念願のキャンティ クラシコエリア「ガイオーレ イン キャンティ」に進出!トスカーナの多様性を育み「ニポッツァーノ」「カステルジョコンド」「ペラーノ」で偉大なサンジョヴェーゼを生み出す「フレスコバルディ」突撃インタビュー

2022/08/17
突撃インタビュー
 
2022年7月26日 アルベルト オレンジャ氏 Mr. Alberto Orengia

念願のキャンティ クラシコエリア「ガイオーレ イン キャンティ」に進出!トスカーナの多様性を育み「ニポッツァーノ」「カステルジョコンド」「ペラーノ」で偉大なサンジョヴェーゼを生み出す「フレスコバルディ」突撃インタビュー

生産者
イタリアを代表する世界的生産者「フレスコバルディ」。フレスコバルディ家は、かの有名なポンテヴェッキオの隣にかかるサンタ トリニタ橋やサント スピリト大聖堂の建設など、トスカーナの歴史と伝統に深く関わってきた名家として知られています。ワイン造りの歴史は14世紀からと古く、「Cultivating Toscana Diversity(トスカーナの多様性を育む)」というヴィジョンのもと、同州でいくつものエリアでワイン生産を行っています。『ガンベロロッソ2020』ではワイナリーオブザイヤーを受賞。世界で最も有名で歴史あるイタリアの生産者として、700年以上経った今でも更なる発展を遂げています。今回は、初めて進出するキャンティ クラシコエリア「ガイオーレ イン キャンティ」で手掛ける「ペラーノ」の新発売に合わせて、「ニポッツァーノ」「カステルジョコンド」「ペラーノ」の3つのテヌータについて、輸出マネージャーのアルベルト オレンジャ氏にオンラインでお話を聞きました。

トスカーナの悠久の歴史と伝統を築き上げたフレスコバルディ家
同州の多様性を育む信念「Cultivating Toscana Diversity」

フレスコバルディ家の歴史は、一家がドイツからフィレンツェに移住してきた西暦1000年代に遡ります。初めに繊維業を営んだ後、ルネサンス時代には銀行家として活躍。フィレンツェの街で勢力を伸ばし、影響力の大きいファミリーへと拡大していきました。特にイギリス王室との関係は深く、同国の財務管理を担っていました。14世紀からワインを造っていたというフレスコバルディは、当時からワインの販売もしており、ルネサンス期の多くの芸術家が、彼らのワインを愛飲していたという記録も残っています。

フレスコバルディの建造物
ルネサンスの文化的な中心地フィレンツェで銀行家や商人として名を馳せると、その事業で得た富を用いて街への恩返しを始めました。その一例が、フィレンツェの有名な橋「ポンテヴェッキオ」の隣にあるサンタトリニタ橋の建設です。そこからほど近いサントスピリト聖堂の建築にも携わりました。輸出マネージャーのアルベルト氏は、「観光客のみなさんがポンテヴェッキオを撮影している場所はだいたいサンタトリニタ橋なんですよ(笑)」と話してくれました。フレスコバルディ家は、トスカーナの歴史と伝統、そしてフィレンツェの優美な景観に深く結びついているのです。

風景

Cultivating Toscana Diversity ~トスカーナの多様性を育む~
フレスコバルディ家はイタリア国内に多数のワイナリーを所有しています。3つの独立ブランドであるマッセート、オルネッライア、ルーチェに加え、フレスコバルディブランドとしてトスカーナで手掛ける8つのワイナリー。フリウリでも2つのテヌータでワイン生産を行い、高級オリーブオイルのラウデミオも生産しています。

トスカーナ地図

アルベルト氏が「最も重要なエステートと言える」というニポッツァーノ、カステルジョコンド、ペラーノが属すトスカーナで手掛ける8つの自社ブランドでは、彼らが強調するヴィジョンと信念が掲げられています。それは「Cultivating Toscana Diversity ~トスカーナの多様性を育む~」というもの。トスカーナ各地で独立してワインを造る計8つのエステートにおいて、それぞれのテロワールを反映したワイン造りを行い、トスカーナの多様性を高めることに専念しています。

その多様性を示すものとして、4月中旬の同時期に撮られた2枚の写真があります。最北部で標高700メートルの「ポミーノ」では雪が積もり、最南部「アンミラーリア」では日光浴、海水浴が楽しめます。トスカーナの中には、これほどの多様性が存在しているのです。

