2007年設立の新しいワイナリー「イル キオッソ」が手間暇かけて昔ながらの自然な農法で造りあげた最高の畑のブドウを大樽30か月熟成させて造る、滑らかなタンニンと洗練された酸が魅力の高品質ネッビオーロです。

伝統的大樽で30ヶ月間長期熟成されるこだわりのネッビオーロ

火山性の土壌を持つヴェルチェッリ地区から産まれるガッティナーラはネッビオーロ種から成り立ちます。この地区ではスパンナとも呼ばれている品種です。収穫は10月初旬に行なわれ、ステンレスタンクで醗酵後、マロラクティック醗酵を行ないます。その後は伝統的大樽で30ヶ月間の長期熟成後、ボトリングされ、9ヶ月間の瓶内熟成を経てようやくリリースされます。

素晴らしく熟成したネッビオーロの旨さ

特筆すべきはこの素晴らしく熟成したネッビオーロの旨さです。ネッビオーロはバローロやバルバレスコ等の長期熟成に向いた高名なブドウ品種です。ネッビオーロはそれ以外でも、ここガッティナーラやゲンメにおいて、素晴らしいパフォーマンスを示してくれます。飲み頃が難しく高価なバローロ、バルバレスコに対し、同じブドウでほぼ同等若しくは、それ以上の熟成を経たガッティナーラには飲み頃のワインに感じられる焦点のあった美しく綺麗な香りが感じられます。深さはあるけれども、洗練されていて実に魅力的なネッビオーロです。

バローロやバルバレスコと何ら引けを取らない恵まれた環境

ワイン単体で飲んでも美味しいのですが、特にお食事とあわせることでその真価が発揮されます。赤身のお肉料理と合わせると、ワインの豊かな風味と熟れたタンニンにより、お料理を更に引き立ててくれます。イル キオッソはまだ新しいワイナリーながらも、その実力は確かなもので、火山性土壌に石英、花崗岩、凝灰岩、片岩等が混じり、ミネラルに富み、標高も高く、ブドウ栽培に理想的な寒暖差もあるバローロやバルバレスコと何ら引けを取らない恵まれた環境にあります。

層のように織り重なる美しい香り

ガッティナーラはバローロやバルバレスコと同格のDOCGワインで、品種の同じくネッビオーロから造られます。2007年はワイナリーが設立した年で記念すべきファーストヴィンテージです。ガーネット色の綺麗な色調です。香りは熟成したネッビオーロの美しさが感じられます。バラやスミレの花にダージリンティの精緻な香しさ、赤いスグリ、ラズベリーの繊細さにスパイスのニュアンスが美しい層の様に幾重にも重なっています。

エレガントなネッビオーロの醍醐味が感じられる実力派ワイン

飲むと、滑らかなタンニンと洗練された酸、しなやかな果実感が絶妙に溶け合い、を感じます。熟した果実感に入り混じるスパイスや熟れたタンニンが非常に心地良く口中に感じられます。エレガントなネッビオーロの醍醐味が感じられる実力派ワインです。是非一度お試し下さい。

2007年設立の新しいワイナリー

2007年にマルコ アルルンノ(エノロゴ)とカルロ カンビエーリによって設立された新しいワイナリーです。 “イル キオッソ”とはピエモンテで、石垣で囲まれた畑のことを指します。優れたワインの出来る区画を区別するため、かつて造り手はその場所を石垣で囲みました。この考え方は、現在の彼らのワイナリーでも生かされ、D.O.C.G.ガッティナーラ、ゲンメ、D.O.C.ファラのエリアにある最高の畑から質の高いワイン造りを行っています。

昔ながらの自然な農法

イルキオッソではネッビオーロの他に、ヴェスポリーナやウーヴァラーラ、エルバルーチェを栽培しています。葡萄の栽培は、現在も昔と同じ自然な方法で行われています。環境への影響を可能な限り少なくなるように心がけています。例えば、畑の害虫に対しては天敵の昆虫を放して対処しています。葡萄の剪定から、収穫、醸造、ボトリングまでのすべての過程において、最大限の品質を得るために、細心の注意が払われています。