類まれな長期熟成能力を備えるカルミニャーノ「テヌータ ディ カペッツァーナ」

2018/03/09
突撃インタビュー
2018年3月5日 テヌータ ディ カペッツァーナ社 クラウディア マンガティアさん

メディチ家から愛された1200年以上の歴史を持つカルミニャーノ!
類まれな長期熟成能力を備える銘醸「テヌータ ディ カペッツァーナ」

テヌータ ディ カペッツァーナ社 クラウディア マンガティアさんと
カルミニャーノは1200年以上の歴史が残るトスカーナ屈指の銘醸エリアです。メディチ家のコジモ3世により最も良質なブドウを産出する4つの地域として「キャンティ」「ポミーノ」「ヴァルダルノソープラ」と並び世界で初めての原産地呼称にも選ばれています。伝統的に高品質のワインを造り続けてきたカルミニャーノ。トスカーナの美しい風景と手つかずの自然が残る風光明媚なエリアでワイナリーを構えるテヌータ ディ カペッツァーナ社は有機栽培を推し進めるエリアのリーダー的存在。熟成能力が高く1930年代のバックヴィンテージも楽しめるカペッツァーナ社のカルミニャーノは格付け1級シャトーラフィットロートシルトが「タイムレスな魅力」と評するほど。テヌータ ディ カペッツァーナ社の輸出マネージャーであるクラウディア マンガティアさんにお話を聞きました。

4つ星ホテル『パルコ デッリ ウリーヴィ』にてヘッドソムリエとしても活躍

クラウディア マンガティアさんクラウディア マンガティアさんテヌータ ディ カペッツァーナ 輸出マネージャー1983年サルデーニャ州サッサリに生まれる。IULMミラノ大学にてイベントマネージメント&マーケティング専攻で修士号を取得。旅行代理店やマーケティング会社に従事したあと、2015年にAIS(Associazione Italiana Sommelier)のソムリエコースレベルⅢ終了、及び 「Wine& Food Pairing」のディプロマ取得。

ディプロマ取得後は、カペッツァーナ社のフリーランスマーケティング&PRとして、ワイナリーに携わり、Vinitalyを始め、数々の展示会やイベントに参加。

2015年の夏期は、サルデーニャ州コスタスメラルダの4つ星ホテル、『パルコ デッリ ウリーヴィ』にてヘッドソムリエとしても活躍。

2018年2月より正式にカペッツァーナ社の輸出マネージャーの職に就く。

1200年以上もの歴史がしっかりと残るエリア「カルミニャーノ」

地図1200年以上もの歴史がしっかりと残るエリア「カルミニャーノ」
テヌータ ディ カペッツァーナ社はトスカーナのカルミニャーノ地区にあります。トスカーナ州、プラート県モンタルバーノとフィレンツェの間に広がる丘陵地帯になります。非常に昔からワインが造られているエリアで、西暦804年にはここでブドウとオリーブが植えられ、羊皮紙に書かれた領主と小作人との契約書が発見されています。つまりカルミニャーノは今から1200年以上も前からの歴史がしっかりと残るエリアとなります。1925年創業670ヘクタールもの広大な敷地を所有
カペッツァーナ社の現当主はコンティ ボナコルシです。1920年にボナコルシ家が所有、1925年にワイナリーを創業しました。現在670ヘクタールの敷地を所有し、92ヘクタールがブドウ畑、約3万本のオリーブの畑が140ヘクタールとなっています。メディチ家のコジモ3世が定めた世界で初めての原産地呼称
カルミニャーノという土地は今から300年以上も前の1716年、メディチ家のコジモ3世によりトスカーナ公国で最も良質なブドウを産出する4つの地域が制定されました。それが「キャンティ」「ポミーノ」「ヴァルダルノソープラ」「カルミニャーノ」です。これが「BANDO」と呼ばれる世界で初めての原産地呼称とされています。昔からカルミニャーノでは品質に長けたワインが造られてきたことを証明する歴史があります。

4代目現在4代目の4兄弟によってワイナリーを運営

カペッツァーナ社は家族経営で多くの兄弟がいて、大きなファミリーです。現在は4代目の7人兄弟によって運営しています。4人の兄弟がメインにワイナリーに参画し、ヴィットリオ ボナコルシが主に畑と栽培を担当、ベネデッタが醸造担当、ヴィットリオの娘で5代目のセレーナとベアトリーチェがセールス&マーケティングを担当、フィリッポがオリーブオイルを担当しています。カペッツァーナはワインがとっても優秀なのですが、オリーブオイルも高品質な物を造っています。兄弟で役割がしっかりと決まっています。