2エステート比較

「キャンティ ルフィナ」「モンタルチーノ」「ガイオーレ イン キャンティ」
3つの銘醸地で造り上げる偉大なサンジョヴェーゼ

「ニポッツァーノ」「カステルジョコンド」「ペラーノ」が造る3つのサンジョヴェーゼ
自社ブランドの中でも特に重要視するという3つのテヌータ「ニポッツァーノ」「カステルジョコンド」「ペラーノ」では、評価誌から高い評価を受ける偉大なサンジョヴェーゼが生産されています。キャンティ最小のサブゾーン「ルフィナ」で造る、世界中で愛される歴史的キャンティ「ニポッツァーノ」。モンタルチーノ最古の畑で偉大なサンジョヴェーゼ(ブルネッロ)を造る「カステルジョコンド」。新しく進出したガイオーレ イン キャンティの円形劇場型の優良畑で手掛ける新ワイナリー「ペラーノ」。それら3つのテヌータとサンジョヴェーゼについて、アルベルト氏に話していただきました。

フレスコバルディの象徴的存在!世界的に有名な歴史的キャンティ クラシコ「ニポッツァーノ」
キャンティで最小かつ最も標高の高いサブゾーン「ルフィナ」

ニポッツァーノ
「ニポッツァーノは、フィレンツェ東部のキャンティ ルフィナの中心、西暦1000年代に建築されたニポッツァーノ城でワイン造りを行っています。このお城は、かつて軍事的な意味合いを持っており、周りを見渡せるほどの標高400メートルの高台にあります。

ルフィナはキャンティで最小かつ最も標高の高いサブゾーンで、この標高の高さがルフィナを特別にしている理由です。飲むとピュアでエレガントなサンジョヴェーゼだと感じると思いますが、それはルフィナの標高から来るものです。高い酸がワインにおける背骨のような役割を果たしていて、1本軸があるような印象です。モダンというよりは昔からのサンジョヴェーゼの伝統的な味わいです。サワーチェリー、イチゴ、赤い果実、酸味を感じます。

このニポッツァーノ リゼルヴァは、フレスコバルディを象徴するワインで、低価格帯のレモーレの次に売れているワインです。世界的に有名になりすぎて、ルフィナで造っていることを知らない方も多いんですよ(笑)」

子どもの誕生祝いとして「ヴェッキエ ヴィーティ」が贈られるフレスコバルディ家の伝統
「ニポッツァーノ リゼルヴァの上級キュヴェとして知られる“ヴェッキエ ヴィーティ”には、フレスコバルディ家ならではの伝統があります。それは、子どもが生まれると誕生祝いとしてヴェッキエ ヴィーティを贈るというものです。男の子なら500本、女の子なら150本がニポッツァーノ城などのセラーにキープされ、大学卒業や結婚式などで開けられます。セラーに保存されているボトルのラベルには、30代目のランベルト氏直筆の西暦と誕生日が書かれています。もともとは自家用に造っていたワインで、市場に出るもののラベルにはプライベートコレクションと書いてあります。家族によって飲むペースが異なり、すでに飲み切った家族のセラーのスペースは空っぽだったりもします(笑)」

エレガントかつ力強いブルネッロを生み出すモンタルチーノの真髄
200年前から変わらない味わい「カステルジョコンド」

カステルジョコンド
「カステルジョコンドはモンタルチーノの魂、真髄とも呼ばれています。畑は街の南西に位置し、350-450メートルと標高が高く、海風に恵まれています。300メートルを超えるとモンタルチーノの典型的なガレストロ土壌が現れます。これが、ワインにエレガントさと力強さを生み出しています。

私たちは最も古いブルネッロ生産者の一つで、この地では1800年代からブルネッロを生産していました。実は当時のワインと今のワインのデータを比べても違いがないんです。安定したワインを作れることが数字で証明されています。

ロッソとブルネッロの造り分けについて、明確な決まりはありません。毎年、状況に応じて栽培家と醸造家が決めています。広大な所有畑には様々なタイプのサンジョヴェーゼがあるので、区画ごとに試飲して最終的にブレンドを行います」

モンタルチーノ上空から

前所有者が残したメルローとそのポテンシャルを見出した29代目ヴィットリオ氏!
日本初公開!? 偉大なスーパートスカン「ルーチェ」の誕生秘話!

