キャンティクラシコの名門、バローネ リカーゾリの最高峰キャンティ クラシコ グランセレツィオーネ「チェーニプリモ」2018年が『ジェームズサックリング』で100点獲得！TOP100 Wines 2021で全世界の第2位に輝きました！

『ジェームズサックリング』は、1年間に試飲したワインの中から100本をランキング形式で「TOP100 Wines」として発表しています。今回の2021は、過去12か月間に試飲した25000本から100本が選出。その第2位に輝いているのがバローネリカーゾリの「キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ チェーニプリモ 2018」なんです！

トップ10に選出されたワインは、1位が「クメウ リヴァー マテズ ヴィンヤード シャルドネ 2020」、3位が「デンホフ リースリング ヘルマンスヘーレ ゴールドカプセル 2020」、4位が「マウントメアリー クインテット2019」、5位がオーベール シャルドネ シュガー シャック エステート ヴィンヤード 2019」と各国の代表銘柄ばかり。さらに、コンティニュアム、テタンジュ、ロマーノ ダル フォルノ、ドミナス、シャトー トロタノワがトップ10入りを果たしている中の堂々の2位となっています！

チェーニプリモは、バローネ リカーゾリが2005年から開始した土質調査プロジェクトから誕生。理想のサンジョヴェーゼの本質を追求し、その個性が際立つグランセレツィオーネとして3つのクリュキャンティクラシコが造られています。このセットでは100点を獲得した「チェーニプリモ」2018年と、『ガンベロロッソ2022』で最高賞トレビッキエリに輝く「コッレディラ」2018年、そして『ジェームズサックリング』97点を獲得した「ロンチコーネ」2018年の3本の飲み比べをお楽しみ頂けます！

名門バローネ リカーゾリがサンジョヴェーゼの本質を追及

1141年創業、キャンティ クラシコの名門バローネ リカーゾリ。現当主フランチェスコ リカーゾリ男爵で32代目という長い歴史を誇っています。彼は2005年、サンジョヴェーゼの本質を追究するため壮大なプロジェクトを立ち上げました。自社の広大な畑の地質調査を実施し畑ごとの土壌を化学的に解明したのです。その結果19種類の土壌に分けられ、さらに、主に5つの土壌基質に分類出来ることが判明しました。その中から、3つの畑に植えられたサンジョヴェーゼに特別な個性を見出したのです！

2005年から始動した240ヘクタールに及ぶ自社畑の土壌調査プロジェクト

12年間に及ぶ地質調査の結果、19種類の土壌の性質がありそれらは主に5種類の土壌基質に分けられることが判明しました。

リカーゾリが追い求める理想のサンジョヴェーゼの本質

2019年10月、「ラリタス」お披露目のために来日したフランチェスコ リカーゾリ男爵に3つのクリュグランセレツィオーネについてお話を聞きました。「5種類のタイプをもつ畑のサンジョヴェーゼを検証し、特に畑の個性をはっきりと表現する3つのクリュを「クリュグランセレツィオーネ」として2015年ヴィンテージで初リリースしました。

今後、残りの2か所の畑のサンジョヴェーゼの個性がはっきりと見出せ、毎年、一貫性のあるテロワールが表現できるようになれば、それもクリュグランセレツィオーネとしてリリースする予定です。気候や醸造によって現れたり消えたりするのではなくそれらに関係なくきちんと現れる特徴こそ、バローネリカーゾリが追い求める理想のサンジョヴェーゼの本質」だと語ってくれました

リカーゾリの根幹になるクリュ「コッレデッラ」に続く新たな個性「ロンチコーネ」「チェーニプリモ」

畑ごとの各サンジョヴェーゼの特徴がはっきりと伝わってきます。果実味を核とした酸とタンニンの見事なバランスの「コッレディラ」、華やかで印象的なミネラルをたたえたエレガントな味わいの「ロンチコーネ」、骨格のしっかりとしたスタイルで重厚かつ濃厚な「チェーニプリモ」。サンジョヴェーゼの本質を追究したバローネリカーゾリの3つのクリュグランセレツィオーネ。飲み比べてぜひ感じ取って下さい。

「チェーニプリモ2018」 骨格のしっかりとしたスタイルで重厚かつ濃厚

『ジェームズサックリング』100点！「実はキアンティ クラッシコがこの Top 100 Wines の上位 10 位以内に入ることは初めてであり、このワインは実に素晴らしい赤ワイン、まさにグランセレツィオーネのお手本のようなワインだ。単一区画から収穫されたサンジョヴェーゼが創り上げた、透き通った、また滑らかで光沢のあるストラクチャーが極めて優美であり、口に含む度うっとりと魅了される。」

「コッレディラ 2018」 果実味を核とした酸とタンニンの見事なバランス

豊潤な果実味が心地良く、瞬く間に魅了される。ブラックチェリー、チェリー、イチゴ、ヴァニラ、ココアといった風味を伴う、濃厚かつ華やかな香り。ソフトなミネラルを感じる深く上品な味わい。コッレディラは、何世紀もの間、ブローリオ農園の一部をなしてきた土地で、その突出した複雑なストラクチャーとモダンなエレガンスでキアンティ クラッシコのクリュとなっている。

「ロンチコーネ2018」 華やかで印象的なミネラルをたたえたエレガントな味わい

アヤメやスミレ、木々の甘いノートを伴う複雑な芳香。うま味の豊かさと最高の酸がこのクリュの特徴でありエレガントな仕上がりとなる。力強いフィニッシュと香りに共通する余韻。ブローリオの海洋堆積土壌のテロワールを非常によく表現している。

キャンティクラシコの伝統地区ガイオーレ イン キャンティにあるブローリオ城を拠点に1000年に及ぶ歴史を持つリカーゾリ家。現在のキャンティワインの基礎となる造り方を築き上げ、イタリア王国の首相も務めた“鉄の男爵”ベッティーノ　リカーゾリは現オーナーの祖先です。

1990年代以降、現オーナーのフランチェスコ リカーゾリ男爵が改革に着手し、その品質は目を見張るほどに向上。そして、イタリア国内外のワインガイドで高い評価を獲得し続けています。

2000年にはブローリオの土地のミクロクリマ(そのエリアでの気候条件）に完璧に適したサンジョヴェーゼを造り上げ、フラッグシップである「キャンティ クラシコ カステッロ ディ ブローリオ」をリリース。リカーゾリの復活を成し遂げました。

フランチェスコ　リカーゾリ男爵が改革に着手して20年目を迎えた2013年にはそれまでに進めてきたプロジェクトの成果を発表。まず、ボルゲリ地区での新しいワンづくりへの挑戦として「ボルゲリロッソ」をリリース。そして、キャンティクラシコ地区で所有する250haの畑を土壌の特性ごとに分類。最適な品種を最適な土壌で育てたクリュワインとしてカステッロ ディ ブローリオ、カザルフェッロ、コッレディラの３つを完成させました。伝統あるキャンティの造り手として、またスーパートスカンと呼ばれるモダンなテイストのワインの造り手としてさらなる発展を続けているワイナリーです。