
- アブルッツォ州の生育環境
- モンテプルチアーノ種の特徴
- サンジョヴェーゼと混同されてきたモンテプルチアーノ
- 主要生産地と地域の違い
- モンテプルチアーノ ダブルッツォと料理
アブルッツォ州の生育環境

アブルッツォ州は、山と海に挟まれた生産地で、どちらの影響も色濃く受けます。西のアペニン山脈は、全州に渡って最も高いグラン サッソ山塊があり2912mにも及びます。その吹き下ろしの風と、東側の温暖なアドリア海の影響は地中海性気候をもたらし、夏は暑く乾燥・冬も温暖で雨が降ります。発芽が早く生育時間が長くとれるため、晩熟タイプのモンテプルチアーノ種にはとても良い環境です。アブルッツォ州のブドウ栽培面積の半分以上が、モンテプルチャーノ種の畑と言われています。
モンテプルチアーノ種の特徴

濃厚な赤い果実味は、とても親しみやすくフードフレンドリーな味わいのものが多いです。果皮が厚いため病気にも強くブドウを間引かなくても味わいが安定しているので、コストパフォーマンスにおいても優秀な品種です。軽やかで陽気なものから、ジューシーで飲み応えのあるもの、長期熟成向きの酸とタンニンの高いものまで造られます。
サンジョヴェーゼと混同されてきたモンテプルチアーノ
ことの始まりは、1500年代半ばローマ法王パオロ3世が法王のボトル(Bottiglia di Papa)なるワインをトスカーナ州モンテプルチアーノ村で造らせており、ラベルに村名の「モンテプルチアーノ」と表記したため、モンテプルチアーノ種で造られたワインと混乱を招いたと言われています。
現在のヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノDOCGが良い例です。モンテプルチアーノ種を使ったワインと思われがちですが、モンテプルチアーノ村でプルニョーロ・ジェンティーレ種(サンジョヴェーゼ)を主体に造られるワインです。
1800年代の文献から、モンテプルチアーノ種とサンジョヴェーゼ種を区別して書かれた記述が発見されていますが、正式には1968年に公式にアブルッツォ州の土着品種として認定されました。
モンテプルチアーノ種は、イタリアでサンジョヴェーゼの次に多く栽培されている黒ブドウで、アドリア海側を中心に広く栽培されています。マルケ州のオッフィーダ ロッソDOCやコーネロDOCGも赤ワインも有名です。アブルッツォ州では、チェラスオーロというロゼワインとしての顔も持っています。
主要生産地と地域の違い
南のキエーティ県では温暖で日照量も豊富で濃厚な味わい。以前までは大量生産のバルクワイン向けでした。中央のペスカーラ県では景観の美しい丘陵地帯で、とてもバランスの取れた味わいのモンテプルチアーノが栽培されています。北端のテラモ県では最も長期熟成に向いた、濃縮して密度の高いワインが生産されています。

モンテプルチアーノ種が認められた2つのDOCG
■DOCGモンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ
モンテプルチアーノ種90%以上使用で法定熟成年数も2年と規定が厳格です。(リゼルヴァは3年)北側のテラモ県一帯が認定されていて、粘土石灰岩土壌が温暖で乾いた気候に対し、夜間ブドウを冷やし長期熟成に優れた酸を育てます。
■テッレ トッレージ/トゥルム
2019年にDOCから昇格。南側のキエーティ県にある18haの小さなDOCGです。非常に小さく、2件の生産者しかおらず市場に出回る事は稀です。赤ワインはモンテプルチアーノ95%以上の使用でリゼルヴァは2年間法定熟成年が決まってます。赤い果実とスパイス感が強いです。
モンテプルチアーノ ダブルッツォと料理