メディチ家が避暑地として愛した「バルコ レアーレ」

バルコレアーレメディチ家が避暑地として愛した「バルコ レアーレ」
カルミニャーノを語る上で外せない事が「ミクロクリマ」(微気候)という事が言えます。このエリアを統治していたメディチ家に非常に愛されたエリアで、フィレンツェから避暑地として夏の間はカルミニャーノで過ごす事が多いでした。外部の人が入らないようにメディチ家が塀を囲いました。その名前が「バルコ レアーレ」で、ワイン名にも付けられています。バルコレアーレの塀で囲まれたエリアではカルミニャーノ内ですが、そこは自然公園となっています。ブドウ栽培の歴史と共に、メディチ家が狩猟もしていた地域です。メディチ家統治時代から自然が豊かでより良いブドウが育っていた歴史があります。アペニン山脈を越えてくる冷たい風がブドウに豊かなアロマをもたらす

ミクロクリマの話ですが、フィレンツェとモンタルバーノに挟まれた丘陵地帯のカルミニャーノはアペニン山脈を越えてくる冷たい風がブドウに豊かなアロマを持たせています。標高200メートルとそれ程高くはありませんが、夏の間は昼夜の寒暖差がありブドウ栽培に理想的な環境があると言えます。

畑歴史的にずっと有機栽培が行われている素晴らしいミクロクリマ
この素晴らしいミクロクリマがあるからこそ、有機栽培が可能になっています。私たちのブドウ畑とオリーブ畑では歴史的にずっと有機栽培が行われています。除草剤、化学肥料は全く使っていません。有機的アプローチとしてソラマメ科の植物を植えています。ソラマメを植える事で窒素を豊富に土壌に与える事が出来ます。ソラマメ科の植物が腰の高さまで育った時に土に戻し、自然な肥料として再利用しています。

カルミニャーノ全体で有機栽培の転換に向けて働きかける

有機栽培をするということは「有機認証を取る」という目的にとどまりません。カルミニャーノ全体で有機栽培をしていくように生産者に働きかけています。カルミニャーノは14社の程の小さなエリアですが、生産者全体でカルミニャーノDOCGを更に向上させていく事を目標にエリア全体で取り組んでいます。

カペッツァーナのワイナリーにのみ存在する自然酵母で醗酵

私達は畑だけではなく、カンティーナでも自然に則した醸造を心がけています。醸造には自然酵母を使っています。2013年にフィレンツェ大学の研究チームに調べてもらいましたが、酵母はカペッツァーナのワイナリーにのみ存在する種類であり、この酵母を使う事はカペッツァーナのアイデンティティを造りあげる為に非常に大切な作業になります。他社
も含め、全てのカルミニャーノの中でカペッツァーナの個性を保つ事が出来ます。

ワイナリーにある酵母なので、私達が気づかないに醗酵が始まったりすることがあります。醗酵のリスクを恐れて自然酵母を使わないワイナリーもあります。私達は綿密にタンクや樽の状況を常々見ながら醸造に取り組んでいます。

格付け1級シャトーラフィットが語る「カルミニャーノ」のタイムレスな魅力

バルコレアーレディカルミニャーノDOCとカルミニャーノDOCGの違いはなんでしょうか?インタビュー中カルミニャーノはサンジョヴェーゼにカベルネソーヴィニョンがブレンドされています。カルミニャーノはDOCGになる為には最低でもカベルネソーヴィニョン10%をブレンドしなくてはなりません。1ヘクタールあたりの収量と熟成期間の長さも違います。カルミニャーノ リゼルヴァともなると5年間の熟成が義務付けられています。この厳しい規定はブルネッロ ディ モンタルチーノDOCGと同じレベルにあります。

カペッツァーナ社が造ったカルミニャーノを代表する白いラベル
私達のフラッグシップと呼べるワイン「ヴィッラディカペッツァーナ」はワイナリー創業の1925年から造っています。カルミニャーノエリアでは一番古いと思います。「ヴィッラ ディ カペッツァーナ」の白いラベルは当時から変わらないデザインです。このデザインはベアトリーチェのお爺さんがいち早く造り上げたもので、現在ではカルミニャーノと言えば「白いラベル」が一般的となっています。

1937カルミニャーノカルミニャーノ1937年が素晴らしい状態
カンティーナには1925年のヴィンテージからずっとワインを保管しています。私達は「マスタークラス」というテイスティングを行っています。その際は1930、1940、1950、1960年代の「ヴィッラ ディ カペッツァーナ」を開けています。最近では1937年が素晴らしい状態でした。熟成のトーンはありますが、粗さが無く非常に良い状態でした。

