エトナの新星「ピエトラドルチェ」の上級エトナ ビアンコ「アルキネーリ」

2005年に設立し初ヴィンテージから評価誌で最高評価を受けるエトナの新星「ピエトラドルチェ」の上級エトナ ビアンコ「アルキネーリ」です。フィロキセラの影響を受けていない樹齢100～120年の古樹で造られ、凝縮感と複雑味を兼ね備えたフレッシュな白ワインです。2021年は、『ワインアドヴォケイト』で93点を獲得しています。

世界中から高評価！　各評価誌でワイナリーTOP100、イタリアワインTOP100に選出！

ピエトラドルチェは『ガンベロロッソ』など国内の評価誌だけでなく、国外からも高い評価を得ています。アメリカのワイン専門誌『ワイン＆スピリッツ』では「ワイナリーTOP100 2023」に、世界的ワイン評価誌『ジェームズサックリング』では「イタリアワインTOP100」に選出されています！

様々な要素が何層にも重なる複雑かつ上質な味わい

熟したリンゴや洋梨などの明るい香り。口に含むと、柔らかく丸みを帯びた滑らかなテクスチャーと、凝縮感溢れる果実味を感じます。ミネラル感と上質な酸がリッチな味わいを上手く抑制しており、メロンなどの甘やかな風味を引き立てています。桃やビターレモン、塩味など様々な要素が何層にも重なって感じられます。

エトナ山北側ソリッキアータにある標高約850メートルの畑。樹齢100～120年のカリカンテを使用しています。手摘みで収穫後ステンレスタンクにて14～16日間マセラシオンを行い、そのままステンレスタンクで約14ヶ月間の熟成。年によって、単一区画で造ることもあれば複数区画で造られることもあります。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』93点（2021ヴィンテージ）

2021年のエトナ ビアンコ アルキネーリは、人気の高いカリカンテ種で造られるエトナ産ワインに求められる、クリスタルのような輝きと明るいアロマを備えた美しいワインである。このワインの場合、標高900メートルのフィロキセラ前のブドウの木から収穫されたブドウを使用している。グレープフルーツ、未熟な桃、青リンゴとともに、塩味と砕いた牡蠣の殻がある。生産量は7,000本。飲み頃2023-2027年（2023年7月）

ファーストヴィンテージから最高評価を獲得するエトナの新星

エトナ北部に広がるモンテ ドルチェ（ドルチェ山）の麓に設立されたのがピエトラドルチェです。創業者のミケーレ ファロ氏はシチリアで家族が経営する種苗会社の生産マネージャーで、エトナでのワイン造りに強い関心を抱き、2005年に古い畑を購入。2016年には、エトナからインスピレーションを受けて造られた溶岩石とガラスが特徴的な、ルーフトップガーデンも備えたワイナリーを新設しました。

「土地、環境、そしてエトナの伝統への敬意」をワイナリーの哲学に掲げ、エトナ山特有のテロワールを表現したワインメイキングを実施。ワイナリーのロゴには火山と土壌、地形の関係性を象徴した三角形が使用され、ミドルレンジ以上のワインのラベルには、ピエトラドルチェのエレガントでエネルギッシュなイメージから、女性と火山を用いた印象的なデザインが施されています。

エトナの魅力を最大限に表現したピエトラドルチェのワインは当初から存在感を放っており、イタリアのワインガイドである『ガンベロロッソ』が年に一度発行するヴィニ ディ イタリアでは、ファーストヴィンテージであるアルキネーリ エトナ ロッソ 2007年が最高評価トレビッキエリを見事獲得し、鮮烈なデビューを果たしました。

テロワールを巧みに表現した、エレガントなスタイル

樽の香りでブドウ本来の風味を損なわないよう、新樽比率10％以下に留めた700Lの大樽を使用するなど最後まで注意して、ワインは繊細に造られます。このような様々な手法やアプローチで造られる彼らのワインは、ブドウ本来の美味しさを感じさせるようなエレガントなスタイル。上級キュヴェは各コントラーダにより異なる力強さやテクスチャー、バランスといった要素が多様性に富み、複雑なテロワールの魅力を感じさせます。