『ガンベロロッソ』最高賞の常連で、単一畑ランブルスコ「コンチェルト」でイタリア国内外で素晴らしい評価を得る「メディチ エルメーテ」から無濾過による濁りランブルスコ「フェルメント」が限定発売されました！そして、早々に『アントニオガッローニ』で92点と高得点を獲得しています！

『アントニオガッローニ』92点

「ピンクオレンジの仄かにくすんだ色調。リンゴ、西洋梨、桃の風味に白い花束、赤スグリのゼリーが重なるアロマがある。ハーブの風味とジューシーさを寄り添う複雑性があり、コショウの風味が効いた味わいがある。メトドアンセストラーレで造られている。メディチエルメーテが造った他に類のないランブルスコだ。100％ランブルスコディソルバーラ種で造られている」

初代が造っていた伝統的製法の復活

無濾過による濁りランブルスコ「フェルメント」はメディチエルメーテの初代が造っていた時代の「メトド アンセストラーレ」というランブルスコで古くから行われていた製法を復活させ造られています。

一度辛口のワインを造った後、1リットル当たり10～11グラムの残糖を残した果汁を瓶詰時に添加し、瓶内で8ヶ月間熟成させ、再度醗酵を促します。それによりアルコール12度、ガス圧2.5気圧という自然生成による穏やかな微発泡が産まれます。伝統的製法では澱引きを行わない為、瓶底には澱が沈殿しています。

5代目アレッサンドロ メディチによる新たなプロジェクト

フラッグシップワイン「コンチェルト」で世界中のランブルスコに対するイメージを大きく変えた現オーナー、アルベルト メディチの息子で5代目の次期オーナー、アレッサンドロ メディチが偉大な父の影響を受け、新たに自身のプロジェクトを立ち上げる事を決意。辿り着いたのはメディチエルメーテの初代が行っていたランブルスコ古来の伝統的製法の復活でした。

ランブルスコの中でも最もエレガントなソルバーラ種100％を使用

「フェルメント」はランブルスコのブドウ品種の中で最も繊細、秀逸な透明感、シャープな酸味を持つエレガントなソルバーラ種100％を使用。この地で代々使われてきた「メトド アンセストラーレ」製法で造られます。瓶底には澱が沈殿しているため、瓶を動かすことで濁りが生じます。

飲み手の気分に合わせて、上澄みだけを楽しんだり、澱を攪拌させて濁りワインとして楽しんでもいい

クリーンな上澄みの部分はフレッシュ感があり、フレッシュなチェリーやベリーのみずみずしい果実味や酸を楽しむことも出来ます。特にサラミやピッツァ、冷前菜と好相性です。

ボトルの下部にある澱をゆっくりと攪拌させると、ソルバーラ種の複雑味やほろ苦さを味わうことができ、澱由来の旨みが楽しめます。火を通した野菜料理や魚料理、豚肉料理などと相性の良さを魅せてくれます。

飲み手の気分に合わせて、上澄みだけを楽しんだり、ボトル下部に沈んでいる澱を攪拌させて濁りワインとして楽しんでもいいという、なんとも個性的で自由な楽しさがあるユニークさ、かつ幅広いお料理と楽しむことが出来る無濾過濁りランブルスコです。限定販売となりますのでお早めにお買い求めください。

メディチ家の一族がフィレンツェからエミリアロマーニャに移り住んで

メディチエルメーテの起源は13世紀初頭フィレンツェ郊外の土地をほぼ所有していた大地主、メディチ家。4～5世紀に渡るメディチ家の歴史の中で、トスカーナ州のメディチ大公国から、系列ファミリーの人々がフィレンツェを離れて、イタリアの各地に移り住みました。エミリアロマーニャ地方へ移住した一族に、メディチエルメーテの始まりはさかのぼります。フィレンツェの正統なメディチ家の流れを汲み、何代かに渡りいくつかの結婚を通じ、エミーリアロマーニャ州の領主の一人となりました。

「メディチエルメーテ」創業からの歴史

レミジオ・メディチ氏は１９世紀の末にパルマに3つのオステリア（民宿とワインバーが一緒になったもの）を経営していたのですが、レッジャーノ地区に畑があり、オステリア用にランブルスコを造りはじめました。 それが現在のメディチエルメーテの始まりです。その息子のエルメーテ・メディチ氏が事業を拡大し、エルメーテ氏の息子ヴァルテル氏とジョルジョ氏に事業を継承。２人の息子たちがさらに売り上げを拡大していきました。現在、エミリアロマーニャ地方のワイン栽培に最も適したエリアに６０ヘクタールもの畑を持つに至っています。現在のオウナーは４代目のアルベルト氏となっています。

1970～80年代、第1次ランブルスコブームの時代から高品質ワイン造りに取り組んで

1970～80年代、第1次ランブルスコブームが会った際、エミリア地方は肥沃なため、ぶどうは自然に大量の房をつけるため大量生産のワインが簡単にできました。そのた、イタリアにおけるランブルスコ＝安ワインのイメージができあがりました。

そんな中でも、メディチエルメーテは品質重視のワイン造りを目指し、ブドウが育ちすぎるのを防ぐため、仕立ての古い畑をすべて植え替え、収量を下げるためにコルドンスペルナートの仕立て法に変更するなど、ランブルスコの品質を向上させてきました。

フラッグシップワインコンチェルトがランブルスコ史上初のガンベロロッソ最高評価を獲得

特にメディチエルメーテのフラッグシップワイン、コンチェルトはランブルスコ史上初のガンベロロッソ最高評価を獲得するなどの快挙を成し遂げており、ワイナリーとしても、2010年にエミリア　ロマーニャ州最優秀ワイナリー（ヴィニタリー2010）を獲得。まさに名実ともにランブルスコを代表する生産者です。