私達はオールドヴィンテージのワインに関しては15年毎にテイスティングを行い、リコルクを行っています。経年による目減りした分に関してはカルミニャーノ協会が定めたキュヴェで補っています。

「10年熟成プロジェクト」をスタート

このようなヴィッラディカペッツァーナの長期熟成の可能性をより多くの皆さんに知って頂く為に、2016年からは新たに「10年プロジェクト」を始めました。2006ヴィンテージから毎年3000本を保管し10年後なって初めてワイナリーからリリースをするものです。10年プロジェクトでリリースしたワインには裏ラベルに「10anni」のマークが記されています。ですので、現行ヴィンテージと「10anni」を是非飲み比べて頂きたいと思っています。ワインがお好きな方ならばヴィンテージを違えて飲む事の楽しさだったり、喜びというものがヴィッラ ディ カペッツァーナから味わえると思います。

格付け1級シャトーラフィットが語る「カルミニャーノ」のタイムレスな魅力

ボルドー格付け1級シャトー、シャトー ラフィット ロートシルトと3代目のウーゴ伯爵が非常に仲良く接していて、お互いに行き来する間柄で共にサジェスチョンを行っていました。シャトーラフィットがカルミニャーノのワインを語る時に「Never Too Young」「Never Too Old」と表現しました。つまり、時が止まったような「タイムレス」なワインであるという事を言いたかった訳です。カルミニャーノに特徴的なのが、果実味、酸度、少しの塩味、ミネラル感ですね。先ほどお話した1937年を先日飲みましたが、まだ酸も果実味のしっかり感じられる時が止まったようなワインでした。

「カペッツァーナのヴィンサントは酸が基調にある深い甘口」

アパッシメント法定熟成期間の倍以上7年熟成!他と一線を画すヴィンサント
私達が造るヴィンサントについてお話させて頂きます。規定では36ヶ月後からヴィンサントをリリースする事が出来ますが、カペッツァーナのヴィンサントに関しては84か月熟成(7年)と倍以上の熟成期間なので、一般的なヴィンサントとは一線を画した味わいがあります。1925年創業当時から造っています。トレッビアーノ90%とサンコロンバーノ10%のブレンドです。見て下さい。とても深い黄金色です。「カペッツァーナのヴィンサントは酸が基調にある深い甘口」
ブドウは9月初旬に収穫し翌年2月まで乾燥させます。乾燥ブドウの一粒でも虫がいたりすると全部が駄目になってしまいます。アパッシメントの作業は非常にデリケートでとても気を使います。カペッツァーナのヴィンサントは「酸と糖分のバランス」が重要で、甘ったるいだけのヴィンサントではなく、酸が基調にある深い甘口となっています。「ヴィンサンタイア」ト呼ばれる熟成庫で栗、サクラの種類の異なる樽で熟成、ブレンドしてボトリングしています。伝統的な造り方で温度管理を一切行いません。

自分の子供のように愛情をかけて造られるヴィンサント
醸造担当のベネデッタが毎日毎日朝、昼、晩とヴィンサンタイアをチェックしています。その姿はまるで自分の子供の面倒を見るようにすら感じます。ある時、もう販売するヴィンサントが無いのでベネデッタの所に行って、一緒に熟成中のヴィンサントを試飲して、「どう?販売出来る?」と聞くんですが、ベネデッタが「イエス」と言わない限りリリースが出来ないんですね。他のスタッフは飲んでみて「良いじゃない!」と思うんですが、彼女は「ノー」という事が多いですね。それだけベネデッタの愛情が入った思い入れが強いワインなんです。ボトリングできなかったヴィンサントは併設しているレストランの料理、デザートのレシピの一つに使われます。

1リットルの中に321グラムの糖度があるんですが、土壌由来のミネラル、ブドウの持つ酸がバランス良く働いているので、甘い中にもスッキリとしたあじわいと深みが感じられます。デザート全般もそうですが、特にブルーチーズはとても合いますね。

ラヴィンサンタイア「ここでの夕焼けは他に勝るものがない」

私たちはワイナリーのほかに「ラ ヴィンサンタイア」という名のレストランも運営しています。オープンテラスからはフィレンツェの街並みを綺麗にみる事が出来ます。「ここでの夕焼けは他に勝るものがない」と言って下さった日本人ソムリエもいらっしゃいますよ。

