イタリア最高峰メルロー「マッセート」のセカンドワイン「マッセティーノ」。2017年に初めて造られ、今回の2021年が5ヴィンテージ目となります。エレガントでシルキーな口当たりとピュアな果実味。マッセートの偉大な片鱗を感じさせる素晴らしいセカンドとして世界中で話題になっています！2021年は『ワインアドヴォケイト』と『ジェームズサックリング』で96点、『ビベンダ2024』で最高賞5グラッポリを獲得しています！

30年以上にわたり最高品質を維持し続けるマッセートのセカンドとして誕生

厳密かつ完璧な選別によって造られるマッセート。1980年代に最初の植樹がなされてからずっと、マッセートの最高の品質を維持し続けるための選果が続けられています。そして、2017年、比較的若い樹齢のメルローとカベルネソーヴィニョンの区画のなかでマッセートに相応しいブドウが得られました。一方、その中の一部のパーセルの中には、マッセートのレベルにはまだ達してないが、はっきりとしたポテンシャルがあり、マッセート用のワインの中の、使われなかったワインと一緒にすることで個性を発揮するものがあることがわかり、マッセティーノの誕生を決定づけました。そして、2019年、新カンティーナがオープンするのと同じ年にマッセティーノ2017がリリースされました。

マッセートと同じDNAが受け継がれているマッセティーノ

2017ヴィンテージが初リリースとなったマッセティーノは、マッセートと同じDNAが受け継がれ、力強い個性を持っています。ブレンドはメルローが主体で、わずかにカベルネフランがブレンドされています。マッセートの偉大な片鱗を感じさせる素晴らしいワインです！

若く、深い色合いで完璧に完熟した黒果実に加えスパイス感、新樽、リコリスの香りなどが全体の香りを引き立ててくれます。口に含むと、深みがありリッチな果実味と、ヴェルヴェットのような洗練されたタンニン、酸が感じられ、力強く余韻に残ります。

世界中が注目するマッセートのセカンド「マッセティーノ」！日本への入荷はごく僅かとなっています。この機会をどうぞお見逃しなく！

ヴィンテージ情報

凝縮度が高く良質ブドウが育った2021年

マッセティーノは2017ヴィンテージが初リリースで、2018ヴィンテージからボルドー ネゴシアン経由で日本に極小量リリースが開始されました。ブレンドはメルロー主体ですが、僅かにカベルネ フランがブレンドされるアロマティックなエッセンスとマッセートの偉大な片鱗を感じさせてくれる素晴らしいワインです。2021年の降雨量は平均並み。7月以降は乾燥した気候だったものの、春に降った雨のおかげで過度に水分ストレスを受けずに済みました。結果として凝縮度が高く、非常に良質なブドウが育った年となりました。（ブドウ品種：メルロー90、カベルネ フラン10％）

ワインガイド評価

『ジェームズサックリング』96点（2021ヴィンテージ）

甘いベリーにスミレとバラのアロマ。ラズベリー。とても芳しい。ミディアムボディで、ビロードのようなタンニンが長く続く。最後に活力がある。マッセートのセカンドワイン。史上最高。2027年から飲めるが、すでに味わう喜びがある。

1981年に、フィレンツェの名門アンティノリ家の次男マルケーゼ・ロドヴィーコ・アンティノーリ伯爵が、トスカーナの海岸マレンマ地方のボルゲリでワイン造りを始めて以来、常にイタリアワインのトップクラスに位置づけられる「オルネッライア」。

もともとは「カリフォルニアでワイン造りを」と考えていた伯爵ですが、カリフォルニアワイン界の重鎮であったアンドレア チェリチェフ氏と運命的に出会い、唯一無二の土地ボルゲリの可能性に気づかされます。つまりそれが「サンテミリオンとポムロールにも似た素晴らしい土壌とカリフォルニアを思わせる恵まれた気候」だったのです。

現在ではボルゲリの特性に関する研究が数多く行われ、ますますこの土地が持つ「唯一性」に対する評価は上がる一方となりました。

ボルゲリ研究第一人者のアッティリロ シェンツァ教授（ミラノ大学醸造学）は「ヨーロッパ、いや世界中探しても、ボルゲリのような特性を持つ土地はない」と断言しているぐらいです。