中央イタリアで1，2を誇る有機栽培ワイナリーであり、飲み心地の良さとコストパフォーマンスが人気の「チウ チウ」のワインを味わう赤2本、白3本の5本セットです。

赤は人気のロッソピチェーノの上級バージョン「ゴティコ」とスタンダードラインの「バッカス」。白は3つの土着品種「パッセリーナ」、「ペコリーノ」、「トレッビアーノ」それぞれの個性を満喫できる3種類。

有機栽培と醸造における細心の注意で実現したブドウ果実本来の美味しさが目いっぱい表現された赤2本、白3本。毎日の食事に合わせて気軽にお楽しみ下さい。

オススメPOINT

●イタリアの中でも人気の赤「ロッソピチェーノ」のスタンダードラインと上級ラインを飲み比べ

●近年見直されて注目が集まる中央イタリアの土着品種「ペコリーノ」と「パッセリーナ」が入っています

●所有地の150haはすべて有機栽培！いち早く有機栽培に取り組んだ造り手だからこその確立された味わいはどなたにもお楽しみ頂けます

セット内容

ゴティコ ロッソ ピチェーノ スペリオーレ

「ゴティコ」とは「ゴシック様式」のことで、成功と幸福を意味しています。アート感があるラベルが華やかさを演出し、贈り物にも最適です。濃くて飲み応えのあるワインを、という要望にもお勧め出来るワインです。ＣＣＰＢイタリアのオーガニック認証を取得しています。伝統的な方法で発酵温度をコントロールしながら天然酵母で発酵させ、イタリア産の大樽で１２カ月間熟成させています。３年の熟成を経て飲み頃となります。熟成により琥珀のような色合いとビロードのような滑らかさが引き立ちます。バニラやチョコレート、ブラックベリー、ブルーベリーなど果実の香りが特徴です。フルボディでタンニンはなめらかで余韻が長く続きます。程よいスパイシーさも感じられます。
相性の良い料理は、牛スジの煮込み、デミグラスソース、トリッパ、グリルしたお肉（ラムやビーフ）などです。

品種：モンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼ

産地：マルケ

タイプ：赤

バッカス

ルビー色、紫、オレンジ色を帯びたワインが生まれます。スパイスやインク、プラムなどの黒い果実のような凝縮感のある香りがします。フレッシュでフルーティー、デリケートで少しタンニンを感じます。味わいはドライで力強く、1～2年目が非常に良い特徴を現しますが、熟成を経ても滑らかな味わいが楽しめます。地元でも人気のデイリーワインです。相性の良い料理は、アマトリチャーナ、ペスカトーレ、ローストビーフ、豚肉、仔羊のグリル、トリッパ、チーズなどです。

品種：モンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼ

産地：マルケ

タイプ：赤

メルレッタイエ

「フレッシュハーブや白い花が控えめに香ります。ドライですが旨味がしっかりあるので、ほのかな甘さのあるホウレンソウのゴマ和えなど、野菜を使った和食に良く合うと思います」と手放しで高評価。宮嶋氏は「しっかりとした果実味、フレッシュな味わい。塩味と苦味の海のミネラルを感じ、食事を呼びます」とコメントしています！「メルレッタイエ」とは、オッフィーダに古くから伝わる「メルレット」と呼ばれる伝統的なハンドメイドのレースを編む職人を意味します。このワインを造るペコリーノ種もオッフィーダの土着品種でどちらも土地を代表するものです魚、帆立、エビのグリルやサラダ、天ぷら、ピッツァ・マリナーラと相性が良いです。

品種：ペコリーノ

産地：マルケ

タイプ：白

エヴォエ

「エヴォエ」とは古代神話に登場する美しい女性の名前から名付けられました。250～300メートルの海抜にある畑にある、樹齢6～10年の樹になるブドウを収穫し、短梢剪定垣根（コルドン）仕立てです。9月末に手摘収穫します。オーガニック認証ＣＣＰＢ（イタリア）を持っています。アロマを引き出すためドライアイスで冷却しながら破砕し、低温発酵後、そのままステンレスタンクで静置し、熟成は経ずに瓶詰めします。収穫から数ヵ月後には楽しめるワインです。香りは穏やか、熟れたリンゴのような甘やかで蜜のようなニュアンス、酸とミネラルを感じ、食事を欲する辛口ワインです。カジキマグロのグリル、白身のお肉、シーフードサラダと相性が良いです。

品種：パッセリーナ

産地：マルケ

タイプ：白

オリス

「オリス」とは冷たくフレッシュなことを意味しています。このワインはとてもフレッシュで、食前酒として、また軽い食事と一緒に、デイリーワインとしてマルケ州南部の地元の人々に愛されています。海抜２８０メートルにある粘土質畑ではコルドン仕立てで植えられた、樹齢５～６年のブドウの樹があり、ブドウは９月に手摘で収穫されています。プレスの前に低温浸漬、クリオマセラシオンを施し、温度コントロールされたステンレスタンクで天然酵母でアルコール発酵させ、熟成はさせず、ステンレスタンクで翌年の１月まで寝かせたあと瓶詰めしています。収穫から数ヵ月後には楽しめるワインです。また、イタリアのオーガニック認証ＣＣＰＢを取得しています。グレープフルーツなど柑橘系の果物や、白い花の香り。ほど良い酸味があり、爽やかな味わい。後味にほのかな苦味を感じます。ボリューム感があり、バランスの良いワインです。前菜や魚介のサラダ、魚や鶏肉など白身肉のグリルによく合います。12℃に冷やしてどうぞ。

品種：トレッビアーノ、パッセリーナ、ペコリーノ

産地：マルケ

タイプ：白

1970年にバルトロメイ夫妻によってマルケに設立された家族経営のワイナリー

チウチウという名前は地元の人たちが、バルトロメイ一族を呼ぶ際の愛称です。チウチウはもともとは農場経営をしていた一族でしたが、現オーナーの父ナタリーノの代にワインに特化、1970年にナタリーノとアンナのバルトロメイ夫妻によってマルケのオッフィーダに設立された家族経営のワイナリーです。

いち早く有機栽培に取り組みオーガニック認証を取得

当初はわずか10ヘクタールのワイナリーでしたが、有機栽培に早くから取り組み、イタリアの公的なオーガニック認証であるＣＣＰB認証も1985年に取得しています。さらに、醸造工程において動物性の要素を排除する「Vegan」認定も取得。一般的に清澄に用いられる動物性のカゼインやゼラチンを使わず、近代的なフィルターを導入してミクロレベルの清澄を行っています。

1997年には60ヘクタール、2007年には100ヘクタール、2012年には150ヘクタール、そして2015年には160ヘクタールと、徐々に土地を取得し規模を広げていきました。有機栽培のワイナリーとしては160ヘクタールという規模は大きく、中央イタリアでも1，2の位置づけです。醸造所も規模に応じて徐々に広げ、今日では近代的な最新設備を備え、ブドウのアロマを最大限に引き出し、凝縮感のある香り豊かなワインを造りだしています。現在はナタリーノの志を継いだ２人の子供、兄のマッシミリアーノと弟のヴァルテル兄弟によって年間100万本ものワインを生産しています。

特に在来品種であるペコリーノ、パッセリーナやモンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼに力を注ぐ一方、テバルドに使用されているようなシャルドネやソーヴィニョン ブランなども栽培しています。

畑は海から約10キロメートル内陸の標高250メートルから400メートルに位置し、石灰と粘土の混成の土壌で、そこから造られるワインは、潮風を思わせるミネラルのニュアンスが豊富です。