2026/09/01
/
ニキータ テーガ氏 Mr. Nikita Tega
品質重視のエクストラヴァージンオリーブオイルのパイオニア!高樹齢のオリーブをヒーロー的農業と呼ばれる急斜面の山岳エリアで栽培!収穫時期の最初の1週間で得た果実をスピーディーに搾油して造る圧倒的品質を誇るノヴェッロオイルの造り手「ルイジ テーガ」

- ヒーロー的農業と呼ばれる過酷な場所に1946年創業!
品質重視のオリーブオイルのパイオニア - 収穫の最初の1週間に得られる若い果実「オリーブ ヴェルデ」だけで造るノヴェッロオイル
- オリーブオイルは収穫から搾油までのスピードが命!果汁の美味しさを守る緻密な工程にもこだわりがある
ヒーロー的農業と呼ばれる過酷な場所に1946年創業!
品質重視のオリーブオイルのパイオニア

ルイジ テーガがあるウンブリア州ペルージャ県のヴェッシャ ディ フォリアーノは、約500年前の歴史ある建物が残る古くからオリーブオイルが造られてきた村です。ルイジ テーガの搾油所の住所「ヴィア デイ フラントイ(直訳で搾油所通り)」が物語るように、ここには多くのオリーブオイル生産者がいましたが、現在もここでオイル生産を続けているのはルイジ テーガ1社のみとなっています。
「ヒーロー的農業」と呼ばれる急斜面での栽培

自社畑は15ヘクタールあります。畑は農業機械が入らないほどの急斜面に位置しており、日々の作業には大変な手間と困難が伴います。こうした過酷な土地で行われる手作業中心の栽培は、現地で敬意を込めて「ヒーロー的農業(Agricoltura Eroica)」と呼ばれています。畑は平均樹齢70~80年、中には1800年代から生き残る貴重な古木も大切に育てられています。
「単一品種オイル」をいち早く取り入れたパイオニア
一般的にオリーブオイルは、収穫した様々な品種のオリーブを混ぜて搾るのが一般的です。しかし、ルイジ テーガは「ワインのようにオリーブの品種ごとの個性を表現したい」と考え、1997年にいち早く単一品種オイル「リリース(モライオーロ品種)」の生産を開始しました。

収穫の最初の1週間に得られる若い果実「オリーブ ヴェルデ」だけで造るノヴェッロオイル

ルイジ テーガのノヴェッロオイルは、その年の収穫期の「最初の1週間」に収穫した、まだ十分に熟していない青い果実「オリーブ ヴェルデ」のみを使用していて、ノンフィルターで瓶詰めしています。
年間生産量のわずか3~10%という限定品
ノヴェッロオイルは年間の全生産量のうちわずか3~10%ほどになります。若い果実ならではの若草のようなみずみずしい香りと、心地よいほろ苦さやスパイシーな風味が凝縮されています。年によってキャラクターが大きく変わるということはないのですが、父ルイジが求める味を実現するように造っています。また、品種の比率もその年によって変わります。

ノヴェッロオイルの味わいを支える3つのオリーブ品種
ノヴェッロオイルは、ウンブリア州を代表する3つの品種から造られます。
・レッチーノ:3品種の中で最も早く収穫を迎え、マイルドでフルーティーな味わいをもたらします。
・フラントイオ:やや遅めに収穫され、華やかな香りとバランスの良い風味を与えます。
・モライオーロ:小粒で栽培や収穫のタイミングが非常に難しい繊細な品種ですが、しっかりとした骨格と上質なアーモンドのような風味、力強いポリフェノール(抗酸化成分)をもたらします。

オリーブオイルは収穫から搾油までのスピードが命!果汁の美味しさを守る緻密な工程にもこだわりがある

オリーブオイルの品質を大きく左右するのは、「健全な果実の選別」と「収穫から搾油までのスピード」です。例えば、虫食いされた果実や、収穫して長時間経過したもの、カビなどがあるものは欠陥になります。もちろん、そういう欠陥がなくても、平坦な味わいのものは高品質オイルとは言えません。
ルイジ テーガでは、畑と搾油所が近いという強みを活かし、スピーディーな処理を徹底しています。例えば、朝10時に摘み取ったオリーブをその日の午後3時には搾油完了させるということもあります。

エクストラヴァージンオリーブオイルの製造工程は簡単に言うと、収穫したオリーブの実を搾油所に運び、葉を取り除き、洗浄し、粉砕。その後、練り込んで生地状にしたものを遠心分離器にかけ、最後にろ過してオリーブオイルを抽出します。ルイジ テーガでは、搾油の各工程においても、繊細な風味を損なわないための緻密な工夫が重ねられています。
ナイフ切断方式による粉砕
収穫した実をきれいに洗浄した後、一般的なハンマー式ではなく「ナイフで切るタイプ」の粉砕機を使用します。オリーブの種を完全にすり潰さず、刃で切ってペースト状にすることで、種由来のエグみや雑味がオイルに混ざるのを防いでいます。機械の刃が傷みやすくメンテナンスコストがかかりますが、品質を最優先するためのこだわりです。
18~22度以下の「コールド抽出」と短時間での練り込み
ペースト状にしたオリーブを練り込む工程(グラモラトゥーラ)では、摩擦熱による香りの揮発を防ぐため、18~22度以下の低温を保つ「コールド抽出(低温圧搾)」を徹底しています。回転速度をゆっくりに抑え、処理時間も5~25分という短時間に留めることで、搾れる量は少なくなりますが、繊細な香り成分を完璧に閉じ込めます。

極めて高い鮮度を示す低酸度(0.25~0.32%)
こうした丁寧な工程を経て抽出されたオイルは、劣化や酸化の少なさを示す「酸度」の数値が非常に低いのが特徴です。国際的なエクストラヴァージンオリーブオイルの基準値(酸度0.8%以下)を大幅に下回る「0.25~0.32%」という極めて優秀な数値(鮮度の高さ)を維持しています。

収穫期の「最初の1週間」に収穫した、青い果実(オリーブ ヴェルデ)だけで造るノヴェッロオイル |
ノヴェッロ エキストラヴァージン オイル オリオ デル カルディナーレ 2026 (ノンフィルター) |
| ルイジ テーガのノヴェッロオイルは、その年の収穫期の「最初の1週間」に収穫した、まだ十分に熟していない青い果実「オリーブ ヴェルデ」のみを使用していて、ノンフィルターで瓶詰めしています。
ノヴェッロオイルの生産量は全体のわずか3~10%ほどになります。若い果実ならではの若草のようなみずみずしい香りと、心地よいほろ苦さやスパイシーな風味が凝縮されています。 |
インタビューを終えて
「今年(2026年)のノヴェッロオイルの出来はどうですか?」という私達の質問に対して、「私達のオリーブオイルは、クオリティが必ず良い、というのが前提です。」と即答で返ってきて、自分たちのオイルの品質への絶対的な自信をうかがうことができました。そのうえで、「2026年もいい状態で育っていますよ」ということなので、本当に楽しみです。
ノヴェッロオイルならではのフレッシュな香り、若いオリーブ特有の爽快な風味は、この時期だけの贈り物。トーストしたパンやスープの仕上げ、グリルしたお肉料理にかけるだけで、料理の味を一段と引き立ててくれます。一年に一度、この時期にしか味わえない特別な「オリーブの果汁」を、ぜひお楽しみください。





Posted in
Tags: