クリュバローロの先駆けの造り手として知られるミケーレ キアルロのクリュバローロ「カンヌビ」リゼルヴァの2016年がヴィンテージが限定入荷です。ミケーレ キアルロはエレガントと複雑さを併せ持つバローロを造り出し、その美しい味わいで世界各国で高い評価を受けています。バローロでもっとも有名なクリュとして知られる「カンヌビ」をリゼルヴァとしてリリースするのは特別なヴィンテージのみ。高貴で複雑な深い香り、シルクのようなタンニンをを伴うリッチなクリュバローロ リゼルヴァです！

55hlのオーク樽で発酵、その後最低6年の熟成を実施

海抜240mにある南-南西向きの、カンヌビ畑の中心部分の区画、砂が混じる石灰質泥灰の土壌。栽植密度はヘクタールあたり4500本。夏季にブドウを剪定し、よい房だけを残します。手摘みで収穫後、55hlのオーク樽で発酵、27-30℃に温度管理をして、30日果皮とともにマセラシオンをします。続けてマロラクティック発酵を実施。その後最低6年の熟成を行います。 中容量のオーク樽で3年熟成させた後、残りは長期の瓶熟成を経て出荷しています。

シルクのようなタンニンをを伴うリッチな味わい

深みのある鮮やかなガーネットレッドの色調。高貴で複雑な深い香り、粒の小さい果実、乾燥したバラの花びらや甘草、タバコなどのニュアンスがあります。このクリュの特徴である非常に繊細で甘いスパイシーな風味を感じます。シルクのようなタンニンをを伴うリッチな味わい。オークの少し濃い印象が残ります。ローストした肉料理、トリュフ、ジビエ、ポルチーニ茸のタリオリーニ、肉の煮込み、よく熟成させたチーズなどと良く合います。

バローロで最も有名なクリュ「カンヌビ」

カンヌビは、バローロの中でも最も有名なクリュのひとつで、1752年にはクリュとして認識されています。標高、向き、土壌、ミクロクリマと非常にいい条件を備えた畑です。ミケーレキアルロはこのカンヌビの畑を1989年から所有しています。畑の面積は1ヘクタール。石灰質土壌で鉄分やマグネシウムに富んだ土質です。

「カンヌビ」の中心にあるベストポジションの区画を所有

ミケーレ キアルロが所有するカンヌビの区画は、カンヌビの中でも特に歴史のある場所の中心部分です（"チャボット "と呼ばれる古いカンヌビの小屋があります）。ランゲ地方の中でも最も早くにブドウ畑として整備され、ブドウにとって最高の向きに植樹されています。この素晴らしい条件と、最大の注意を払って育てられたブドウ樹により、模範的な偉大なバローロが生まれるのです。

ヴィンテージ情報

「2016年は長く記憶されるヴィンテージ。天候の異変がなく、古典的な四季の規範に従った気候が特徴的。ブドウは伝統的な時間枠の中で完璧かつ均一に成熟。8月末に行われた適切な房の間引きによって、その後の40日間ブドウの木から、すべてのエネルギーが数個の房に注ぎ込まれました。晴天と涼しい夜に恵まれ、見事に成熟。収穫は伝統的な期間（10月6日-12日）内に行われました。素晴らしい骨格、香りの複雑さ、傑出した長期熟成能力を持つ卓越したヴィンテージです」

ピエモンテを代表する生産者のひとりとして知られる、ミケーレ・キアルロ社。創業者のミケーレ・キアルロ氏は5世代にわたる葡萄栽培農家に生まれ、1956年にカラマンドラーナの地で小さなワイナリーとして醸造をスタート。地元で日常ワイン用品種として栽培されていたバルベーラの品種を世界的レベルまで昇華させ一躍その名を広めると、徐々に畑の規模を拡大し、比類なき繊細さと複雑さを併せ持つバローロを産出するチェレクイオの畑、歴史的に最も有名な畑と呼べるカンヌビ、ブルナーテなどのクリュを購入。今では輝かしい受賞歴を重ね、イタリアの主要18社からなるグランディ・マルキ協会にも所属するなど、世界各国で確固たる評価を獲得しているワイナリーです。