシュでフルーティなワイン。サラミ類、魚のグリル、煮込み、牛や鶏のローストなど幅広く料理と楽しめます。

イタリアで最も権威あるガンベロロッソ誌が『ベーレベーネ』で州第1位!ガリオッポ100%で造るフレッシュな果実味が抜群に美味しい赤
アシリア メリッサ ロッソ 2014
アシリア メリッサ ロッソ 2014


チロロッソの南に位置するDOCメリッサ地区のワインです。2002年は天候の悪い条件も重なりメリッサ地区からワインを造る生産者がいないという事態が置きました。1年そのエリアでワインを造らないとメリッサDOCを今後名乗れなくなってしまうからです。存続の危機に陥ったDOCメリッサからリブランディ社にオファーがありました。“アシリア”とは古代の街の名前で、ラテン語のasylium(助け、ホスピタリティ)に由来しています。
試飲コメント:ストロベリーなどの赤い果実の香りからそのまま味わいへと続きます。リッチな果実味が口の中いっぱいに広がり、程よい酸と調和してまさにフレッシュフルーティ。力強さもありますがバランスがよく、飲み心地抜群。肩ひじ張らずに楽しめる、親しみやすいガリオッポです。

「リブランディ」が土着品種ガリオッポで造る超コストパフォーマンス赤
チロ ロッソ クラシコ 2017
チロ ロッソ クラシコ 2017


チロロッソは私達の理想的なデイリー赤ワインです。素晴らしい酸とボディがしっかりと感じられます。2017年はアルコール13.5%もありますが、それほど強く感じないと思います。ラグーソースのパスタ、ラザニア、ピッツァ等お料理にも合わせやすいワインです。ガリオッポの特徴であるマラスカチェリーやドライフラワーのスミレの香りが感じられますね
試飲コメント:チロロッソの魅力はその飲み心地の良さにあります。ガリオッポがもたらすリッチな果実のニュアンスとスパイシーなアロマ。そしてまろやかさな飲み心地のバランスの良い飲み飽きない美味しさへと続きます。カラブリア名物のペペロンチーノを使った料理を始め、ピリ辛風味の料理、トマトソース料理との相性も抜群です。

古樹のガリオッポで造る芳醇でエレガントなリゼルヴァ!濃密感としなやかさが調和した包み込まれる美味しさ
ドゥーカ サンフェリーチェ チロ ロッソ リゼルヴァ 2015
ドゥーカ サンフェリーチェ チロ ロッソ リゼルヴァ 2015


ドゥーカサンフェリーチェの畑の樹齢50年のガリオッポ50%、残り50%はDOCチロエリアの42名の栽培農家から40~80年のガリオッポを購入しブレンドしてボトリングしています。購入したブドウは弊社のアグロノモによる栽培指導、管理下におかれた環境にあるので高い品質は保たれています。
試飲コメント:独特の淡い色合い、フレッシュ感あふれた果実味のある香りにはスパイシーなニュアンスとミネラル感もあり、複雑味にあふれています。濃密さと、程よいタンニンがとけこんだしなやかさが見事に調和した、包み込まれるようなエレガントな美味しさが続きます。ラグーパスタ、ラザニア等ひき肉を使った料理と好相性です。

ガリオッポとカベルネソーヴィニョンのブレンド
華やかなアロマと凝縮感あふれるカラブリア最高峰赤
グラヴェッロ カラブリア ロッソ 2015
グラヴェッロ カラブリア ロッソ 2015


リブランディ社の歴史を変えてくれたきっかけとなったワインです。ガリオッポ60%、カベルネソーヴィニヨン40%ブレンドされているワインです。初ヴィンテージが1988年で、その次のヴィンテージ1989年がカラブリア州では初めて『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリを受賞、『ワインスペクテーター』『ワインアドヴォケイト』でも90点を獲得しました。これによって、「カラブリア州に素晴らしいワインがある」という認知が広がり、カラブリアのワインを世界に発信するきっかけとなったワインでもあります。
試飲コメント:土着品種ガリオッポと国際品種カベルネソーヴィニョンのブレンド。12ヶ月間バリックで熟成して造られます。美しいルビー色の外観、熟した果実やスパイス、ハーブのニュアンスのある強く華やかな香りにまず圧倒されます。ガリオッポのエレガントさとカベルネの力強さが見事に調和した凝縮感あふれる味わいでいつまでも記憶に残る美味しさ。常に進化を続けていることを感じさせるリブランディの素晴らしさを実感する偉大な赤。ぜひお楽しみください。
インタビューを終えて
良心的な価格で、どのヴィンテージも安心して楽しめる抜群の安定感を誇るリブランディ社のワイン。試飲したどのワインからもカラブリア州で初めて『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリを獲得したワイナリーらしい、「カラブリアワインの知名度を高め、その偉大さを広く世界に知らしめたい」という思いがしっかりと感じられました。

カラブリアに残る200種類もの土着品種を研究、栽培し再発掘した古代品種「マリオッコ」をはじめ、希少な品種を絶やさぬように大切に栽培を続けている取り組みからはカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を後世に伝えんとするリブランディ社の素晴らしい郷土愛を感じずにはいられませんでした。

試飲では『ワインスペクテーター』世界TOP100ワインにも選出され、リブランディ社で最も売り上げを誇る超コスパ白「クリトーネ」。濃密な香りと口いっぱいに広がるフレッシュな果実感で豊かな味わいながら癖になりそうな抜群の飲み心地。価格帯を大きく超える完成度の高さがあり、デイリーで楽しめるリブランディのこだわりが産む超コスパ白ワインです。カラブリア州では初めて『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリを受賞したガリオッポ種とカベルネソーヴィニヨン種のブレンド、歴史的スーパーカラブリア「グラヴェッロ」はガリオッポのエレガントさとカベルネの力強さが見事に調和した凝縮感あふれる味わい。伝統的を敬いながらも常に進化を続けていることを感じさせるリブランディの素晴らしさを実感する偉大な赤。

「カラブリアと言えばリブランディ」と言わしめる程、州を代表する偉大なワイナリーでありながら、お食事と幅広く楽しめるお値打ちなラインナップは非常に魅力的です。デイリーで常備しておきたい超コスパワインです。是非お試しください。

リブランディ社 パオロ リブランディ氏とトスカニースタッフ
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