世界TOP5の醸造家アルベルト アントニーニ氏が造る別格のビオディナミキャンティ!

2018/08/20
突撃インタビュー
2018年7月31日 『神の雫』「イタリアワインの怪人」 本間 チョースケ氏

世界TOP5の醸造家アルベルト アントニーニ氏が造る別格のビオディナミキャンティ!純度の高いピュアな果実感「ポッジョトンド」

「イタリアワインの怪人」本間チョースケ氏と
トスカーナの名門、フレスコバルディ、アンティノリで活躍後、スーパートスカン「テスタマッタ」、カリフォルニアの「ロバート モンダヴィ」「オー ボン クリマ」等世界中を股にかけて大変な成功を収めた天才醸造家「アルベルト アントニーニ氏」。英『デカンター』誌でDRCのヴィレ―ヌ氏やシャトールパンのミシェルロラン氏らと並び、世界の偉大な醸造家TOP5にも挙げられています。アントニーニ氏の実家、トスカーナ州で2001年父親から引き継ぎ、天才醸造家自らプロデュースする唯一のブランドが「ポッジョトンド」です。世界のフィールドで研鑽を積んだビオディナミ栽培、自然酵母による醸造技術から産まれるキャンティはDOCGエリア中ではまさに別格の存在。そして素晴らしい品質でありながら、驚く程リーズナブルな価格。「ワインは飲みやすいものであって、消費者にとって親しみの持てるものであること」を信念に持っています。一般的なキャンティの持つクオリティを遥かに超える彼のワインはプロフェッショナルも思わず唸る程の完成度。人気ワイン漫画『神の雫』でイタリアの怪人として活躍する本間 チョースケ氏に、圧倒的レベルを誇るキャンティ「ポッジョトンド」について語って頂きました。

漫画『神の雫』イタリアの怪人こと本間 チョースケ氏

本間氏アップ本間 チョースケ氏(本間 敦氏)

漫画『神の雫』でイタリアの怪人「本間 チョースケ」のモデル。

日本ソムリエ協会シニアワインアドバイザー。

著書に、

「本間チョースケが独断と偏見で選ぶイタリア安旨ワイン203連発!」(講談社刊)

「本間チョースケ独断選定。イタリアワイン最高峰201連発!」(講談社刊)等。

日本におけるイタリアワインの伝道師的存在。

世界の偉大なワインメーカーTOP5に選出!「アルベルト アントニーニ氏」

カンティーナアルベルト アントニーニ氏

1985年、フィレンツェ大学の醸造学科卒業後に、ボルドー大学とカリフォルニア大学デービス校にて研究課程終了。

トスカーナの名門フレスコバルディ社やアンティノリ社、テスタマッタ社などの銘醸ワイナリーで活躍後、海外進出を果たし、世界的に有名なカリフォルニアのワイナリー、「ロバート モンダヴィ」や「オー ボン クリマ」等で醸造に従事。

また、チリやアルゼンチン、オーストラリア、南アフリカ等主要なニューワールドのワイン産地で醸造コンサルタントとして大変な成功を収め、その功績から「天才醸造家」と賞賛されています。

実家のトスカーナ州で2001年父親から引き継ぎ、自らプロデュースする唯一のブランドが「ポッジョトンド」です。世界のフィールドで研鑽を積んだ世界レベルの栽培、醸造技術で生まれ故郷であるトスカーナのテロワールを見事に表現しています。

アルベルトアントニーニ氏ワイン誌の権威である英『デカンター』誌で世界の偉大なワインメーカーTOP5に選ばれています。(2015年7月号)

世界の偉大なワインメーカーTOP5(アルファベット順)

・Alberto Antonini(アルベルト アントニーニ)ポッジョトンド

・Aubert de Villaine(オベールドヴィレーヌ)DRC

・Christophe Roumier(クリストフル ルーミエ)ジョルジュ ルーミエ

・Michel Rolland(ミシェル ロラン)シャトー ルパン、シャトー クリネ等

・Paul Draper(ポール ドレイパー)リッジ ヴィンヤーズ

以下、ラルー ビーズ ルロワ、エリック ボワスノ、ステファン ドゥルノンクール、ドミニク ラフォン、エゴンミュラー、アルバロ パラシオス等ワインメーカーが名を連ねています。

