ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCのエリアで最大級の造り手ベリサリオの優れたコストパフォーマンスを象徴するスタンダードキュヴェ「ヴァルボーナ ヴェルディッキオ ディ マテリカ」。まろやかな口当たりのフレッシュな果実味のバランスが良く、ヴェルディッキオを気軽に楽しめる1本です。

エントリーライン

上級ラインの畑すべてのブドウを用いた超コスパ ヴェルディッキオ

2025年9月、当主アントニオ チェントカンティ氏にお話を聞きました。

「ヴァルボーナはエントリーレベルのヴェルディッキオです。ステンレスのみで造られています。上級ヴェルディッキオの畑でセレクションから外れたブドウは、すべてこのワインに使われます。コストパフォーマンスが非常に高く、ワイン愛好家の方でも満足できるヴェルディッキオです。」

2025年9月にヴァルボーナ2023ヴィンテージを試飲しました。黄金よりの麦わら色。白桃などの白い果実、爽やかなミネラル、華やかなジャスミンを思わせる香り。香り同様の味わいが口中に広がり、後口にはほろ苦い余韻が持続します。バランス感に優れた味わいです。

マテリカ地区の丘陵地ヴァルボーナの標高350～450mの畑のヴェルディッキオをステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンクで4か月間寝かせ、翌年の2月にボトリング。アカシアとジネストラなどの黄色い花の華やかなアロマ。口当たりはまろやかで香ばしく、新鮮な果実のフレッシュさも感じられます。エレガントでバランスの取れた味わい。魚料理全般、白身肉、パスタやリゾットなどと合わせてお楽しみください。

2025年版『ガンベロロッソ』年間最優秀協同組合を受賞

ベリサリオは、1971年にマルケ州西部のマテリカに設立された生産者協同組合です。ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCの中で最大規模のワイナリーへ成長しています。多くの畑はエジナ渓谷のワイナリー近くにあり、ヴェルディッキオは標高350m以上の高地に位置しています。大陸性気候ながらも昼夜の寒暖差による上質な酸とミネラルを表現しています。

エノロゴのロベルト ポテンティーニの元、『ガンベロロッソ』で最高賞トレビッキエリを受賞するなど、大規模生産者ながらも高品質ワインを生産しています。また、いち早く畑の個性に着目した多彩なヴェルディッキオを生み出し、多くのワインが1980年代に誕生しました。一部の畑ではビオロジック認証を取るなど、サスティナブルな取り組みも行っています。2025年版『ガンベロロッソ』では、年間最優秀協同組合を受賞しました。