ブルネッロ歴史的ワイナリー「カナリッキオ ディ ソープラ」の新しいキュヴェ「モントゾーリ」

モンタルチーノでいち早くワイン造りを始めたワイナリーの一つ、カナリッキオ ディ ソープラの新しいブルネッロ「モントゾーリ」！テロワールを最大限に引き出すため、リリースまでに15年を費やしたブルネッロです！初ヴィンテージ（2018Vintage）で『ルカガルディーニ』98点を獲得しているのを始め、『アントニオガッローニ』96+点、『デカンター』96点、『ワインアドヴォケイト』95点を獲得しています！

標高が高く、ミネラル豊富なモントゾーリの丘の畑

ブルネッロ モントゾーリはモンタルチーノの北東に位置する、標高350～400mのモントゾーリの丘にあるフィラーリ ルンギ（長い列）という名の畑のサンジョヴェーゼから造られます。この畑は標高が高く、ミネラルを多く含み、シルトが豊富な泥灰土土壌。テロワールの特徴であるミネラル感、豊かな風味、わずかに塩味を感じるイキイキとしたワインに仕上がっています。

重厚感もありながら上品さも感じられる優美なブルネッロ

美しく輝くオレンジがかった深みのあるルビー色。ブラックベリーやチェリー、ドライフラワー、カルダモン、ナツメグ、紅茶葉、タールなどの香りが複雑に広がります。力強い口当たりに、充実した果実味を豊かで滑らかな酸が引き締めます。タンニンは豊富で緻密。重厚感もありながら上品さも感じられる優美なブルネッロです。

日本へは極少量の入荷です。カナリッキオ ディ ソープラの新しいクリュブルネッロ「モントゾーリ」の初ヴィンテージをぜひご堪能ください。

ワインガイド評価

『ルカ ガルディーニ』98点（2018ヴィンテージ）

モンタルチーノで最も有名なクリュの一つで、ガレストロが非常に豊富な土壌で栽培され、この垂直性と熟成感のあるワインは誕生した。黒桑の香りに、クレメンティーナオレンジの皮とマジョラムのタッチ。口当たりはとてもフレッシュでジューシー、樹液のようなタンニンを持つ。柑橘系のフルーティーなフィニッシュ。（2022年11月）

『ワインアドヴォケイト』95点（2018ヴィンテージ）

成長するカナリッキオ ディ ソープラのポートフォリオに、エキサイティングな新商品が登場した。アペラシオンで最も有名なサブゾーンの1つから収穫された果実を使った2018年のブルネッロ ディ モンタルチーノ ヴィーニャ モントゾーリは、ユニークなプロフィールを示している。ワインは赤と紫の果実のしっかりとした核を持ち、軽めのスパイス、砕いた石や白亜の石灰岩で全て縁取られている。このワインの繊維は無駄がなく、引き締まり、エレガントな流線型をしている。力強さと柔らかさを併せ持つ味わいで、特に上質なタンニンが感じられる。フランチェスコ リパッチョーリが3,733本と200本のマグナムを生産した。飲み頃2025～2042年。（2023年3月）

ブルネッロ ディ モンタルチーノ協会創設に大きく寄与した造り手

カナリッキオ ソープラは1962年、トスカーナ州モンタルチーノの北部、ヴァル・ドルチャ（オルチャ渓谷）の中央に、この土地を愛するプリーモ・パチェンティにより設立されました。最初のボトリングは1966年でブルネッロ ディ モンタルチーノ協会創設に大きく寄与した造り手であり、ただ一社、当時のエチケットを使うことを許された稀有な存在です。

ビオンディ サンティも手掛けるパオロ・ヴァガッジーニ氏が参画

1990年代に入ると息子ピエル ルイージ リパッチョリが父の志を受け継ぎ、品質を目覚ましく向上させ、2001年からは第三世代シモネッタ、マルコ、フランチェスコ リパッチョリも加わり、ワイナリーは現在も進化を遂げています。また、コンサルタントとしてビオンディ サンティも手掛ける、サンジョヴェーゼのエキスパート、パオロ・ヴァガッジーニ氏が参加しています。

畑はカナリッキオに13ヘクタールとモントソーリに6ヘクタール所有しています。カナリッキオは標高300メートルの畑で粘土質を多く含み、モントソーリは石が多く混ざるガレストロ土壌でテロワールが異なります。造るワインは100％自社畑のブドウを使用。個性の違う2つの畑がブレンドされ、ワインとなります。ステンレスタンクで醸造し、伝統的大樽で3年間熟成といたってクラシカルな造りです。古くからの習慣に敬意を払いつつも、常に新しいアイデアと技術を取り入れ、長きに渡るモンタルチーノの歴史の中でも、最も由緒があり、古くからのワイン愛好家に人気がある最も重要な生産者のひとつとして注目されています。その実力は、『ガンベロロッソ』をはじめ、『ワインスペクテーター』、『ワインエンスージアスト』、『ワインアドヴォケイト』など世界中から賞賛されています。