ルーチェが、トスカーナ「フレスコバルディ」家とカリフォルニア「モンダヴィ」家の出会いによって生まれたコラボレーションであることは有名ですが、アルベルト氏に改めてカステルジョコンドの購入背景を伺うと、ルーチェについて初めて耳にする話を聞くことができました。

ルーチェ
「1950年代、カステルジョコンドは、Societe Viticole Europeenというボルドーの会社が所有する土地でした。フランスの生産者である彼らは、自国の品種を造りたいという理由でメルロー、カベルネ ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン ブランをたまたま植えていたんです。当時、その会社で醸造家としてコンサルタンティングをしていた29代目のヴィットリオは、“ここで偉大なメルローが造れる”ということを知ります。

その後、フランス企業がカステルジョコンドから撤退すると、その土地に精通するフレスコバルディが1989年に購入。1991年には、偉大なポテンシャルを持つメルロー100%キュヴェ「ラマイオーネ」がリリースされました。そして、アメリカから視察に来ていたモンダヴィがラマイオーネを試飲すると“これは素晴らしいワインだ”と驚き、フレスコバルディとモンダヴィのコラボレーションが始まりました。これが、サンジョヴェーゼ50%、メルロー50%のルーチェが誕生したきっかけです。ルーチェは、前所有者の突飛なアイディアから生まれたものなのです」

 

念願のキャンティ クラシコエリアに進出した「テヌータ ペラーノ」
「ガイオーレ イン キャンティ」の類稀なる自然が生んだ高標高で円形劇場型の優良畑

円形劇場型畑ペラーノ

トスカーナの多様性を発信する造り手としては外せないエリア「キャンティ クラシコ」
完璧に手入れが行き届いた当時無名の“円形劇場型”優良畑


「私たちは、トスカーナの重要な土地でワインを造り、トスカーナの多様性を発信するトスカーナの代表的生産者でありたいと長年思い続けていました。それにもかかわらず、キャンティ クラシコエリアに畑を持っていない、ということにもどかしさを感じていたんです。それでも素晴らしい畑と巡り合うことはなく、このペラーノにたどり着くまでに10年以上の時間を要しました。

ペラーノは、キャンティ クラシコエリアのガイオーレ イン キャンティに位置するユニークな畑です。最大の特徴は、400-650メートルという“標高の高さ”と、すり鉢状に広がる“円形劇場型”の畑です。従来、標高が高すぎると酸がきつくなりますが、ペラーノ特有の急勾配な傾斜によって太陽光が集まり、果実がしっかり熟すんです。これほどの標高の高さでこんなにサンジョヴェーゼが成熟することはありません。類稀なる自然な形で作られたペラーノの畑は、水はけも良く、いいサンジョヴェーゼができる条件が揃っていました。

また、購入した時から畑が完璧の状態だったことも大きいです。前所有者はワイン生産を生業としていませんでしたが、畑の手入れを熱心にされていました。しかし、彼らはワインの販売に力を入れておらず、この畑は無名で全然知られていなかったんです。ですから、この恵まれた土地に出会えたことは本当にラッキーでした」

2015年の初リリースから『ワインスペクテーター』のTOP100ワイン(36位)に選出!
ペラーノのエントリーワイン「キャンティ クラシコ」

ジェームズサックリングとアンナータ
完璧に手入れされ、自然に恵まれた畑で造るペラーノのキャンティ クラシコは、初リリースから早速、世界中で高い評価を得ました。初ヴィンテージの2015年は、多数の評価誌から90点越えを続々と獲得。さらに『ワインスペクテーター』では、初登場でいきなり「TOP100ワイン」で36位に選出されました。アルベルト氏に、ワインについても話していただきました。

「ペラーノのキャンティ クラシコは、どこか昔ながらのトスカーナワインという印象を持ちます。ですが、サンジョヴェーゼ90%に国際品種のカベルネソーヴィニヨンとメルロー10%がブレンドされているので、伝統的とはまた違うモダンな造りです。生き生きとした果実があり、バランスに優れたキャンティ クラシコのアンナータです。

キャンティ クラシコ リゼルヴァは、サンジョヴェーゼとメルローで造られていて、アンナータよりクラシカルなスタイルが表現されています。私たちよりも昔からこの土地でワインを造り続ける近隣の優良生産者(カステッロ ディ アマなど)に近い味わいですね」

標高650メートルの単一畑で造るこだわりのグランセレツィオーネ「リアルツィ」
リアルツィ
「単一畑リアルツィは、3つある円形劇場型のうちの1つの畑の頂上部に位置しています。標高は650メートルです。近年制定されたグランセレツィオーネの格付けには、様々なレギュレーションがありますが、私たちのグランセレツィオーネは単一畑で造るというこだわりを持っています。

