2010年4月13日 アマローネ伝統の造り手 ベルターニ訪問

突撃インタビュー

■2010年4月13日 アマローネ伝統の造り手 ベルターニ訪問



(輸出担当のジャンマテオさんと)

 

初めてアメリカに輸出されたイタリアワインの造り手として知られるベルターニ。フランスでワイン造りを学んだベルターニ兄弟が1857年に設立したワイナリーです。
ヴェローナ近郊にあるベルターニを、ヴィーニタリ終了後に訪問してきました!

ベルターニといえば、アマローネ!今回、そのセラーの一部を見学させていただき、ストックされたオールドヴィンテージのボトルの数の多さにびっくり!「一体全体、いくらの資産になるんだろう・・・」なんてことを思わず想像してしまいました。ついには、1940年のアマローネのストック発見!これ全部70年以上保存されているのです!!すごい・・・。

このヴィンテージ以外にも、出来の良い年のワインはかなりの数量をストック。アマローネは何十年もの長期熟成に耐えると言われていますが、実際その寿命は計り知れなく、ベルターニ自身も「何年熟成を続けるのかまだ分からない」と言っているほどなんです。機会を見てはその熟成具合を確かめていて、そのポテンシャルの高さを確認しているのだそうです。ずっと以前からこのようにストックをしていたのも、創業者のベルターニの先見の明だったんですね。

創業して間もなく、ベルターニのワインはその品質の高さで世界に知られるようになっていきます。アメリカに初めて輸出されたセッコベルターニはもちろん、今回凄いものを見つけちゃいました~!なんと、1937年5月12日に開催された、イギリス国王ジョージ6世の戴冠式典の晩さん会にベルターニのソアーヴェが使われているんです!!

このようなイタリアワインを世界に広めた功績を評価され、ベルターニ兄弟はナイトの称号を授与されます。また、イタリア統一の立役者であるサヴォイア家からは紋章を使ってもいいという名誉を与えられました!


たくさんの樽が並ぶ醸造所の部屋に、セッコベルターニのボトルが飾られていました。1800年代の終わりにアメリカへ輸出されたときからのボトルデザインの変遷をたどるようになっているのですが、よくよく見ても、あまりデザインの変化が見られません。サヴォイア家の紋章が入った、黒と金のシックなラベル。案内のマテヤさんいわく「ひと目でセッコベルターニとわかってもらうためにほとんどデザインは変えていないんです。現に、古くからの顧客の方々の中にはデザインを変えたことすら気が付かなかった方もいらっしゃるんです。それを聞いて私たちはとても満足しました。」とのこと。

さて、セッコベルターニというワイン名の由来。セッコというのは辛口という意味なのですが、実は、このワインが造られ始めた1800年代終わりごろは、発酵を完璧に終わらせて辛口にする技術をもっていないところがほとんどだったんです。つまり、途中で終わるので糖が残り「甘口」に仕上がるわけです。ベルターニはその当時から発酵を完了させるノウハウを持っていたため、「辛口=セッコ」に仕上げることができた。他のワインとは違うという意味を込めて「セッコ」という名前を付けたとのこと。100年以上もの長い歴史がこのワインの中には詰まっているんですね。


150年もの伝統を誇るベルターニ
常に高いレベルの品質を維持し続けることは
並大抵のことではできません。
情熱と忍耐と仕事への真摯な姿勢こそが
現在のベルターニを造り上げています。

イタリアワインの歴史を作ったベルターニのワイン
ぜひお楽しみください。

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