ブルネッロ ディ モンタルチーノを世界に広めた名門バンフィが、「食事に合わせやすく果実味がたっぷりあるみずみずしく若々しい飲みやすい赤」をコンセプトに造るロッソ ディ モンタルチーノです。心地よい果実の甘みがありなめらかな飲み心地が特徴的です。

「毎日飲める高品質デイリーワイン」

最も知名度の高いロッソ ディ モンタルチーノのひとつ

2025年6月、エリアマネージャーのパオロ・ファッシーナ氏にお話を聞きました。

「これは最も知られているロッソ ディ モンタルチーノのひとつです。人気に伴い、生産量を拡大しています。中程度の樽を使用して、クラシックなスタイルながら飲みやすさとエレガンスを重視しています。毎日飲める高品質デイリーワインであり、パスタ、豚肉、チーズ、牛肉など幅広い料理に合います。」

親しみやすく癒しを与えるバンフィの「ロッソ ディ モンタルチーノ」

2025年3月、宮嶋勲氏にお話を聞きました。

「ロッソ ディ モンタルチーノは、キャンティ クラシコよりも酸が強くなく、果実味があります。バンフィが造るロッソは、さまざまな料理と合わせやすく、癒される味わいです。誤解を恐れずに言えば、フルーツジュースの感覚で飲める親しみやすさです。豚の角煮のような醤油ベースの甘みのある料理に合います。」

セカンドラインではないオリジナルのアイデンティティを持つ秀逸なロッソ

ロッソ ディ モンタルチーノというワインは、造り手によって位置づけが異なります。樽の選別段階でブルネッロ ディ モンタルチーノの選別に漏れたワインをセカンドラインのロッソとしてリリースする造り手が多いなか、バンフィは明確なコンセプトのもと、ロッソは初めからロッソとして造っている、他にはないオリジナルのアイデンティティを持つ秀逸なワインです。

1978年創業、ブルネッロ ディ モンタルチーノを世界に広めた最大手「バンフィ」。創業者のイタリア系アメリカ人マリアーニ兄弟が、高品質なワインを生産する世界的規模のワイナリーを目指して誕生させました。ワインビジネスという概念が存在しなかった時代に、世界市場の開拓に成功。現在ではブルネッロ全体の約10％を生産するなど、モンタルチーノ随一の規模と品質を誇る造り手として君臨しています。モンタルチーノ以外にも、ボルゲリやキャンティ、ピエモンテでもワインを生産。モンタルチーノ内だけで2800ヘクタールの土地を所有しています。

土壌のタイプは58種類にのぼり、それぞれの土地に合ったブドウを栽培しています。最高のブルネッロを造るためにミラノ大学、ピサ大学と共同で最適のサンジョヴェーゼクローンを選出。設立以来、土壌や栽培方法の研究はもちろん、醸造方法の探求にも余念がなく、独自の発酵タンクの開発や樽材の選定にいたるまで改良を続け品質向上を続けています。近年は、象徴的な畑「ポッジョ アッレ ムーラ」を筆頭に、単一畑シリーズによって畑の個性を表現する「テロワール重視」のスタイルへと進化。また、これまで主流だった小樽から中樽、大樽醸造に移行し、エレガンスを追求する造りにも注力しています。