ブルネッロ認定第一号の「バリッチ」が造るブルネッロ ディ モンタルチーノ。1971年のファーストリリースから変わらない手法で生産する伝統的＆正統派ブルネッロです！

DOCブルネッロ認定第一号のバリッチ

1967年のブルネッロ協会創立時のメンバーで、DOCブルネッロ認定第一号を受けたバリッチ。ブルネッロが世界的な知名度を得る前、初代ネロ バリッチ氏が1955年にモントゾーリに移り住み、畑を購入。それ以降、化学肥料や農薬を使わない有機栽培と伝統的な大樽熟成によるスタイルを頑なに守り続けています。1968年にロッソディモンタルチーノ、1971年にブルネッロを初リリースさせています。畑のあるモントゾーリはモンタルチーノ北部に位置し、北側斜面に位置する絶好の畑でサンジョヴェーゼが本来持つ優美さが見事に表現されています。現在はネロの娘夫婦、孫が栽培、醸造の中心になりながらも、創業当時と変わらない手法で伝統を引き継いでいます。

エレガントな酸とダイナミックな果実味が調和したお手本のようなブルネッロ

手摘みで収穫後、ステンレスタンクで醗酵（28～30℃）。18～20日間マセラシオン。スロヴェニアン・オーク樽で36ヶ月熟成。4ヶ月の瓶熟後リリース。カシス、ダークチェリー、そしてスパイスの香り。エレガントな酸とダイナミックな果実味が調和したお手本のようなブルネッロと呼べる存在です。果実の強さだけではなく、酸とミネラルによる優美さを持つまさに正統派ブルネッロです。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』96点（2015ヴィンテージ）

バリッチは有名なモントソーリの主人公の1人。ブルネッロ ディ モンタルチーノ2015年は、そのミネラル面（泥灰土、海洋化石、片岩クォーツ、ガレストロ土壌）によって非常に際立っており、それはまさにこのワインの魔法である。最初はフレッシュブドウの刺激的なノートがあるが、森のベリー、樟脳の灰、そして甘いスパイスの微妙なタッチが浮かび上がってくる。これらの要素は、ぴったりとフィットしたモザイクのようにまとまる。バランスの取れたフレッシュなワインで、洗練されたミドルウェイトのフレームに、ハリと長い余韻を与えるのに十分なストラクチャーを備えている。実際、このワインの強みは口当たりである。モントソーリでは酸性度が問題になることはない。モンタルチーノの北側に位置し、昼と夜の気温の変化がゆっくりで、果実が成熟する上で重要な役割を果す。2019年7月に瓶詰めされ、15,000本のボトルが生産された。2020年1月にリリース。飲み頃2021-2040年。（2020年2月）

1967年DOCブルネッロ認定第一号を所得した由緒あるカンティーナ

トスカーナ州、ブルネロの北東、モントソーリ コロンバイオに居を構える小さなカンティーナです。1955年に、現当主ネロ バリッチ氏により設立され、1967年DOCにブルネッロが昇格した際に、ブルネッロ認定第一号を所得した由緒あるカンティーナです。

ブルネッロ種に最も適したガレストロ土壌の畑には、化学薬品、除草剤などを一切使用せず、非常に丁寧な栽培を実践している。ブルネロ ディ モンタルチーノとロッソ ディ モンタルチーノ、二つのワインに全精力をかけて醸すその姿勢と類まれなる酒質は、地元モンタルチーノでも高く評価されています。