148ヶ月熟成を経たカ デル ボスコ最上のヴィンテージ コレクション

カデルボスコが優良ヴィンテージにのみ造る「ヴィンテージ コレクション ドサージュゼロ R.S」 2017年です！

2003年4月にティラージュ（瓶詰め）されたキュヴェを、12年と4カ月間（148ヶ月）ゆっくりとカンティーナで寝かせられリリースされた、カデルボスコの長年培ってきた経験、ノウハウを用いて一切の妥協なしに厳然と造られた最上の味わいを備えた限定キュヴェです。

通常のヴィンテージ コレクションと比較してデゴルジュマが数年遅い

ヴィンテージ コレクションR.S.は通常のヴィンテージ コレクションの同ヴィンテージのものと比較してデゴルジュマン(澱抜き作業)が数年遅く、R.S. = Recentemente Sboccato(最近デゴルジュマンしたという意味)というところに大きな違いがあります。

瓶内でのシュール リー熟成を長期間行うことで、もちろんデゴルジュマンしたてのフランチャコルタに特有の溌剌さを残したまま、このワインの持ち味である「上品さ」と「洗練さ」を最大限に引き出しています。

熟練スタッフによる綿密かつ妥協なき畑作業

ヴィンテージ コレクション ドサージュゼロ R．Sの綿密かつ妥協なき作業はブドウ畑から始まります。小さなケースに手摘みで収穫されたブドウは直ちにセラーへと運ばれ畑ごとに選別、冷却されます。

次に熟練スタッフの目と手により、一房一房厳しく選別されます。ピノ・ネロに関しては、果肉は白く果皮は黒いブドウです。R.S.のベースワインを造るためには果汁を白いまま、もしくはほのかなピンク色に留めなくてはなりません。よって搾汁時は果皮が出来るだけ傷つかないようにくれぐれも優しい力でプレスし、色の抽出を抑えます。

「唯一無二」の複雑なアロマを産み出す長期熟成

こうして得られた果汁はオークの小樽で発酵、熟成に移りますが、樽熟成は上品さを損なわず、アロマの複雑味と豊かな表現力を最大限に引き出す為5ヶ月間のみに留められます。一組の可動式タンクがありワインの自重力のみを用いてブドウのストレスを与える事無く、小樽から熟成タンクへと移し替えることが出来ます。

長期に渡る熟成が「唯一無二」のワインへと昇華させる

さらにステンレスタンクで2カ月間の熟成を経て、畑ごとに醸したベースとなるワインは、上品さ、力強さ、ワインらしさ、そしてアロマの完璧なバランスを求めてブレンドされます。RSは独特の複雑なアロマを発現させるために 8 ～12 年に渡る熟成が必要となります。それがこのワインを「唯一無二」のワインへと昇華させています。デゴルジュマンはカ デル ボスコが設計し、特許を持つ独自のユニークなシステムによって無酸素状態で行われます。このシステムにより、ワインの酸化を防ぐと同時に余分な亜硫酸塩の添加が不要（亜硫酸塩 45mg 以下「法定最大許容値:185mg」

）となり、カ デル ボスコのフランチャコルタをよりピュアに、より魅力的に、そして、より長い生命を持ったワインに保つことができます。

洗練された芳醇な香りと隙のない緻密さ

非常に精妙で複雑性に満ちています。その様子はまるでオーケストラの調和のとれたハーモニーのよう。煌びやかなゴールドの色調です。フローラルさにマッシュルームの熟成香、奥底から香るハニーシロップのニュアンスの洗練された芳醇な香り。デゴルジュマンを遅くしたフレッシュな味わい。ドサージュゼロのキリリとしたミネラルがあり、隙のない緻密さが感じられます。

純度が高く、並外れたテロワールの最高の表現

ドサージュをしていない純度の高さ。熟成を経たことで並外れたテロワールの最高の表現が広がります。その細やかな泡の音、胸に染み入るような繊細なタッチ、スケールのある深み、この上ないフィネスというものが感じられると思います。

素晴らしい食事の乾杯に、魚介料理と合わせて、特別なひと時にゆっくりと楽しみたいフランチャコルタです。

カ・デル・ボスコは、イタリア最高峰スプマンテ「フランチャコルタ」の中心エルブスコ村に構える、フランチャコルタのリーダー的存在のワイナリーです。

現オーナーのマウリッツッィオ・ザネッラ氏の母が、週末の別荘地として土地を購入したのが始まり。当時、ぶどうは植えられておらず、カデルボスコ（森の家）と名づけられました。

1967年からぶどうを植え始め、徐々に栽培面積を増やしいきます。1971年、当時14歳だったマウリッツィオがブルゴーニュでバリックの勉強をしたことをきっかけにワイン造りに目覚め精力的に全体の指揮に努めるようになります。

以来、カデルボスコで造るスプマンテは瓶内二次発酵（シャンパーニュ方式）。バリックもピノネロとシャルドネ用はブルゴーニュから、カベルネ用はボルドーからと現地の流儀にならったフランス式となりました。

博士号をもつ二人の醸造担当者を始め、多数の優秀な人材が揃っています。近代的な設備が整った醸造所は人手をかけるところは、かけてというようなめりはりのある、合理的な設計がされています。非常に作業性の良いカンティーナをつくりあげています。トップキュヴェの「アンナ・マリア・クレメンティ」は名実共に、イタリア屈指の最高級スプマンテとして世界中から絶賛されています。また、国際品種から造られる「マウリッツィオ・ザネッラ」など、最上級ボルドーワインに勝るとも劣らない偉大な赤ワインも高い評価を受けています。