2018年6月28日 ヴィーノ デッラ パーチェ 内藤和雄ソムリエ
イタリアワインの魅力満載!内藤ソムリエによる「季節感」を楽しむワインと食事のマリアージュ! |
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トスカニーでも安定した人気を誇る「ドゥーカ ディ サラパルータ」、「フォンタナフレッダ」、「フォンタナ カンディダ」、「メリーニ」、「タウリーノ」、「リヴェラ」、「サン ミケーレ アッピアーノ」等ハイスタンダードな個性を備える魅力的なワインを日本における「イタリアワインの巨匠」である西麻布『ヴィーノ デッラ パーチェ』の内藤和雄ソムリエにそれぞれワインの持つ素晴らしい魅力、ソムリエならではの視点による味わい、イタリア料理のみならずご家庭でも実践できる食事とのマリアージュについてたっぷりお話を伺いました!
また『ワイン王国』105号特集「すごい!イタリア全73DOCG103本」で内藤ソムリエが全イタリアDOCGの中から、ベスト10に選んだトスカニー直輸入ワイン「ジェルサイア」と「ラフィルマ」の2本について、その唯一無二の素晴らしい魅力と食事とのマリアージュについてじっくりと語って頂きました。 |
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日本におけるイタリアワインの第一人者 |
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日本におけるイタリアワインの第一人者
内藤和雄ソムリエ 西麻布の『ヴィーノ デッラ パーチェ』ディレクター兼シェフソムリエ。日本におけるイタリアワインの第一人者。1987年より定期的にイタリア各州を訪問し、イタリア全州のワインと料理、風土を学ぶ。第3回イタリアワインソムリエ技能コンテスト優秀ソムリエ。第1回ポメリーソムリエスカラシップ ファイナリスト。第1回JET CUPイタリアワインベストソムリエコンクール優勝。ワイン関連の出版物にも多数登場、ワインスクール講師を務める等、ソムリエの視点でイタリアワインの魅力を伝える「巨匠」的存在。 |
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ワインを飲む「季節感」を楽しめるイタリアワインの魅力 1本目:スプマンテ ブリュット NV ドゥーカ ディ サラパルータ
「夏は圧倒的に南のスプマンテが飲みたくなりますね」 「海を想起するシチュエーションで仲間も呼んで」 「うっすらと暗くなっていくタオルミーナの夕暮れに合う」 「海と太陽と風が似合うワイン」 私は朝のシャワーの後にも飲みたいですね。生野菜とモッツァレラチーズとオリーブオイル等で。このワインは若い方々に飲んでもらいたいですね。夏のガーデンパーティーのウェルカムドリンクにも良いですね。適度な塩味があってモッツァレラやハム類と合います。「海と太陽と風が似合うワイン」。出かけるお供にとても楽しいワインです。 Q.お店のワインのテイスティングはいつされているのですか? 午前中が多いですね。時間がそこしかありませんから。午後はセミナー参加や試飲会に行っています。夕方からはお店の営業があります。午前中にテイスティングしたものがグラスワインにもなります。常にワインのコンディションをみたいと思っているので今日のテーマに合わせたワインを抜栓しテイスティングします。 Q.この辺の価格帯だとプロセッコもありますが? プロセッコはとは真逆の南イタリアで開放的でエキゾチック。プロセッコより違う意味で開放的な部分がありながら完成度も高い。シチリアに行くと、このタイプの泡が置いてあるレストランが多いです。開放的な海の空気感で魚介類を楽しむ。つまり「(シチリアのワインは)そういう事なんだな」と。 「フォンタナフレッダはどのキュヴェも進化している」 進化しているワインの一つです。ガヴィは最初にミネラルの香りが来るのが特徴です。よく比較されるアルネイスは花や果実の香りがあります。(ガヴィは)香りの中に塩っぽいニュアンスが感じられます。 4年前位にフォンタナフレッダに行きまして、殆ど全てのラインナップを試飲しましたが、どのキュヴェも本当に進化しています。ベーシックとなるバローロが明らかに良かったです。私のお店でもベーシックのバローロはすすめています。良く「昔飲んだからもういいよ」という方もいらっしゃいますが、新しいヴィンテージを飲んで印象が変わる方も多いですね。 「由緒ある生産者は自分たちが変わっていかなければならないという事をキチンとやっていますね」 「フォンタナフレッダのガヴィとは当てられない程の実力」 最初に塩味が来るのですが、次に果実のふくよかさがやってきます。「果実に塩が纏う」ガヴィの特徴があります。雑味の無い味わいですね。良いブドウの果汁だけを使っていると思われます。温度が上がるとよりふくよかさが増し、ロマンティックな味わいになってきましたね。 