サッシカイア、グラッタマッコとともに「三大ボルゲリ」の一角をなすオルネッライア。スーパートスカンの歴史を造ってきたまさに伝説的ワインのトップキュヴェ「オルネライア」に使用したバリックで10ヶ月間熟成させて造る「レ ヴォルテ デル オルネッライア」です。2020年は『ジェームズサックリング』93点、『ワインアドヴォケイト』90点を獲得しています。

『ジェームズサックリング』93点（2020ヴィンテージ）

「青い果実の魅力的なアロマに、スレートや黒甘草のキャラクターを感じる。フルボディでジューシーな果実味とオレンジピールのようなニュアンス。濡れた土、新鮮なセージやローズマリーも。このヴィンテージの地中海的なフレーバーが好きだ。飲んでもよし、すぐに楽しめるが数年の熟成も可能。（2022年4月）」

トップキュヴェ「オルネライア」に使用したバリックで10ヶ月間熟成

トップキュヴェ「オルネライア」に使用したバリックで10ヶ月間熟成。「一流のスタッフと緻密な仕事」、ワイン造りに常にパーフェクトを求めるオルネライアの哲学は、サンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネのブレンドで造るこの「レ ヴォルテ」にも表現されています。

オルネライアを身近に楽しめる贅沢なカジュアルワイン

いきいきとしたサンジョヴェーゼに、メルローのまろやかさ、カベルネ・ソーヴィニヨンのしっかりした骨格や深みが絶妙に調和したやわらかで上品な味わい。爽やかさを感じさせるフルーツや花の香りが豊かに広がります。イタリアを代表する造り手オルネライアを身近に楽しめる贅沢なカジュアルワインです。

1981年に、フィレンツェの名門アンティノリ家の次男マルケーゼ・ロドヴィーコ・アンティノーリ伯爵が、トスカーナの海岸マレンマ地方のボルゲリでワイン造りを始めて以来、常にイタリアワインのトップクラスに位置づけられる「オルネッライア」。

もともとは「カリフォルニアでワイン造りを」と考えていた伯爵ですが、カリフォルニアワイン界の重鎮であったアンドレア チェリチェフ氏と運命的に出会い、唯一無二の土地ボルゲリの可能性に気づかされます。つまりそれが「サンテミリオンとポムロールにも似た素晴らしい土壌とカリフォルニアを思わせる恵まれた気候」だったのです。

現在ではボルゲリの特性に関する研究が数多く行われ、ますますこの土地が持つ「唯一性」に対する評価は上がる一方となりました。

ボルゲリ研究第一人者のアッティリロ シェンツァ教授（ミラノ大学醸造学）は「ヨーロッパ、いや世界中探しても、ボルゲリのような特性を持つ土地はない」と断言しているぐらいです。