ワインは凝縮感、濃密な印象です。リコリス、シガーボックス、タバコの葉も感じる複雑な要素があります。新樽バリックで24ヶ月、瓶内で12ヶ月熟成を行うことで生まれる複雑味を感じていただけると思います。と、私は言葉で表現しましたが、グラスの中のワインが語り掛ける以上の表現はないので、みなさんにじっくり味わってほしいですね」

キャンティ ルフィナ地区で造られるワイナリーを代表する歴史的キャンティ
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
キャンティ ルフィナ ニポッツァーノ リゼルヴァ 2018
キャンティ ルフィナ ニポッツァーノ リゼルヴァ 2018


キアンティDOCGの中で最も標高の高く、上質なワインを生むことで知られるキアンティ ルフィナDOCG。テロワール由来の生き生きとしたミネラル感とニポッツァーノの特徴である涼やかでキメ細かなタンニンが印象的なエレガントで洗練された逸品です。破砕、除梗後、温度管理されたステンレスタンクで自然発酵を行い、その後25日間マセラシオン、ステンレスタンクでマロラティック発酵を行います。年末にバリックに移しかえ、その後24ヶ月熟成し、ボトリング後瓶内で3ヶ月熟成。濃厚な赤いルビー色、しっかりとした個性と上品さを映し出しています。

赤系果実と熟した柑橘アロマ、繊細なフルーティさが長く続き、上品なスミレの香りへと移ります。最後にわずかに感じられるスパイス香によりブーケが完成されます。口に含むと魅力的な調和のとれた複雑さがあり、タンニンは緻密で、暖かみのあるスムーズ、濃厚で余韻が長く続きます。

試飲コメント:美しく輝く濃いルビー色。明るい果実の中に凝縮したジャムのような紫果実の香りがあります。ややスパイシーさも感じます。ピュアさと複雑さが両立している印象です。フレッシュな酸味と果実味が同時に舌を駆け上がり、ややグリップ力があるしなやかなタンニンと見事に調和します。

カステル ジョコンドの若樹から生まれるベイビー ブルネッロ
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
カンポ アイ サッシ ロッソ ディ モンタルチーノ 2020
カンポ アイ サッシ ロッソ ディ モンタルチーノ 2020


カンポ アイ サッシは、ブルネッロと同じ特徴を持っていますが、より若々しく、ブルネッロほど複雑ではなく気軽に楽しめるワインです。より若いサンジョヴェーゼを使用しており、豊かなアロマを備えエレガントで、ブルネッロよりタンニンが少ないのが特徴です。 活き活きとしたスムーズな口当たりで、料理との相性が非常に良いモンタルチーノの赤ワインです。80hlと100hlのスロヴェニア産オークの樽、及びフレンチオークの樽で12ヶ月。その後、瓶内熟成4ヶ月。

輝きのあるルビーレッドの色調を呈しています。香りは黒スグリやベルガモットの凝縮感があり、新鮮なミント、リコリス、カルダモンとスミレのようなフローラルな香りに特徴があります。モンタルチーノのサンジョヴェーゼが持つクラシックなタンニンのテクスチャーはスムーズで、重厚であっても、時にはほっとするような変化も見せます。このワインには、凝縮感のある長い余韻があり、ヴィンテージの持つフレッシュさとテロワールの温かみが良く表現されています。

試飲コメント:やや淡い美しいルビー色。マスク越しでも伝わってくる明るい果実のアロマ。ベリー系果実、繊細な花などフルーティで華やかな香りです。繊細ながら芯のしっかりした味わい。旨味も感じます。軽やかな印象ですが、リッチさ、ボリューム感、複雑さ、余韻、あらゆる感覚が同程度で抜群のバランスです。

モンタルチーノ最古の偉大な畑「カステルジョコンド」が生む最上ブルネッロ
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
カステルジョコンド ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2016
カステルジョコンド ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2016


最高品質のサンジョヴェーゼを用い、栽培工程における妥協の無い選果を行った結果生まれるワイン。畑の理想的な標高、水捌けの良い土壌、南西向きの斜面等、厳しく選抜された区画のブドウから造られるため、全ての要素が、このブドウ品種の最高の表現をワインに写しとることを可能にしています。エレガントでバランスが良く、圧倒的な構成の素晴らしさを持ったワインで、ブルネッロ ディ モンタルチーノの偉大な特徴がいかんなく表現されています。スロヴェニア産及びフレンチオークの樽で収穫の年から5年目の1月1日まで。その内、最低2年間は樽熟成。4ヶ月瓶内。