「コルテーゼは実に偉大なブドウ品種」 Q.このエリアはガヴィしか造っていない生産者が多いですか? そうですね。マルケ州のヴェルディッキオと同じで、コアな生産者が多いです。世界的に見ても支持者が多いワインだと思います。日本は1980年代まで白ワインが売れていました。その頃にガヴィも流行っていたのですが、1990年代から赤ワインブームが来て、ガヴィの輸入量が減ってしまった時期がありました。 最近では土着品種ブームと赤ワインブームが比較的落ち着いてきた事もあり、ガヴィがまた復活をしてきました。ピエモンテと言うとついバローロ、バルバレスコのランゲに目が行きがちですが、ガヴィは本当に魅力的な小さな生産者が多いです。特にロヴェレート地区のガヴィは高品質です。 「日本の夏にピッタリ」 「魚介、甲殻類はガヴィと合いますね」 和食だとカニしんじょう、タラバガニの足をちょっと焼いてオリーブオイルで。この組み合わせは美味しくて寝れなくなってしまいますね(笑)。甲殻類はガヴィと合いますね。ホタテも、トリ貝も合いますね。潮汁のようなしっかりとした塩味の効いたものも良いですね。 |
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「汎用性が高く色々なシチュエーションで楽しめる」 |
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これぞ「ザ フラスカーティ!」という味わい 3本目:サンタ テレサ フラスカーティ スペリオーレ セッコ 2016 フォンタナ カンディダ だいぶフレッシュな印象ですね。洋梨や青リンゴの香りはマルヴァジア種の個性ですね。香りは穏やかですね。香りの重心が真ん中より下にあるので、柔らかい印象で香りが立ちます。フラスカーティは人なつっこさ、柔らかさがありますね。単一畑「サンタテレーザ」で他のフラスカーティよりも充実した内容です。 これぞ「ザ フラスカーティ!」という味わいですね。1980年代の終わりにフラスカーティに住んでいた事があって。毎日フラスカーティまみれでしたね(笑)。近くにフラスカーティの造り酒屋があって、空瓶を持っていくと80円で一杯に満たしてくれました。ボトルを持っていないと150円。とてもリーズナブルでした。昼3時になると近くのレストランでポルケッタ(皮つきの豚のロースト)が出来上がるので、そこに行ってフラスカーティで楽しむ。幸せな時を過ごしていましたね。 「カルボナーラとも合いますね」 「人なつっこくてフレッシュで屈託がない」 フラスカーティは人なつっこくてフレッシュで屈託がない。だからしつこい味付けの料理にも合う。人の心を捉えやすいワインだと思います。日本人とって飲みやすい白ワインとは?考えた時、ミネラルの厳格さがおとなしい方が軟水文化の日本人には受け入れやすいワインだと思います。普段から硬水を飲み慣れているような方はワインにも慣れていらっしゃるでしょう。 癖になる憎めないチャーミングで魅力的なワイン エビ風味のソフトスナック等でもいいと思います。和食だとクタクタに煮た山菜、青魚にも合いますね。例えばサバやアジの押しずし。酸味と甘味のニュアンスがあります。なめろうにも良いですね。日本ソバなら二八そば、そばつゆとも相性が良いですね。華やかな感じもあるので、カニ酢で食べるタラバガニも良いですね。この甘やかさは中華料理のピータン、きくらげでも合いますね。飲むと癖になる憎めないチャーミングで魅力的なワインです。 Q.ラツィオ州に新たにローマDOCが出来ましたが? 5年位前の『ガンベロロッソ』や『エスプレッソ』では、ラツィオのページを読むと、ことごとくフラスカーティを批判している記事が書いてありました。つまり「世界中から観光客が集まるローマで苦も無く供されるフラスカーティは何の努力もしていない。一切の努力もせず今日まで来た」と叩かれていました。そして新たにローマDOCが出来た。今は戦々恐々の状態となっています。逆を言えば、フラスカーティは昔からのスタイルを失っていない。「古き良きフラスカーティ」が今もしっかりとあるという事です。 物語、テロワール、気候、人間性、思い出が詰まったイタリアワインの魅力 まるでモンタルチーノのワインを想起させるような複雑な香り 色の熟度が高く暑かった年が色調から見て取れます。例年のセルヴァネッラに比べると濃い色調です。セルヴァネッラの特徴として赤みが先にくるのですが、2012ヴィンテージは紫が強いですね。温かい地方の香りに感じる地中海の潅木、タバコ、ブラックオリーブがあります。 例年のセルヴァネッラであれば、トップノーズは静かで、こちらから香りを迎えに行かないといけないのですが、このワインに関しては最初から開いています。ラッダ イン キャンティはいわばキャンティクラシコの奥座敷的存在で、標高の高く風が吹き抜ける所で造っているワインにも関わらず、2012ヴィンテージのセルヴァネッラに関してはまるでモンタルチーノのワインを想起させるような温暖な気候のサンジョヴェーゼの香りがあります。 