「造る人の手によって様々な個性の異なるワインが産まれる」

畑大「同じ土壌であっても違う人間がワインを造れば、違ったワインが出来ます」

ワイン造りにおいて「天・地・人」というフレーズが良く使われますが、天候やテロワールと同様、人の手による要素も大きいと思います。同じ土壌であっても違う人間がワインを造れば、違ったワインが出来ます。造り手の頭の中にあるテロワールの概念というものが当てはまると思います。

ロゴ「ポッジョトンド」とは、「丸く小高い丘」の意味
ワイナリーの名前である「ポッジョトンド」とは、「丸く小高い丘」の意味です。「Poggio = 小高い丘」、「Tondo = 丸い」からきており、トスカーナは丘陵地帯が広がる州として有名で、その名の通り、ワイナリーの所有する畑も小高い丘
にあります。また、ラベルに描かれているのはオークの木で、ワイナリーの近くに野生の森林がありオークの木が数多く見られます。

本間氏試飲2「造る人の手によって様々な個性の異なるワインが産まれる」

イタリアワインではないのですが、ブルゴーニュ最大のドメーヌとされる「フェヴレイ」がメタヤージュ(土地代をブドウ、もしくはワインで半分ほど地主に支払う方)で借りていた「クロ ド ラ マレシャル」という有名な1級畑があるのですが、メタヤージュの期間が終わり、「J F ミニュエ」の手に戻る訳ですが、出来上がるワインは全く異なるワインとなっています。フェヴレイはクラシックな味わいが特徴で、ミニュエは非常にモダンでスタリッシュな味わいです。

イタリアワインでも同様な事が見受けられます。同じサンジョヴェーゼであっても、同じ銘柄のものであっても、造る人の手によって様々な個性の異なるワインが産まれます。それが「イタリアワインの楽しさの醍醐味の一つ」とも言えるのではないでしょうか。

100万年前は海底の底にあった土壌が隆起して出来たテロワール

キャンティ南西部エリア「チェレット グイディ地区」

ポッジョトンドはトスカーナ州、フィレンツェ県にあるチェレット グイディ地区にワイナリーを構えています。ここはフィレンツェとピサの間、キャンティエリアに位置しています。フィレンツェからは車で約40分、海岸までは60キロの距離にあります。近郊の町はルカ(Luca)、ヴィンチ(Vinci)でともに1300年頃に開かれた中世の佇まいを残す小さな村です。あのレオナルドダヴィンチの生まれ故郷のそばです。

畑100万年前は海底の底にあった土壌が隆起して出来たテロワール

ポッジョトンドはキャンティの南西部に位置しています。より山から遠ざかり、エリア的にはより西側に位置し海に近くなってきますので、海からの影響を受けるテロワールです。標高としては100メートルと低いですが、実際にはボルゲリやボルドーよりも高い位置となります。

土壌においてもコンキリエ(貝殻)が出土し、100万年前は海底の底にあった土壌が隆起して出来たテロワールで畑には化石となった白い貝殻の堆積層が出土します。これらは畑を特徴づける重大な要素であり、ブドウ樹の根はそれらの貝殻からの豊富なミネラルを吸い上げ、出来上がるワインは新鮮でミネラル感に溢れたスタイルとなります。また、より内陸に位置するキャンティルフィナに比べ、ボディが豊かになり、酸味が穏やかで早くから楽しめるスタイルとなります。

アルベルト氏が造るキャンティはDOCGキャンティの中では別格の存在

家族「ワイン造りの哲学」“ナチュラル。自然のまま、ありのままに”

ポッジョトンドのワイン造りの哲学は“ナチュラル。自然のまま、ありのままに。”と言えます。土地から感じる強烈な感覚とともにワインを造る事を目的とし、土地のテロワールを象徴したワイン造りを行っています。

ブドウ栽培は、ビオディナミ農法を実践中で革新的、モダンな手法を持ってブドウ栽培と醸造に取り組む一方、ワインにテロワールが強く表現された、伝統的なキャンティをつくること。全てのポッジョトンドのワインは、現代的なワイン醸造技術を用いて造られ、ワインの中にブドウが育ったテロワールが強く表現されています。またアントニーニ氏は「ワインは飲みやすいものであって、消費者にとって親しみの持てるものであること」と位置付けています。

