サンタテレザが復活を遂げた古代品種で造るワイン！

半世紀以上の歴史を持ち、シチリアでオーガニック栽培のブドウから優れたワインを生産し続ける「サンタ テレザ」の限定スペシャルキュヴェ「オリーシ」が限定入荷！このワインに使われるオリーシ種は、サンタテレザワイナリーが再発見し、復活を遂げたシチリアの古来品種。長年の努力によって遂に2000本ほどの生産に成功し、このたび日本に入荷しました！

数本のブドウの樹から、長い時間をかけて増殖

シチリア地方のオリーシ種の起源はサンジョヴェーゼとモントニコ ビアンコとの自然受粉交配であり、メッシーナ付近のネプロディ地区の古い畑で発見されました。この品種はシチリアの情熱的なプロダクトで復活した、いわゆるシチリアの古代品種の1つで、復活のために、サンタテレザが重要な役割を果たしました。最初は彼らが研究用に用意したブドウ園に数本のブドウの樹を植え、ゆっくりと増やしていきました。この忘れられたブドウに命を吹き込み、学ぶには、多くの時間、努力、決意が必要でした。

スラヴォニアオークの中型樽で発酵

現在1523本のオリーシの樹があり、緻密な粘土の層の上に、ミネラルの豊富な砂壌土でオーガニック栽培が行われています。ブドウは9月後半に手作業で収穫され、自重でつぶれないように15-18kgの小箱に入れられ、一晩冷蔵庫で貯蔵します。ブドウに最適な低温（7-8度）に達したら、ソフトに破砕と除梗を行い、スラヴォニアオークの中型樽で行われ、ピジャージュを1日に数回実施して発酵。その後マロラクティック発酵も行っています。ワインはほぼ1年間熟成させ、その後果皮と離してステンレススチールタンクで4-5ヶ月熟成させます。

洗練された味わいと力強さをかねそなえたコクのあるワイン

濃い紫色の色調。洗練された味わいと力強さをかねそなえたコクのあるワインです。フローラルな香りと、チェリーやブラックベリー、ストロベリーといったフルーツの香りと、かすかなスパイスの香り。口に含むとチェリーやシダー（杉）、ピンクペッパーの味わい。オリーブやオーク樽発酵のニュアンスが広がる、しっかりとした果実味のフルボディ。ソフトでアロマチックでもあります。余韻にチェリーやチョコのフレーヴァーを感じます。熟成も期待できるワインです。古い起源がありますが、このワインは現代から伝統的なものまで様々な料理と合います。

フェウド・ディ・サンタ・テレザは、50年以上続く家族経営のワイナリー。マッジョ・ヴィーニとジレッリ夫妻によって設立され、シチリア南部の高品質ワインの産地であるヴィットリアに50haの葡萄畑を所有しています。

イタリア最古のワイン産地のひとつであるシチリアの伝統を受け継ぎつつ、近代醸造技術を取り入れて、モダンで凝縮味のあるワインを有機栽培葡萄から生み出しています。シチリアは日照量が多く地中海の温暖な気候下にあり、雨が少ないため葡萄が完熟することができ、湿気が少なく病害が発生しにくいため、有機栽培に適している土地といえます。

イタリア語のPura=”ピュア”に由来する「プラート」シリーズ、土着品種を主体に造られるIGTシリーズの『リナ・イアンカ グリッリョ/ヴィオニエ』、南アフリカのステラーワイナリーと協同開発した酸化防止剤SO2無添加ワイン『インシエメ ネロダヴォラ』、シチリア唯一のD.O.C.G.格付『チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア』、これらは全て有機栽培葡萄を用い、シチリアの風土がもたらしてくれる自然の恵みをワインにそのまま表現した、高品質・高コストパフォーマンスのワインとなっています。