「幻のブルネッロ」と呼ばれ、世界各国の著名人に愛されるサルヴィオーニのブルネッロ。映画監督のフランシス コッポラ氏、オペラ歌手のアンドレア ボチェッリ氏等、その顧客リストには一流の文化人が名を連ねています。ブルネッロ協会4つ星の良年ヴィンテージ。また日本への割当輸入量は僅か296本とまさに稀少品です！(2018Vintage)、『ワインエンスージアスト』98点と、2020年の年間ベストワインTOP100で第13位に輝きました！（2017Vintage）この2018ヴィンテージも既に『ファルスタッフ』で96点、『ワインアドヴォケイト』で95+点を獲得しています！これから発表される他の評価誌の結果も大いに期待されます！

「幻のブルネッロ」

わずか4haの畑から極少量のみ生産される「幻のブルネッロ」、サルヴィオーニ。映画監督のフランシス コッポラ氏、オペラ歌手のアンドレア ボチェッリ氏等、その顧客リストには一流の文化人が名を連ねます。ガンベロロッソ『イタリアを変えた50本』に、ブルネッロ ディ モンタルチーノとして唯一選出されたワインとしても有名です。

徹底的に収量を落とし、1本のブドウの樹に一房か二房しか実をつけないというこだわりを貫き、生産面積が少ないうえ収量も厳しく制限されるため、生産量はごくわずか。「幻のブルネッロ」たるゆえんです。

偶然の産物で生まれた絶妙な樽とワインの絶妙な調和。楕円形の樽で熟成

サルヴィオーニの製法で特徴的なのが、ワインとの接触面積が多い楕円形の樽で熟成させること。醸造所が狭く、大樽や中樽が入らないため楕円形の樽を使ったところ素晴らしく調和されたワインができました。「偶然の産物で、ワインとのベストな調和が生まれたのだ」と造り手のサルヴィオーニ氏は笑いながら話します。

力強くエレガントな味わいで愛好家を魅了する「幻のブルネッロ」。この機会をお見逃しないようにお願いします。

ヴィンテージ情報

春先は気温が上がらずブドウの生育サイクルは遅れ気味でした。初夏には平年並みの気温となり、生育の遅れを取り戻しました。8月の降雨の影響から畑での除葉作業に時間を要しましたが、サルヴォオー二の畑は常時強い風が吹く為、ブドウへの影響はありませんでした。収獲は日照が強い一方で、涼しい理想的な環境の中で行われました。2018年は全体的に穏やかな気候で、ワインも同じくバランスの取れたクラシカルなスタイルに仕上がりました。

ワインガイド評価

『ファルスタッフ』96点（2018ヴィンテージ）

鮮やかで輝きのあるルビーレッド。ノーズは繊細なラズベリーの果実味、野イチゴのテイストが示され魅力的でクリア。洗練されたシルキーなタンニンを持ち、熟したレッドベリーの果実味から始まり、後味はしっかりとした圧力がある（2022年10月）

『ワインアドヴォケイト』95+点（2018ヴィンテージ）

2018年のサルヴィオーニ ブルネッロ ディ モンタルチーノは、ダークガーネットとブラックルビーの輝くハイライトを持つきれいな彩度を示す。ブーケはパンチがあり明るく、ブラックチェリーやドライカラントなどの第一の果実味もしっかりと感じる。2018年のワインの中で、セラー熟成の可能性という点で自信を与えてくれるほんの一握りのワイン。タンニンはまだ艶と柔らかさを得る時間が必要で、フレッシュな酸がそれらの風味と香りを見事に閉じ込めている。サルヴィオーニ ファミリーは困難なヴィンテージに打ち勝った。飲み頃2025-2045年（2023年3月）

モンタルチーノの東側に位置する「ラ・チェルバイオーラ」は家族経営のカンティーナで、農業を学んだウンベルトサルヴィオーニが友人に送るためにワイン造りを選択したことに始まります。息子のジュリオ・サルヴィオーニ氏が、友人に送ることから、限られた量でいいので、傑出した品質のワインを作ろうと決意しカンティーナを立ち上げたのが、1985年。1985年の収穫でに最初のチェルバイオーラのブルネッロが造られ、その後にリリースされた特筆すべきヴィンテージのワインによって、チェルバイオーラの名は一躍世に知られることになりました。

所有する畑は4ヘクタールと極小で、年間生産量も年によってまちまち。その中で、徹底的に収量を落とし果実を凝縮させる栽培法をとり、ラベルはいまだに手貼り、というこだわりの造りを今も実践しています。

以前、中樽を使用していたのは醸造所が狭く大樽を置く事が出来なかった為。しかし、中樽でもスペースが狭いため、縦方向に長く幅が狭い楕円形の樽を買ったとの事。ワインとの接触面が多いことから、「偶然の産物で、ワインとのベストな調和が生まれたのだ」と笑いながら話すサルヴィオーニ氏。いまや、ブルネッロの名手として国際的な人気を誇っています。

クオリティの高さと、需要の大きさから、常に「幻のブルネッロ」として入手困難なサルヴィオーニ氏のブルネッロ。「ブルネッロ」としての風格は、他のワインと一線を画していますが、そのワインを飲むとどこか「大地の力強さ」、そしてオーナーであるサルヴィオーニさんの「優しさ」を感じます。

現在農業の学位を取得したジュリオの息子のダビデがカンティーナの運営に携わっています。