開放樽ブドウに負荷をかけないよう意識した作業工程

「サンジョヴェーゼの神様」と呼ばれたジュリオ ガンベッリ氏もそうですが、アントニーニ氏は(特にサンジョヴェーゼ)品種の個性を知り尽くした人物で、「テロワールに忠実にワインを造る」事に注力しています。産地の特徴をワインに表現する事を得意とし、イタリアのみならずアルゼンチンやチリ等でもテロワールに忠実なワイン造りを行っています。ポッジョトンドでは天然酵母を使用し、ブドウに負荷をかけないように重力を意識した作業工程、セメントタンクの使用、状態の良いオーク樽の選別等、細部に至るまで注意を払っています。

 

本間氏試飲1アルベルト氏が造るキャンティはDOCGキャンティの中では別格の存在

一般的にキャンティとキャンティクラシコの関係性を考えると、どうしても「キャンティ」の方が劣ってしまうと考えられていますが、アルベルト氏はキャンティでも超一流のトスカーナワインが出来ることをイタリア国内外に示した人物であります。

アルベルト氏が造るキャンティはDOCGキャンティの中では別格の存在で、エリアナンバーワンの生産者と言っても過言ではないでしょう。

華やかなアロマと心地よい酸味
トスカーナ ビアンコ オーガニック2016
ヴェルメンティーノとアンソニカのブレンドから成る白ワインで、ヴェルメンティーノに関しては海に近い砂質土壌で有機認証取得した契約畑のブドウで造られます。内陸でヴェルメンティーノを造るのはなかなか難しく、海の近くで暑さを好む特性があり、トスカーナやリグーリア、サルデーニャ等で栽培されています。2016年は非常に暑い年でしたので、果実味が非常に熟れた印象がありますね。ヴェルメンティーノのフレッシュ感、インツォリアの心地よい苦みが感じられます。

試飲コメント:トスカーナを代表する2品種ヴェルメンティーノとアンソニカで造る白ワイン。フレッシュな飲み口で白い花のような華やかなアロマがあります。爽やかな酸味と心地よい果実味が余韻に感じられます。時間とともに粘性を感じる印象的なコクと苦みがあらわれ、飲みごたえも出てきます。醸造はステンレスタンクのみ。

トスカーナ ビアンコ オーガニック2016
フレッシュ&ドライ。バランスの取れたロゼ
ポッジョトンド トスカーナ ロザート2016
サンジョヴェーゼ100%で造るロゼです。以前は色調が少し濃いロゼでしたが、現在はフランス、プロヴァンスのロゼスタイルのペールロゼ(淡いロゼ)のスタイルです。淡いドライなロゼが現在国際的にもトレンドになっていますし、トスカーナでサンジョヴェーゼを使ったロゼを造る生産者が増えてきているように思いますね。赤の場合、サンジョヴェーゼ100%で造るのは難しいとされていますが、ロゼでサンジョヴェーゼ100%は比較的造りやすいワインだと思います。特にポッジョトンドのロゼは冷やして楽しめるロゼだと思います。

試飲コメント:サンジョヴェーゼから造られるフルーティで美しいロゼワイン。イチゴやチェリーの甘い香りがやさしく、口当たりはフレッシュでドライ。バランスがよくトマトや和食との相性が良い。

ポッジョトンド トスカーナ ロザート2016
ブドウの質の高さを伺える雑味のない味わい
トスカーナ ロッソ オーガニック2016
トスカーナIGTとしてリリースしています。ポッジョトンドでは醗酵容器をステンレスタンクからセメントタンクに切り替えつつあり、ニュートラルでより柔らかい抽出に注力しています。セメントタンクでは温度の上昇もゆっくりと行われるので、出来上がるワインのタンニンもより柔らかく感じられます。とてもクリーンでみずみずしい味わいがあります。ブドウはエリア内の契約農家から買っていますが、厳しい有機認証を取得した長年付き合いのある畑からとなっています。

試飲コメント:みずみずしい果実感と滑らかなタンニン、フレッシュな酸味が重なる心地よい飲み口。ブドウの質の高さを伺える雑味のないクリーンで健全な味わい。幅広く料理と楽しめる懐の深さもあります。

トスカーナ ロッソ オーガニック2016
果実味が豊かで高品質なキャンティ
キャンティ オーガニック2016
2016ヴィンテージはとてもバランスが取れていますね。このワインはセメントタンクで醗酵を行います。ステンレスタンク醗酵でしばしば見られるような鋭角的な酸とタンニンが少ないですね。寒暖差の大きいモンタルチーノ北部では酸とタンニンが厳しくなりがちですが、ブルネッロ生産者「カパンナ」は大樽醗酵を行っていますね。酸とタンニンを和らげる為です。