エレガントでテロワールをしっかりと表現したトレッビアーノ
トレッビアーノ ディ カペッツァーナ2015
トレビアーノ100%のワインです。2000年がファーストヴィンテージなんですが、このワインを造る事は一つの「賭け」のようなものでした。白ワインとして長期熟成も可能で更にエレガントであってテロワールをしっかりと表現するワインを目指し、行き着いたブドウが「トレッビアーノ100%」のワインでした。トスカーナではトレッビアーノという品種は補助品種的に使われる事が多く、100%で造る事は2000年当時は少なかったでした。使うブドウのクローンにも着目しました。トレッビアーノローザと呼ばれるプロカニコのトレッビアーノクローンから出来ています。一つの房に少しの実しかつきません。醸造方法もユニークで一時醗酵、マロラクティック醗酵はフランス産のトノー樽、熟成はオークとアカシアのバリックで5~6カ月行います。アカシアの樽を使う事は珍しく醸造担当のベネデッタの挑戦的な試みでもあります。試飲コメント:黄金がかった麦わら色。アーモンドや黄色の花に清々しいミネラルの風味が上品に重なります。グラスを廻すと果実の深い香りと華美ではない香ばしいバニラのニュアンスが感じられます。酸とミネラルを基調したエレガントなスタイルに中盤から果実の厚み、深みが相俟って見事な調和を成すワイン。長く続く余韻があり、ベタ付かない優美な味わい。ウサギや鶏肉の白身肉料理と。甲殻類のソテーやサラダも好相性です。 トレッビアーノ ディ カペッツァーナ2015
上品な酸味と心地よい果実味が魅力の間口の広い美味しさ
バルコ レアーレ ディ カルミニャーノ2014
バルコレアーレ2014年はサンジョヴェーゼ70%、カベルネソーヴィニョン15%、カベルネフラン5%、カナイオーロ10%がブレンドされています。2014年はイタリア全体的に収穫が不安定な年でした。しかしバルコレアーレにとっては「幸運」な年と言えるでしょう。なぜなら例年10万本造る上級「ヴィッラ ディ カペッツァーナ」を2014年は1万本しか造りませんでした。「ヴィッラ ディ カペッツァーナ」に使うブドウの殆どがバルコレアーレに廻っている為、ヴィンテージのハンデを感じさせない良い出来のバルコレアーレとなっています。23万本をボトリングしました。試飲コメント:若いタイプのカルミニャーノ。バルコレアーレとは、メディチ家が建設した30マイルもある長い境界壁の名前に由来しています。
紫を帯びた濃いルビーレッド。僅かにオークの香りを感じるエレガントでやさしい香り。バランスの取れた飲み口は秀逸。ボリューム感のあるソフトなタンニンとバランスのとれた味わいで、上品な酸味と心地よい果実味が魅力の間口の広い美味しさがあります。前菜、肉料理全般と。焼き鳥のハツや軽めのタレとも好相性。
バルコ レアーレ ディ カルミニャーノ2014
カペッツァーナのフラッグシップ!1925年から造り続ける力強くエレガントな味わい
ヴィッラ ディ カペッツァーナ カルミニャーノ2013
私達のフラッグシップと呼べるワインです。ワイナリー創業の1925年から造っています。カルミニャーノエリアでは一番古いと思います。ラベルは当時から変わらないデザインです。このデザインはベアトリーチェのお爺さんがいち早く造り上げたもので、現在ではカルミニャーノと言えば「白いラベル」となっています。代表的なバルコレアーレは醗酵をステンレスタンクで行いますが、ヴィッラ ディ カペッツァーナはトノー樽で醗酵を行います。試飲コメント:濃いルビーレッドの色調。スパイシーなアロマを伴うエレガントで甘いフルーツの香り、果実味に丸みがあり優しい口当たりながら、しっかりしたタンニンとバランスのとれた酸が高い次元で調和しています。中盤から広がる赤いベリーやスパイスのトーンを含む持続性のあるフィニッシュが印象的な逸品です。赤身肉料理、チーズ全般と。シンプルにグリルした牛、羊の香草グリル、焼肉とは相性抜群です。 ヴィッラ ディ カペッツァーナ カルミニャーノ2013
力強さと優美さが美しいハーモニーを成す。これぞカルミニャーノの醍醐味!
トレフィアーノ リゼルヴァ2008
