ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCのエリアで最大級の造り手「ベリサリオ」が酸化防止剤（SO2）を一切転嫁せずに造る「アニモロジコ ヴェルディッキオ ディ マテリカ ビオ 酸化防止剤 無添加」。ふくよかな果実のアロマ、伸びやかな酸を感じるクリーミーな味わいをお楽しみ頂けます。

SO2無添加

力強くフルーティで個性的なヴェルディッキオ

2025年9月、当主アントニオ チェントカンティ氏にお話を聞きました。

「アニモロジコの畑では、自然環境を守るため、銅ではなくエビの殻から作った自然の成分100％の肥料を用いています。私たちはオーガニックの基準を満たすだけでなく、さらに自然な方法を選んでいます。また、アニモロジコはSO2を一切加えていません。ブドウの皮に自然に含まれる要素がSO2として作用します。収穫後は冷蔵庫で保管し、オゾン水で洗浄します。この方法でバクテリアを除去し、発酵時に不要なSO2を発生させません。SO2を含まないため、光から守る目的で、保存のため日光を避ける黒いボトルを使用しています。アンコーナ大学との共同プロジェクトから生まれたワインでもあります。SO2アレルギーの人でも安心して飲むことができます。標高500メートル、4ヘクタールの畑から造られ、年間約1万2000本生産。ステンレスのみで造られています。非常に個性的でフルーティなワインに仕上がっています。」

2025年9月にアニモロジコ2021ヴィンテージを試飲しました。濃い黄金色。ゴールデンアップルやアプリコット、パンの香り。フレッシュかつ濃密で、奥行きと厚みを備えたフルーティで力強い味わいです。

マテリカ地区の標高420mにある南向き斜面の畑で有機栽培されたヴェルディッキオだけを使用。SO2の添加をせずに醸造するため、最新技術を用いた手法で造られます。収穫後、オゾン洗浄後、0度で冷却保管。36時間後、6時間のクリオマセラシオン。発酵中の二酸化硫黄の発生が極めて少ないように選択された天然酵母を使用してアルコール発酵を行います。ステンレスタンクで9ヶ月間熟成。

ワイン名の「ANIMOLOGICAL（アニモロジカル）」とは、「魂」、「愛」、「論理」（ブドウ栽培学とワイン醸造学における「ロゴス」）の価値観を集約したプロジェクト、ということから付けられています。

2025年版『ガンベロロッソ』年間最優秀協同組合を受賞

ベリサリオは、1971年にマルケ州西部のマテリカに設立された生産者協同組合です。ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCの中で最大規模のワイナリーへ成長しています。多くの畑はエジナ渓谷のワイナリー近くにあり、ヴェルディッキオは標高350m以上の高地に位置しています。大陸性気候ながらも昼夜の寒暖差による上質な酸とミネラルを表現しています。

エノロゴのロベルト ポテンティーニの元、『ガンベロロッソ』で最高賞トレビッキエリを受賞するなど、大規模生産者ながらも高品質ワインを生産しています。また、いち早く畑の個性に着目した多彩なヴェルディッキオを生み出し、多くのワインが1980年代に誕生しました。一部の畑ではビオロジック認証を取るなど、サスティナブルな取り組みも行っています。2025年版『ガンベロロッソ』では、年間最優秀協同組合を受賞しました。