モンテプルチアーノ種は、総じてトマト・ナス・ピーマンといった野菜との相性が良いので合わせてみて下さい。アマトリチャーナもおすすめです。茄子にしし唐を準備して、鉄板焼きも良いですね。
リピーター様続出の大人気ワイン!ファルネーゼの顔「カサーレ ヴェッキオ」 |
ファルネーゼ |
カサーレ ヴェッキオ モンテプルチアーノ ダブルッツォ |
| 7つの州でワイン造りを行う、南イタリアで最も成功したワイン生産者「ファルネーゼ(ファンティーニ ) グループ」のフラッグシップ「カサーレ ヴェッキオ」。濃密で凝縮された果実味は、濃厚だけれどもエレガントでバランスのとれたやわらかな味わいで、繰り返し飲みたくなる美味しさです。DOCGコッリーネテラマーネ地区のブドウを使用していますが、フレッシュでフルーティー、滑らかなワインを目指し、DOCGとしてではなく、DOCのワインとしてリリースしています。 |
「グランサッソ」の上級版!DOCG認定の特別なモンテプルチアーノ「コッリーネ テラマーネ」 |
グラン サッソ |
モンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ アルタ クオタ |
| グラン サッソは、ファルネーゼグループが手がけるアブルッツォのワイナリー。DOCG「アルタ クオタ コッリーネ テラマーネ」は、丁寧に造られた上質な味わいに定評のあるワインです。チョコレートやベリー、プラムを思わせるスパイシーな香り、豊かで持続性のある果実味にしっかりとしたボディと良質のタンニンがあり、バランスに秀でた味わいです。 |
優良生産者の筆頭「バローネ コルナッキア 」のコストパフォーマンス抜群のエントリーワイン! |
バローネ コルナッキア |
モンテプルチアーノ ダブルッツォ |
| 「バローネ コルナッキア 」は、テーラモで最も古いワイナリーの一つで、所有する全ての畑がDOCG認定区域内にあります。豊かな果実香が魅力的。円やかで充実した果実感、かすかに甘さを感じる力強さを持ちながらも、タンニンは滑らかな仕上がり。豊かな味わいとしなやかさを感じる味わいで、素晴らしい満足感を与えてくれます。熟成にも耐えるたくましさも魅力のひとつで、贅沢感を味わえる最高のデイリーワインです。 |
マルケ州のリーダー的生産者ウマニ ロンキのロングセラーワイン「ポデーレ」 |
ウマニ ロンキ |
ポデーレ モンテプルチアーノ ダブルッツォ |
| マルケ州を代表する生産者ウマニロンキのモットーは、「ワインは飾っておくものではない。身近なものとして楽しむもの」コストパフォーマンスの良さはお墨付きです。この「ポデーレ」は、1977年のリリース以来、果実味に富んだ味わいで長い間愛されているロングセラー商品です。マルケとアブルッツォの両方に畑を持つウマニロンキならではの、アブルッツォの特徴を反映したフルーティーな味わいが特徴的です。 |
創業125周年の集大成“1895ストーリーシリーズ”「ナターレ ヴェルガ」のモンテプルチアーノ ダブルッツォ |
ナターレ ヴェルガ |
ナターレ ヴェルガ 1895 モンテプルチアーノ ダブルッツォ |
| 1895年創業のナターレ ヴェルガが、125周年を記念し彼らの歴史の集大成として造り出した「1895 ラ ストーリア シリーズ」のモンテプルチアーノです。熟したブラックベリーやココア、コーヒーを思わせる芳醇な香り。ボリューム感のある果実味、奥行きのある味わいで、骨格のしっかりしたワイン。エレガントで調和のとれた持続性が特徴です。 |
生産者協同組合トッロのやわらかくリッチな飲み心地が魅力のモンテプルチアーノ リゼルヴァ |
カンティーナ トッロ |
エンメオー モンテプルチアーノ ダブルッツォ リゼルヴァ |
| カンティーナトッロは1300万本と言う生産量を誇る生産者協同組合。高い品質を常に維持し、世界的にも高い評価を受けています。「エンメオー」は、大樽熟成で造るモンテプルチアーノのリゼルヴァです。エレガントなスタイル。やわらかくたっぷりとした味わいはとてもまろやか。甘くシルキーなタンニンが余韻とともに長く広がっていきます。 |
アブルッツォ州の実力派ワイナリーマラミエーロが追求し、あえてステンレスタンクだけで造るモンテプルチアーノ「インカント」 |
マラミエーロ |
インカント モンテプルチアーノ ダブルッツォ |
| アブルッツォ州の実力派ワイナリーマラミエーロがモンテプルチアーノそのものの味わいを追求し、あえてステンレスタンクだけで造る「インカント」です。厚みのある、豊かな風味!ブドウの高いポテンシャルを最大限引き出した1本です。 |
ヴァレンティーニに隣接し同条件の畑で造るタラモンティ社の「ラ レプレ」 |
ディヴェルシタス |
モンテプルチアーノ ダブルッツォ ラ レプレ |
| 自然環境豊かなロレート アプルティーノに拠点を置き、偉大な造り手ヴァレンティーニの隣の畑で造る「ラ レプレ」。タラモンティ社のカジュアルブランド「ディヴェルシタス」シリーズは、そのコストパフォーマンスの高さにも注目です。熟した赤い果実のブーケ。オーク由来のバニラのニュアンスもあります。濃密かつチャーミングな果実と心地良いスパイスが調和したエレガントな味わい。 |
マルケ州の人気生産者「ヴェレノージ」がアブルッツォで造る最高級ワイン「ヴェルソ セーラ」 |
ヴェレノージ |
ヴェルソ セーラ モンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ |
| マルケ州の大人気生産者「ヴェレノージ」が遂にアブルッツォに自社畑を購入!海由来の砂質土壌で、ここで育つモンテプルチアーノは、複雑で力強く、ヴェルヴェットのようなしなやかなタンニンを生み出します。ヴェレノージが培ってきたノウハウの集大成ともいえるトップキュヴェ「ヴェルソ セーラ」は、フレッシュでスムーズ、そしてモダンな味わいがコンセプトです。 |
濃密で深い果実味が際立つモンテプルチアーノ リゼルヴァ!
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マシャレッリ |
マリナ ツヴェティッチ モンテプルチアーノ ダブルッツォ リゼルヴァ |
| ワイン・スペクター誌で世界のトップ100に選出されるなど、数々の評価を受けるベストセラー。濃厚で複雑なアロマと、ビロードのようなタンニンがあり、究極のバラスを表現します。 |












