シチリアの新しい顔「フェウド アランチョ」！自社畑のブドウだけにこだわる圧巻のコストパフォーマンス

「最高のコストパフォーマンスワインの提供」と「料理と相性の良いワインを造る」という明確なコンセプトでワイン造りを行う新進気鋭のシチリアの造り手フェウド アランチョが造るネロダーヴォラ。シチリアを代表する土着品種の個性を最大限に引き出した、華やかな香りとエレガントなボリューム感が楽しめる、大人気の赤ワインです。

ベーシックラインのネロダーヴォラには、品種のオリジナルのエリア「アカーテ」のものを使用

2018年10月、フェウド アランチョのワイン造りのこだわりについて生産責任者のマウリツィオ氏と輸出マネージャーのマッテオ氏にお聞きしました。「サンブーカ ディ シチリアとアカーテは同じシチリアでもテロワールが違います。アカーテは海に近く、砂質土壌で、サンブーカ ディ シチリアは丘陵地にあり、粘土質です。ベーシックラインのネロダーヴォラにはアカーテのブドウを使っています。アカーテはラグーザ県にある地区ですが、ネロダーヴォラのオリジナルのエリアとされています。砂質土壌でワインは軽やかでフレッシュで華やかな香りを持つのが特徴です。グラスに注ぐとすぐにわかる香りです。イチゴのニュアンスがあります。これが「アカーテのネロダーヴォラ」の特徴です。

シチリア中でネロダーヴォラは造られていますし、輸出も多くされていますが、ネロダーヴォラが骨太のフルボディというイメージを持たれている人が本当に多いですね。でも本来のネロダーヴォラはアカーテのネロダーヴォラです。」

イチゴやカシスの甘いニュアンスを感じる華やかな香り。とてもソフトでやわらかく、フルーティーでまろやかな味わいの中に心地よいタンニンが溶け込み、なめらかな口当たりです。程よいボリューム感と上品な酸のバランスに優れた、いつまでも飲み続けられる非常にバランスのとれた極上のデイリーワインです。

シチリアはアランチョ湖を望む高台に位置するフェウドアランチョは、約1000haという広大な2つの拠点からなる、2001年設立のワイナリーです。前身のワイナリーは1904年からありましたが、「シチリアの恵まれたテロワールから生まれた、単一品種からなるリッチで上品なワイン」を造るべく、新しいプロジェクトの元に生まれ変わりました。

特徴の異なる2つのエリア「サンブーカ ディ シチリア」と「アカーテ」

彼らはサンブーカ ディ シチリアとアカーテに畑を所有しています。サンブーカ ディ シチリアは丘陵地にあり、粘土質。骨格のしっかりとした味わいが生まれます。アカーテは海に近くの砂質土壌で、軽やかで香りの高さが特徴的です。

シチリアワインブランドでアメリカ市場No.1

白ワインは「繊細な個性」を、赤ワインは「濃厚でエレガント」というコンセプトを大切にしています。ただ単に濃いだけのワインではなく、食事とともにあるワインを目指すフェウドアランチョのワインはアメリカで高い人気を博しており、シチリアワインブランドでアメリカ市場No.1の人気を誇っています。

収穫から醸造まで区画ごとに管理

フェウドアランチョは、一つひとつの区画をまるで単一畑のように扱っています。たとえば、シャルドネの畑では気候や土壌によって明確に区画を管理しています。結果収穫から醸造まで区画ごとに管理することができ、ブドウの成熟状況に合わせてワイン造りが進められています。しかし一方でこのような管理は非常に手間がかかります。フェウドアランチョの安定した品質はこのような生産者の地道な努力によるものです。