いきいきとした、赤い輝きのあるルビーレッドの色調をしています。香りには、ブラックベリーが主体のベリー類とスミレの花が感じられます。黒コショウやカルダモンのスパイシーさにジュニパーや香ばしいコーヒー、ヘーゼルナッツの香りが続きます。エレガントなタンニンのある重厚な口当たりで、フルボディな味わいです。とても長く暖かみを感じる余韻は、スパイシーさとフルーティさが調和しています。

試飲コメント:非常に美しいガーネット色。明るい赤系果実と凝縮した複雑でエレガントな香り。味わいも非常にエレガント。抜栓直後は少し硬い様子でした。香りに感じた赤系果実と、ほんの少しのドライフルーツ、凝縮果実が綺麗に溶け込んでいます。2日後に試飲すると、これぞブルネッロと言わんばかりのエレガントな香りが増し、綺麗な果実味が際立つ洗練された味わいでした。

「ガイオーレ イン キャンティ」に進出したペラーノのスタンダードキュヴェ
驚くほどフレッシュで上品な深み!
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
キャンティ クラシコ 2019
キャンティ クラシコ 2019


ガイオーレ イン キャンティの丘陵にある、標高500-550mに位置するブドウ畑から生まれます。南西向きで、円形競技場の形をした畑は、日当たりが良く、自然に太陽の熱と光が集まる作りとなっています。標高、日当たりの良さ、形状、傾斜という、この土地の様々な恵まれた要素が一つとなり、鮮やかなスミレ色で濃厚な果実香、洗練されたエレガンスを感じる見事なストラクチャーを備えたタンニンを持つ、ここにしかない素晴らしい品質のワインを生み出しています。

ブドウは手摘みで収穫され、温度管理されたステンレスタンクで丁寧にマセラシオンを行い、十分なポリフェノールを抽出して最適な色味と独特のストラクチャーを引き出します。その後、一部は木樽で熟成して第3アロマとなる成分の香りを丁寧に凝縮していきます。

上品に鮮やかに輝く赤いルビー色。アルコール漬けの果実や、赤や黒の果実の特徴的な香りに、スミレなどのフローラルさと繊細で淡いスパイス香が続きます。豊かな風味だけではなく、時間とともに洗練されていくタンニンは、フィニッシュにかけて滑らかさをも感じさせます。

試飲コメント:ルビー色。赤系果実のピュアな香り。熟した赤系果実、花、黒系果実もあります。繊細でやわらかな口当たりながら、フレッシュな酸味とアルコールによってしっかりとした軸ができあがっています。深みのある味わいで、非常に優れたバランスです。

標高600メートルの優良畑で造られるキャンティ クラシコ リゼルヴァ
酸とアルコール、タンニンの優れたバランス!
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
キャンティ クラシコ リゼルヴァ 2017
キャンティ クラシコ リゼルヴァ 2017


ガイオーレ イン キャンティの丘陵にある、標高500-600mに位置するブドウ畑。南西向きで、円形競技場の形をした畑は、日当たりが良く、自然に太陽の熱と光が集まる作りとなっています。標高、日当たりの良さ、形状、傾斜という、この土地の様々な恵まれた要素が一つとなり、テヌータ ペラーノで育つサンジョヴェーゼは、豊かな個性と優美さが最大限に表現されています。丹念な手作業による選果と、スラヴォニア産オーク樽で24ヶ月熟成することによって誕生したワインです。

ブドウは手摘みで収穫されたのち、細心の注意を払い選果し、温度管理されたステンレスタンクで発酵させます。果帽を頻繁に除去することでキャンティクラシコ特有の色とストラクチャーを形成するポリフェノールを十分に抽出していきます。スラヴォニア産オーク樽で24ヶ月熟成させていくことで、このワインが持つ深いストラクチャーを生み出します。

輝きがあり美しく深みのあるルビー色、ブーケは複雑で、サワーチェリー、ブルーベリー、ラズベリー、クワの実などのフルーティーな香りが広がり、スミレや野バラなどのフローラルなアロマも美しく香ります。リコリスやクローブなどの素晴らしいスパイス香も持ち、樽熟成させたことで生まれるトースト香も感じられます。口に含むと酸とアルコールのバランスが素晴らしく、タンニンはしっかり存在感を示しつつも滑らかです。

