シチリア州でNo.1のトレビッキエリ獲得数を誇り、国内外で絶大な人気を誇るワイナリー「プラネタ」が、シチリアで最も重要な品種、ネロ ダーヴォラと、シチリア北東部はメッシーナでのみ栽培される土着品種ノチェーラをブレンドして造るジュリアスシーザーに愛された歴史を持つ

力強くもエレガントなミディアムボディの赤ワインです。2018年は『ジェームズサックリング』と『ワインアドヴォケイト』で共に92点を獲得しています！

エレガントで穏やかな果実味そしてエッジの効いたタンニン

ブドウは果梗を取り除き、マセレーションを25℃で14日間ステンレスタンク内で行い、マロラクティック発酵をステンレスタンクで行い、35hlのフランス産の木樽にて、12ヶ月間熟成を行います。スミレ色がかった、明るく濃いルビーレッド、地中海のハーブの香り、フレッシュチェリーやワイルドチェリーが、ノチェーラ特有のリコリスやエキゾチックなスパイスと共に香ります。エレガントで穏やかな果実味そしてエッジの効いたタンニンが、木樽のニュアンスと酸と見事に融合しています。魚のグリル、マグロ、魚介のフリット、熟成の浅い軽めのチーズ、野菜、豆類と良く合います。

息をのむほど美しい、海のすぐそばの素晴らしいブドウ畑

2018年11月プラネタ社の醸造担当のアレッシオプラネタ氏にお話を聞きました。「シチリアで最も重要な品種、ネロ ダーヴォラと、シチリア北東部はメッシーナでのみ栽培される土着品種ノチェーラをブレンドしています。古代プリニウスにより書物に残され、ジュリアスシーザーに愛されたというこのワイン、ミラッツォにおいてマメルティーノ人が造っていた史実がこの産地呼称の由来となっています。土着品種ノチェーラはマメルティーノDOCでしか栽培されていません。ワイン生産者は10社もなく、非常に小さなエリアです。カーポミラッツォという息をのむほど美しい、海のすぐそばの素晴らしいブドウ畑に囲まれてワイナリーは位置しています。まだ誕生から間もないワインですが、海由来のミネラルやフレッシュさという個性を存分に発揮しています」と話してくれました。

ブラックベリー、挽いたコショウの豊かなアロマにローズマリーを思わせるハーブの風味が感じられます。飲むと丸みのある果実感にジューシーなタンニンと深みのあるボディが美しく重なり合っていいます。力強くもエレガント。プラネタの素晴らしさが楽しめる唯一無二の個性を持つワインです。是非一度お試しください。

シチリアにおいて15世紀から17世代に渡って農業を行ってきたプラネタ家。300年前からブドウ栽培に携わる名家の当主ディエゴ プラネタ氏を中心に、1985年に設立されました。

プラネタ社の創業者であるディエゴ・プラネタの指導と保護のもと、当時20代のアレッシオ・プラネタがディエゴの娘フランチェスカと弟のサンティほか、同世代の家族のメンバーを率い、今までになかった全く新しいプロジェクトに着手しました。それは、500年前から農業を営んできたプラネタ家の活動の中心にワイン造りを据えることでした。

1994年、プラネタ家の最初のワイナリーとなるウルモ・ワイナリーをシチリア南西部メンフィに創設。シチリアにおいて国際品種のポテンシャルを追求しながら、土着品種の綿密な調査と研究、試行を経て、各テロワールを反映した最高品質のワインを造生み出していきます。

その後、1997年にシチリア南部のヴィットリア、1998年にシチリア最南端のノート、2008年にエトナ、2011年にシチリア北東部カーポ ミラッツォに進出。シチリアがワイン大陸と呼ばれる所以の、異なる個性を持つテロワールでのワイン造りへと発展しました。

今日、シチリアの5つのエリアに、合計400ヘクタールのブドウ畑、6つのワイナリーを所有しているプラネタ社。シチリアワインの運命を変えた生産者として国内外より尊敬と称賛を集め、また、ワイン造りのみならず、高品質なオリーブオイル造りや、美食家垂涎のワイナリー併設のブティックホテルなど、様々な“シチリア体験”を世界に提供しています。

地球にやさしい持続可能なワイン造りを通じて、自然環境や美しい田園風景、土着文化の保護を最重要項目に掲げ、プラネタ家が心から愛するシチリアの素晴らしさを世界に発信し続けることをモットーとしています。