国内外から尊敬を集める造り手「ヴィエ ディ ロマンス」によるエレガントなメルロー「マウルス」

北イタリア、フリウリ イソンツォの地をイタリア最高の白ワイン産地に変えたとして、国内外から尊敬を集める造り手「ヴィエ ディ ロマンス」によるエレガントなメルロー「マウルス」。テロワールに最も適したブドウ品種を栽培し、凝縮したブドウを造り、完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫することで生み出される土地の個性を表現しています。北イタリアであえて国際品種メルローに挑む、ジャン フランコ氏の挑戦ワインです！

225リットルのバリックで18ヶ月間熟成

畑は標高31-32ｍで砂質からローム質の粘土質土壌。鉄とアルミニウムの酸化物が含まれた良い水はけで、土は赤みがかった色合い。9月末から10月中旬に収穫、約8日間、18-24度に温度管理されたステンレスタンクでアルコール発酵後、マロラクティック発酵。225リットルのバリックで18ヶ月間熟成後、ステンレスタンクに移して8ヶ月間寝かせます。さらに15ヶ月間の瓶熟成を経てリリースされます。

どこまでも上品な飲み心地のエレガントな味わい

完熟果実やダークチョコレート、ミネラルのニュアンスも感じる上品で包み込まれるような香り。しっかりとした酸に続いてふくよかな果実味に心地よいタンニンが溶け込んでいます。どこまでも上品な飲み心地のエレガントな味わいです。白ワインだけでないフリウリワインの魅力を是非ご堪能ください。

ヴィンテージ情報

2019年はきれいに成熟したアロマがあり、酸と糖のバランスが良く、フェノールの理想的な熟成を遂げたヴィンテージ。冬から春にかけて、気温が低く湿度が高い厳しい天候が続いた。しかし6月からは好転し、栄養バランスも改善。7月上旬に気温が下がり降雨があったが、その後は回復。収穫期まで好天が続き、昼夜の寒暖差により理想的な気象条件となりました。

イタリア最高の白ワインを造る「北の巨匠」

ヴィエ ディ ロマンスはイタリア北東部、スロヴェニアとの国境にあるゴリツィア県のマリアーノ・デル・フリウリに1900年に創業した家族経営のワイナリー。

独特の深みと奥行き、エレガントな酸。他にはない際立った個性

現在のオーナーで3代目にあたるジャンフランコ・ガッロ氏はこの歴史あるワイナリーを1978年に受け継いで以来、逆風に向かうことを恐れず、このイソンツォの平野を最高のイタリア白ワイン産地に変えてみせた人物として、イタリア最高の白ワインを造る「北の巨匠」として尊敬されています。独特の深みと奥行き、エレガントな酸。他にはない、際立った個性がヴィエ ディ ロマンスの魅力。

人間の果たすべき役割は良いブドウを最高のタイミングで収穫する事

ガッロ氏は「良いブドウを作るにはテロワールを構成する4つの要素を理解することが不可欠。すなわち『人間・気候・ブドウ品種・土地』。その中で最も重要な要素は『人間』である。」といいます。決して投資目的や流行に流されるのではなく、良いワインを造るにはテロワールに最も適したブドウ品種を栽培し、凝縮したブドウを作り、完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫することだ、というのが彼の哲学であり、これこそが人間の果たすべき役割であると考えているからです。

良いワインを造ろうとする熱い思いは長年彼を突き動かし、ブドウ栽培の研究に没頭させてきました。天候のデータ等細かく蓄積し、ワイナリーで働き始めてからも諸外国のフランスやカリフォルニア等の銘醸ワイナリーに足を運んでは、学んだことを実践し、ヴィエ ディ ロマンスでの適合性を検証してきました。頑なに自らの理論に拘るのではなく、何が一番良いか、何が間違っているのか、見るもの聞くものを全て吸収し、自らの英知として築き上げヴィエ ディ ロマンスのワインを進化させてきました。人々は彼を「北の巨匠」と尊敬の念をもって称しています。

ヴィエ ディ ロマンスとは「ローマへの道」という意味

ヴィエ ディ ロマンスとは「ローマへの道」という意味です。ワイナリーの所在地の近くにある道がローマ時代からある事が知られていてワイナリーの名前になりました。この道はフリウリ州の沿岸にあるアクレイアの街と北東に向かったチヴィターレの街をイソンツォ川に沿うように結んでいます。