バジーレはトスカーナ州南部チニジャーノにある、ジョバンニ バッティスタとドメニコの兄弟とその家族で運営している小さなワイナリーです。ブドウは有機栽培で栽培しており、農薬は使用せず手作業で様々な仕事を行っています。「ワインは畑で出来る。本物のワインはカンティーナでのマジックでは造ることはできない」という醸造哲学のもと真摯にワイン造りを行っています。このワインはヴェルメンティーノ主体のキリリとさわやかなでジューシーな口当たりの辛口白です。

ブドウの栽培に最適な環境

ワイナリーの土地は約34ヘクタールに広がり、そのうちブドウ畑は8ha。ほとんどが南西に面しており、ブドウ畑が1日中太陽に照らされる理想的な場所にあります。土壌は主に石灰質で、特徴はいわゆるガレストロです。標高は380-330ｍまでさまざまです。夏に30度を超えることはめったになく、風通しがいいので、ブドウの栽培に最適な環境です。

ステンレスタンクとトノー樽で5ヶ月熟成

ブドウはイタリアの有機認証機関の一つであるCCPB（有機生産物管理共同組合） の認証を受けています。ヴェルメンティーノ85%、ヴィオニエ10%、プティ マンサン5%をブレンド。ステンレスタンク80%とフランス産オークのトノー樽20%で5ヶ月熟成しています。また、ブドウやワイン本来の味わいを残すためにフィルタリングは行っていません。

さわかな飲み口で魚介類やシーフードとの相性は抜群

白桃、サンザシやオレンジの花の香り。グラスを回すと、ライムの皮やトマトの茎などの繊細な香りも感じられる。豊かで包み込むような口当たり。ジューシーな飲み口で余韻は長く、グレープフルーツやペストリーの甘さを感じさせる後味。さわかな飲み口で魚介類やシーフードとの相性は抜群です。

アルテテカはナポリの方言で「よく動き回る」

『アルテテカ』とは生産者のバジーレ氏の出身地、ナポリの方言で「頭の回転が良い」、「よく動き回る」などを意味する言葉です。フレッシュさや活き活きとした味わいの感じられるこのワインのイメージに合うことから、名づけられました。

バジーレ社はジョヴァンニ=バッティスタとドメニコのバジーレ兄弟とその家族で運営されている生産本数も非常に少ない小さなワイナリーです。 有機栽培でブドウを栽培しており、裏ラベルにはイタリアの有機認証機関の一つであるCCPB によって有機のブドウの認証を受けていることが記載されています。

創業1999年　ファーストヴィンテージは2004年　バジーレ社は、トスカーナ州グロッセート県のチニジャーノ村にあり、 カンティーナの正面約20km先にはモンタルチーノの町があります。バジーレ社のワインはブドウやワイン本来の味わいを残すため、フィルタリングは行っていません。

またワイン造りの哲学は、「ワインは畑で出来る。本物のワインはカンティーナでのマジックでは造ることはできない」。彼らは収穫時にはブドウ一粒一粒をしっかりチェックして、必ず1時間以内にモストにしているそうです。非常に真摯にワイン造りを行っている造り手です。