香りに注目して下さい。これこそが「カルミニャーノ」です。5年の熟成期間を経てリリースされます。ブルネッロ ディ モンタルチーノと同レベルの熟成期間です。1979年がファーストヴィンテージです。規定によりカベルネソーヴィニョンをブレンドしていますが、私達はカベルネソーヴィニョンを外来品種とは思っていません。カルミニャーノという土地ではメディチ家の王妃がフランスに嫁ぐ際にイタリアの食文化を持っていきましたが、フランスからはカベルネソーヴィニョンを持ち帰った訳です。それだけの歴史がカルミニャーノにはあります。ですので、私達はカベルネソーヴィニヨンに対して「フランス産のブドウ」という呼び方はしません。愛情をこめて「フランチェスカ」と呼んでいますよ。試飲コメント:スパイスの効いた円熟した果実香。甘やかさと美しさが共存する艶やかな香り。枯葉、ミネラル、茶葉の複雑な熟成のニュアンスがエレガントに持続していきます。飲むとまろやかでストラクチャーのしっかりとした味わいです。熟れたタンニンとバランスのとれた酸味が特徴。アフターまで小さな赤い果実やスパイス香が残ります。力強さと優美さが美しいハーモニーを成す。これぞカルミニャーノの醍醐味が詰まった一本。是非赤身肉料理のグリルと。 トレフィアーノ リゼルヴァ2008
ウーゴ伯爵が「スーパートスカン」を造りたいという想いから産まれたワイン
ギャイエ デッラ フルバ2012
1979年に3代目ウーゴ伯爵が造ったワインです。2012年はカベルネソーヴィニヨン50%、メルロー25%、シラー25%がブレンドされています。ブレンド比率は毎年変わります。ウーゴ伯爵が「スーパートスカン」を造りたいという想いから産まれたワインです。サンジョヴェーゼは一切使用していません。ワイン名の「ギャイエ デッラ フルバ」とは元々フルバという小川を挟むようにしてブドウ畑があり、沖積層土壌の小石が多かった事に由来して名づけられています。試飲コメント:深いルビーの色調。スパイスを伴う芳醇で心地よいエレガントな香り。フルボディのまろやかな口当たりで全てにおいて調和のとれた酸があります。しっかりとしたタンニンが魅力的な「贅沢」という言葉がふさわしい赤ワイン。ジビエを含む赤身肉料理、熟成したハードチーズと。 ギャイエ デッラ フルバ2012
熟成という「時」が織りなすトスカーナを代表する食後酒ヴィンサント
ヴィン サント ディ カルミニャーノ リゼルヴァ2009
規定では36ヶ月後からヴィンサントをリリースする事が出来ますが、カペッツァーナのヴィンサントに関しては84か月熟成(7年)と倍以上の熟成期間なので、一般的なヴィンサントとは一線を画した味わいがあります。1925年創業当時から造っています。トレッビアーノ90%とサンコロンバーノ10%のブレンドです。見て下さい。とても深い黄金色です。試飲コメント:見るからに魅力的な深い黄金色。クルミや干しイチジク、アプリコットやオレンジの皮を思わせる心地よいフルーツの香りが印象的。砂糖漬けのオレンジの皮ような持続性のあるビター後味と美しい酸がこのワインの優美さを引き立てています。深い甘さの中に感じる美しい酸味の清涼感。熟成という「時」が織りなすトスカーナを代表する食後酒です。デザート全般と。ブルーチーズとは抜群の相性です。 ヴィン サント ディ カルミニャーノ リゼルヴァ2009
インタビューを終えて
カルミニャーノの歴史の深さに改めて驚かされたインタビューとなりました。試飲したカルミニャーノからは美しい酸を残しながらも、丸みがあり、柔らかいタッチの果実味がありが見事なバランスを成しイタリアンのみならず、和食でもペアリング出来そうな繊細な深みと清らかさが感じられました。カルミニャーノの素晴らしい熟成能力も知りました。クラウディアさんが話してくれた「1937年物」が今でも楽しめるというのは世界中のワインを見渡しても、ほんの一握りのトップワインしかないと思います。メドック1級シャトーラフィットロートシルトが「タイムレスな魅力」と評したカルミニャーノ。伝統的に品質の高いワインを造り続けてきたからこそ、80年以上経ったワインであってもその個性は褪せてはいないそうです。試飲したトレフィアーノ リゼルヴァ2008年も現在素晴らしく深い香りと洗練された美しさが感じられ、今後の熟成も楽しみな1本です。トスカーナワインを知る上で欠かせないカルミニャーノ。カペッツァーナはカルミニャーノを知るに最適な1本だと思います。是非お試しください。
テヌータ ディ カペッツァーナ社 クラウディア マンガティアさんとトスカニースタッフ

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