試飲コメント:濃いルビー色。ベリー系のフレッシュな果実、凝縮果実、スパイシーなどの力強く複雑な香り。味わいも力強く、非常にフレッシュな酸と豊かな果実味が口中を覆います。樽由来のやや甘やかなスパイシーさもあります。余韻は非常に長く、調和の取れたフィニッシュです。

フレスコバルディの夢が詰まった単一畑グランセレツィオーネ
芳醇で独特の深みを併せ持つ複雑で美しい余韻
カステッロ ディ ニポッツァーノ (フレスコバルディ)
キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ リアルツィ 2016
キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ リアルツィ 2016


リアルツィは、フレスコバルディ家が長い間描いてきた夢のワインです。テヌータ ペラーノにある自然に作られた大きく3段に連なる地形を特徴とする、単一畑のサンジョヴェーゼから造られています。畑は南西向きの標高650mに位置し、クォーツを含む、ガレストロとアルベレーゼ土壌が特徴です。土壌の特徴と標高、特有のミクロクリマなどの完璧な組み合わせにより、強い個性と卓越したエレガンスが表現されています。リアルツィ(再起)という名称自体が表現するように、ワインという極上の芸術作品への絶え間ない努力を常に心に刻むという、フレスコバルディ家の決意が込められたグランセレツィオーネです。

ブドウは細心の注意を払いながら育てられ、丁寧に手摘みされます。ワイナリーに運ばれた後、更に慎重に細かく選果されます。温度管理されたステンレスタンクで発酵させ、ポリフェノールを最大限に引き出すためにマセラシオンぺリキュールを行い、優しくルモンタージュを施していきます。 その後、24ヶ月間は新樽のフレンチオークのバリックで熟成し、瓶内で12ヶ月間熟成させていきます。

濃厚で鮮やかな赤いルビー色、フルーツ香とスパイス香が美しく一体となり、バランスに優れた複雑なブーケを備えています。ミックスベリーやサワーチェリー、スミレ、スパイス香、それに続き、トースト香やジュニパーベリーの香りが展開し、繊細なストラクチャーのあるサンジョヴェーゼであると実感できます。口に含むと芳醇で独特の深みを併せ持ち、凝縮したテクスチャーの中に柔らかでまろやかなタンニンが素晴らしく溶け合っていきます。フィニッシュは、複雑な要素が美しく長く続きます。

試飲コメント:輝くルビー色。力強く複雑で、多種多様なフルーティさとスパイシーさが綺麗に混ざり合う香り。香り同様の力強く複雑な味わいです。豊かな果実と凝縮果実の濃厚で深みがあり、ハーブやタバコのニュアンスも感じます。持続性のあるフィニッシュで、充実感のある味わい。
インタビューを終えて
フィレンツェに根付き、トスカーナの歴史に名を残してきたイタリアを代表する世界的生産者「フレスコバルディ」のお話は、全て歴史を感じるもので圧倒されるばかりでした。また、初めて耳にする情報も多く大変勉強になりました。

キャンティ クラシコエリアで新しく手掛ける「ペラーノ」の畑は、画像だけでも美しさが伝わってきて、つい見入ってしまいました。インタビュー後にグーグルマップで畑を見てみると、「太陽の光を集め、水はけのよい畑」であることがよくわかるほどの傾斜がありました。実際に現地を訪れた日欧商事さん曰く「声が出るほどの風景で、上から見ると下が見えないほどの傾斜でした」とのことで、実際に現地に行ってみたくなりました。

試飲したペラーノのワイン3種は、どれもフレッシュな酸と抜群のバランスが特徴的でした。スタンダードキュヴェ「キャンティ クラシコ」は、酸味とボディをしっかりと感じる深みのある味わい。リゼルヴァは、力強く豊かな果実味が口中に溢れます。単一畑のグランセレツィオーネ「リアルツィ」は、非常に複雑で、多種多様な果実とスパイスが綺麗に混ざり合った、充実感のある味わいでした。

フレスコバルディの独立ブランドかつ偉大なスーパートスカン「ルーチェ」にメルローが使われる背景には、カステルジョコンドの前所有者であるフランス企業の存在があったことも大変興味深く、「これは日本初公開なのでは?」と盛り上がっていました。

今回試飲したワインはどれもトスカーナらしさ、優れたバランスが見事に表現されていて素晴らしかったです。久しぶりにカステルジョコンドのブルネッロを試飲して、ノスタルジーに浸ってしまった瞬間もありました。とても美味しかったです。

トスカーナの歴史と伝統を築き上げてきたフレスコバルディのワインを、ぜひみなさんにも味わっていただきたいです。

生産者さんと
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