試飲コメント:果実味が豊かで高品質なキャンティ。赤果実や樽由来の上品なスパイスの香りがありエレガントで複雑。舌触りが滑らかで柔らかく深い温かみがある上質なタンニンが長い余韻へ続く。

キャンティ オーガニック2016
エレガントで複雑、滑らかな舌触り
キャンティ スペリオーレ オーガニック2015
サンジョヴェーゼ90%、メルロー10%のブレンドです。キャンティ南西部に位置するポッジョトンドの土壌は肥沃でメルローの栽培にも向いています。伝統的なイタリア料理店の多くで非常に評価の高いワインとなっています。派手さこそないものの、昔からキャンティ、キャンティクラシコの味わいを知ってる方に好評ですね。これで2000円台の価格は良いですね。スペリオーレとはアルコール度数が通常より高いワインを指します。ポッジョトンドではノーマルの他に、スペリオーレ、リゼルヴァとラインナップがあります。

試飲コメント:果実や樽由来の上品なスパイスの香りがありエレガントで複雑。舌触りが滑らかで柔らかく深い温かみがある上質なタンニンが長い余韻へ続きます。

キャンティ スペリオーレ オーガニック2015
シルキーで上品なタンニン、優雅な樽の香り
キャンティ リゼルヴァ2013
一般的にキャンティとキャンティクラシコの関係性を考えると、どうしてもキャンティの方が劣ってしまうと考えられていますが、アルベルト氏はキャンティでも超一流のトスカーナワインが出来ることをイタリア国内外に示した人物であります。アルベルト氏が造るキャンティはDOCGキャンティの中では別格の存在で、エリアナンバーワンの生産者と言っても過言ではないでしょう。

試飲コメント:黒果実や赤果実、オーク樽由来の甘くスパイシーなニュアンスが複雑でエレガント。円やかで温かみがあり濃厚なキャンティ。シルキーで味わい深さを与える上品なタンニンがあり、余韻は長く果実と樽の香りが優雅に漂います。

キャンティ リゼルヴァ2013
ミネラルに富む複雑味あふれるエレガントな味わい
キャンティ リゼルヴァ ヴィーニャ デッレ コンキリエ2011
ワイン名のコンキリエとはイタリア語で「貝殻」の意味。ワイナリーのあるチェッレート グイディはミネラル豊富の土壌が特徴。大昔は海だったところが隆起してできているので、貝殻の化石がたくさん出てきます。海由来のミネラル、そして砂質土壌という個性的テロワール。その中でも特に化石の密度の高いミネラル豊富な単一畑のサンジョヴェーゼから、絶対的な個性を放つ偉大なキャンティリゼルヴァ「コンキリエ」が造られます。

試飲コメント:熟した果実やスパイスなどのアロマティックな香り、フレッシュで引き締まった酸が果実のボリューム感とバランスよく調和し、土壌由来の力強いミネラルとタンニンとともに複雑味あふれるエレガントな味わいとなっています。濃密濃厚な表情と、スレンダーで若々しい表情のどちらも感じる、興味深い美味しさです。

キャンティ リゼルヴァ ヴィーニャ デッレ コンキリエ2011
インタビューを終えて
世界TOP5に名を連ねる天才醸造家アルベルトアントニーニ氏が自分のブランドとして立ち上げた「ポッジョトンド」。父から受け継いだキャンティの畑で、素晴らしいワインを造り続けています。

キャンティと聞くと、ついキャンティクラシコと比較してしまい、クラシコの方が優れているように捉えられがちですが、テロワールに忠実に引き出すアントニーニ氏の造るキャンティからはビオディナミ農法による純度の高くイキイキとした果実の旨みが冴えわたる見事な完成度。そして素晴らしく良心的な価格。偉大な醸造家の味わいがデイリーで楽しめるのは飲み手にとっては嬉しい限りです。

本間チョースケ氏が「アルベルト氏はキャンティでも超一流のトスカーナワインが出来ることをイタリア国内外に示した人物」と話してくれた通り、まさに超一流のエッセンスが見事に詰まっています。また「彼のワインなら魚とも合わせる事が出来ます」とも話してくれました。

普段の食事にも幅広く楽しめる「ポッジョトンド」。トスカーナワインで迷ったら、是非選択肢に入れておきたい、とっておきのハイコスパワインです。

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