2012年は香りは複雑ですね。赤い果実の香りというよりは、クワの実やブラックチェリーを潰したような香りがあります。なめし皮や土っぽいミネラル、タールやカカオもあります。普段では少し判りにくいセルヴァネッラの味わいが「半身」出ているような状態で、普段セルヴァネッラの味わいが解らない方には良いヴィンテージだと思います。 「セルヴァネッラ史上最も印象に残るヴィンテージ」 酸の持続性が長く、いつもより前衛的で「セルヴァネッラ史上最も印象に残るヴィンテージ」と言っても過言ではないでしょうか。標高の高いラッダの陰影もあれば、地中海の陽気なニュアンスもあってまるでブルネッロのようです。サンジョヴェーゼの厳格さも感じます。「一本で2回美味しいワイン」ですね。ワイン通の方にブラインド試飲すると驚くでしょうね。キャンティなのか?ブルネッロなのか?と。 包容力を持った「キャンティクラシコのグランクリュ」 Q.内藤さんのお店では通常のセルヴァネッラは抜栓してどのくらいの時間を置いてサービスしていますか? 私のお店では例年のセルヴァネッラだと大体半日は置いていますね。固いのが好きな人もいるので、そういう人には開けたてを出しますけど(笑)。2012年は思い出になるヴィンテージですね。何回飲んでもブルネッロっぽい。地中海的雰囲気と厳格な酸、ミネラルのトーンが入っています。2012年は抜栓最初からパフォーマンスが高いです。複雑で非常に質が高い香りなので、赤ワインを飲みこなしている方にも納得して頂けると思います。特にブルネッロを好きな方には。 焼いた赤身肉、藁で炙ったカツオのタタキ、北京ダックと セルヴネッラは内容が充実していますが、安価過ぎてその価値を解りにくくしているワインとも言えますね。このワインが4000~5000円だったら「やっぱりセルヴァネッラって凄いね」となるのでしょうが(笑)。 |
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「こういったワインは無くなって欲しくないですね」 |
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「タウリーノは私のお店のベストセラーワイン」 5本目:サリーチェ サレンティーノ ロッソ リゼルヴァ 2009 タウリーノ
まず、香りから感動しますね。このブドウ品種が好きか嫌いかとういよりは、(イタリアワインの歴史が)ここからやってきたことに素晴らしさを感じます。タウリーノは私のお店のベストセラーワインです。コントラストのある色合いですね。赤みがかっていて、美しい色調です。ゼラニウムを思わせるボタニカル(植物的な)のトーンがありますね。石灰を思わせるテロワールの香り、要素の全てが甘く溶け合っています。「流石プーリア」という印象です。 カンパーニャのようなボタニカルのニュアンスとミネラルのニュアンスがぶつかり合うような印象はなく、テロワールと第三アロマが綺麗に溶け合っています。それが一体となって甘やかな香りが感じられます。 ルイジヴェロネッリが伝記まで残す偉大な生産者「タウリーノ」 「こういったワインがはくなって欲しくないですね」 「タウリーノを飲めば、どれだけ気分が晴れることか」 (お店のお客様は)タウリーノを飲めば、皆さん恍惚の状態になりますね。プーリアではオレキエッテのパスタにチーマディラーパ(アブラナ科。菜の花の一種)を使って。アクが強いような野菜をクタクタに煮るのも良いですね。プーリアは粉の保存性を高める為に白い小麦粉をオーブンに入れて焼く事があります。焼いた瞬間はうっすらベージュ色になります。それでパスタを打つと色が黒くなります。パスタは香ばしさと塩味が出て、噛むと塩味があります。(パスタを)茄子で和えてあろうが、トマトで和えてあろうが、このワインととても合います。 「南イタリアは野菜の文化なので、まず野菜と合わせて欲しい」 プーリア州自体が経済的にもイタリアで下部の方ですから、田舎のトラットリアに行くとエアコンが無い所が多いんですね。そういう所は大体テーブルにケッパーの酢漬けとオリーブの酢漬けが置いてあるんですね。常温でも日持ちするからでしょうね。その酢漬けとタウリーノのような赤ワインが不思議と合うんです。そこには「プーリアの空気感」みたいなものがあって、それで十分に楽しめるんですよ。間違って欲しくないのは、「こういうワインだから肉にしよう」と思って欲しくない事ですね。 「北プーリアと南プーリアの個性は全く別物」
