『ワインスペクテーター2025 TOP100』第10位獲得！

シャトーヌフ デュ パプ最高峰の造り手「ファニーユ イザベル フェランド」のシャトーヌフ デュ パプ！2022年が『ワインスペクテーター2025 TOP100』で第10位に輝きました！

『ワインスペクテーター2025 TOP100』第10位の受賞コメント

イザベル・フェランドは2003年ヴィンテージのデビュー以来注目を集めてきた。金融業界でのキャリアを捨てワイン造りを学ぶという、この地域の新参者でありながら、シャトーヌフ デュ パプの現代を代表する存在となった。ファンはドメーヌ サン＝プレフェール名義のワインで彼女を知るが、2020年に新たな章を開き、名称をファミール イザベル フェランドに変更した。娘のギレメットと共に、彼女はシャトーヌフの伝統である複数の区画を単一キュヴェにブレンドする手法に戻った。アペラシオンで最も暑く乾燥した地域にあるレ・セール地区のフェランド家所有畑から、グルナッシュ、サンソー、ムールヴェードルを収穫。優雅さと清涼感に満ちたワインである。

家族一丸となったワイン造りへの決意を表すワイナリー名の変更、伝統的単一ブレンドへの回帰

2022年にワイナリー名をドメーヌ サン プレフェールからファミーユ イザベル フェッランド へと改名。これは、家族が一丸となって更なる新たな挑戦へ一歩踏み出す決意を表しています。またそれと同時にシャトーヌフ デュ パプの古くからの伝統である単一ブレンドのワインへの回帰を実現。Cuvee Classique、Auguste Favier、Collection Charles Giraudの3つの異なるキュヴェを作ってきた経験を経て、シャトーヌフの伝統である「ひとつだけのブレンドワイン」として実現させました。

ワインガイド評価

『ワインスペクテーター』94点（2022ヴィンテージ）

しなやかで口いっぱいに広がる味わい。シルキーなタンニンがチェリー、プラム、優雅なラベンダーの香りを支える。グリルしたガリーグの香りが余韻に広がり、驚くほど長く優雅な余韻を見せる。魅惑的な口当たりでありながら、驚くべきエネルギーも感じられ、バランスの取れた調和の印象を与える。グルナッシュ、サンソー、シラー、ムールヴェードル。2040年まで飲み頃。（2025年3月）

2002年にイザベル フェランドが取得したことによって復興され、一躍注目を浴びたドメーヌ サン プレフェール。20年間に及ぶ経験の中で、土壌、品種、各畑への理解が深まったという当主イザベルは、2022年に満を持してワイナリーの新たな歴史の幕を開く事を決意し、ドメーヌ名をファミーユ イザベル フェランドへ一新。このエリア出身のイザベルはフランスの大手銀行クレディ アグリコルでワイン生産者への融資を担当していた関係から、多くの生産者と知り合う機会に恵まれ、生産者との交流を通じてワインのテイスティングやワイン造りを学び始めます。ワインへの情熱をどうしても諦めきれなくなったイザベルは、ワインメーカーに転身するという決意を家族に打ち明け銀行を退職。故郷カルパントラ村に戻って農業学校に通い見習いワインメーカーとしてのキャリアをスタート。特に親交の深かったシャトーヌフ デュ パプのトップドメーヌ、アンリ ボノーのもとで修行、故郷に程近い同地に念願の自分のドメーヌを持つに至ります。

2003年の初ヴィンテージでいきなり専門各誌にて高評価を獲得し、イザベルは一気にこの地の最高峰へと上り詰めます。スタートからわずか4年後の2007ヴィンテージではロバート パーカーから「完璧なワイン」「将来伝説となる」という賛辞と共にスペシャル キュヴェの「コレクション シャルル ジロー」に100点が贈られます。その後、2010ヴィンテージで再び100点を獲得し、トップドメーヌとしての確固たる地位を確立。畑はシャトーヌフ デュ パプに24ha、コート デュ ローヌに8ha所有、栽培は全てオーガニックで除草剤を一切使用しません。畑は丹念に手作業で手入れされています。収穫時には暑さでブドウが痛まないように朝にのみ手摘みで収穫。完熟した粒のみを摘むために一粒一粒の状態を確認し、収穫には4週間もの長い時間を費やします。彼女の信念は「偉大なワインは偉大なブドウからでき、その姿はまず畑に現れる。セラーでの仕事を1とするなら畑での仕事にはその4倍の労力をかける」。その言葉通り一切の妥協をしない彼女の畑に対する真剣な姿勢から、最高峰のワインが造り出されています。更なる進化を遂げる為、2021年から白ワインにおいてはワインの純度を高める目的で従来のドゥミ ミュイに加えステンレスタンクやガラス製の容器を導入。赤ワインにおいてはコンクリートタンク、トロンコニック型の大樽、ドゥミ ミュイを繊細に使い分け、さらに新規でアンフォラも導入。

娘のギヨメットが本格的にワイナリーに参画したタイミングでもある2022年にワイナリー名を改めたことは、家族が一丸となって更なる新たな挑戦へ一歩踏み出す決意を表しています。またそれと同時にシャトーヌフ デュ パプの古くからの伝統である単一ブレンドのワインへの回帰を実現。『ワインアドヴォケイト』は新生イザベル フェランドに対し、「このドメーヌはこれまでも金字塔を打ち立ててきたので、消費者は新しいラインナップに期待するはずだ。圧倒的な需要のため、価格はこれからも上がる一方だろう」との言葉を送っています。アンリ ボノーと共に基礎を築いた彼女のワイン造りは、誰もが驚く程の勢いで今も大きな進化を続けており、これからも世界中のワイン愛好家の垂涎の的であり続ける事は間違いありません。