自然派アマローネ「モンテ ダッローラ」が造る飲み心地抜群のフリッツァンテ「ヴィーノ ダ セテ」！ヴィーノ ダ セテ（Vino da Sete）、とは「喉が渇いたときのワイン」と言う意味で、その名前の通り、すいすい楽しめ、喉の渇きをいやしてくれる、とってもご機嫌な微発泡白です！

発酵前のレチョートを加えて瓶内二次発酵

サンタンブロージョ村のサンジョルジョの丘陵地の標高約500メートルの畑の、有機栽培によるガルガネガとマルヴァジアから造られます。野生酵母による自然発酵、その後、低温を維持するため、醸造所の外に置かれたステンレスタンクで5ヶ月間熟成させます。春に瓶詰めする際に、発酵前のレチョートを瓶内二次発酵用の糖分と酵母として加え、栓をします。

すっきりとした酸と心地よい発泡感のすいすい系フリッツァンテ

淡い麦わら色がかった黄色の色合いです。グラスから上品な花や果実の優しい香りが広がります。飲むとシャープな酸と綺麗な果実味を感じる心地よい味わいで、程よい刺激のある発泡感がスムーズに喉を通っていく、爽やかな美味しさ。上品な旨みも好ましく、普段の食事にも抜群の相性です。

モンテ ダッローラは、ヴェントリーニ夫妻が“野生的環境”に惚れ込み、1995年に畑を購入しスタートしたワイナリー。ヴァルポリチェッラ・ゾーンの歴史的な中心地に位置しており、郊外の歴史あるカステルロットの丘から降りてくる道の脇にあります。アレッサンドラはビオディナミにも造詣が深い「考える人」で、夫のカルロは妥協のない実践家です。

ブドウ畑はヴァルポリチェッラの歴史的ゾーンにありながら約20年も耕作放棄され、ほぼ藪に近い状態でした。標高250m前後に広がる5haの畑の大半は1950年植樹の古木がまだ多く残っています。また「さくらんぼ畑と入り組むように広がるブドウ畑が、アマローネにさくらんぼの香りをもたらす」と、当主カルロ・ヴェントリーニ。畑の土も長年の手入れの行き届いた栽培で、歩くとしなやか。セラーでは2016年以降、発酵槽を少しずつ、ステンレスタンクからセメントタンクへと移行したことで、アタックの柔らかさが向上し、ふくよかさもより前面に出てきています。アマローネとリパッソ用の発酵槽は木製で、熟成も大樽でリパッソは1年以上。アマローネでは4年以上熟成させ、更に1年の瓶熟成後にリリースしています。

畑の中では、科学的な合成物や除草剤を用いません。土壌の耕作のためにおこなう農作業としては、ブドウの樹列の間に草を生やさせることと、樹列そのものに働きかける軽めの作業が挙げられます。ブドウ畑における植物の衛生状態の劣化を招かないために、湿度を測る雨量計や、昆虫の動きを監視するための罠やフェロモンを用いて、定期的に管理しています。