「プーリアワインが田舎っぽい」という印象を覆してくれる酸の持続性 「本来あるべきカステル デル モンテの一つの形」 馬のお肉にぺコリーノチーズとイタリアンパセリを軸ごと入れてトマトスープの中に入れて炊く「ブラッショラ」というプーリア料理と合いますね。この酸味は馬肉と合いますね。さっと焼いたジンギスカンでもいいですね。酸とミネラルとタンニンは厳格で魚よりは肉料理(牛ではない)ですね。トマトソースとの相性が良いので、羊のラグーとトマトソース、豚とトマトのシチューでも相性良いですね。シチューに生っぽい玉ねぎを入れるのがポイントです。大胆なマリアージュでは酢豚ですね。豚の脂っぽさに合わせるのも面白いと思います。チンジャオロースとも良いですね。和食よりは中華の方が相性が良いでしょう。 酸が豊富にあるので、熟成も期待できますね。酸が豊富でいつもよりも冷涼なヴィンテージだと思います。 細部まで華々しい甘やかでミネラリーな香り
「アルトアディジェのテロワールが感じられる」 「これで遊べる人は大人の幸せ」 |
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「ここまでラボーゾを昇華させる造り手はいませんね」 |
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ここからはワイン王国105号特集「すごい!イタリア全73DOCG103本」で内藤ソムリエがベスト10に選んだトスカニー直輸入ワイン「ジェルサイア」と「ラフィルマ」の2本についてコメントを頂きました。
「ラボーゾの代名詞と言えるワイン」 ラボーゾの代名詞と言えるワインですね。ポリフェノールの多い色調です。黒みがかったダークチェリーの色調です。テンションが高くスパイシーで、ポリフェノールから来るボタニカルな香り、ダークチェリーの果実をまだ若い状態で潰した香りがあります。すぐに植物的なニュアンス、テロワールの石灰の香りがあります。 バランスがとれていて、とても滑らかでシルキー いつも「酸が足りない」と呼ばれているエリアですから。酸が豊富で元気なので、確実に酢豚を注文したいですね(笑)タレを付けて食べる家庭の焼肉にピッタリですね。豚の角煮でも良いし、ホイコーロー、ウズラの照り焼きをバルサミコ酢で。ラグーソースにトマトが入ったものでトマトの酸味とワインの酸味を合わせたいです。北京ダックと合わせると恍惚な気分になれますね(笑)。時間が経つと酸が柔らかくなり、更に良くなっていきますね。 「ワイン王国で「ジェルサイア」を高く評価させていただきました」 あらゆる個性を残したままワインとして昇華させている「ジェルサイア」には非常に意味があると思います。ここまでラボーゾを昇華させる造り手はいませんね。そうした事からワイン王国105号の特集の中でも「ジェルサイア」を高く評価させていただきました。普段濃密なワインばかりをお飲みの方に「酸とはこういうものです」と知ってもらうのにとても良いワインだと思います。 ワイン王国特集で試飲「モダンなアリアニコの新たな模索の一つ」 熟度があって、ヴルトゥレの中でも標高が高くないエリアですね。ヨード感がありますね。ワイン王国の特集では2013ヴィンテージを試飲、「モダンなアリアニコの新たな模索の一つ」とコメントしました。 エキゾチックで華やかな香り、どっしりとした味わい 「果実とミネラルとテロワールの調和があり、他には無い個性」 羊をトマトで煮込んだものとか、すね肉の持つゼラチン質との相性が良いですね。 |
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■インタビューを終えて | ||||||||||
「ワインを飲む季節感を選んで楽しめる事が出来るのがイタリアワインの魅力の一つですね」と話してくださった内藤ソムリエ。
ワインと言うと銘柄と料理ばかりを考えがちですが、今日の気分や季節に合わせて楽しむマリアージュはとてもイメージしやすく、家庭でも参考になる料理とのマリアージュはとても分かりやすくて、直ぐにでも試してみたくなりました。 終始的確な分析コメントにうっとりして聞きながらも、「今日は風強くて、プーリアっぽい風が吹いていますね」と内藤ソムリエならではの飲み手を楽しませるホスピタリティ溢れるコメントもあって、流石は超一流と改めて納得しました。 自身でイタリアを精力的に廻る内藤ソムリエがトスカニー直輸入ワインのチェケットやカンティーネ デル ノタイオにも訪問している事に驚きました。ワイン王国の特集で自身トップ10に選んだチェケットの「ジェルサイア」を試飲した内藤ソムリエは「ラボーゾの代名詞と言えるワインですね。チェケットを飲めて良かった。このようなワインをもっとわかって欲しいですね」と試飲後も自らボトルを取ってもう一度ワインの状態を確認していました。 フラスカーティもガヴィも改めて飲んで、最新ヴィンテージの進化する味わいに驚きました。「ワイナリーを代表するベーシックなワインにこそ、その醍醐味が詰まっている」。内藤ソムリエの細やかな説明でイタリアワインの奥深さ、魅力を再確認出来た嬉しいインタビューとなりました。 |
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内藤ソムリエによる「季節感」を楽しむワインと食事のマリアージュ!
2018/07/04