オーストラリアのワインメーカー「グレッグ グリゴリオ」のブランド"デリンクエンテ"人気の変顔シリーズ2023ヴィンテージが入荷しました！この「ロコ イル バガボンド」はぶどう果実を凝縮させたような味わいのモンテプルチアーノです。収穫を１週間ずらした2種類のブドウをそれぞれ醸造。両方のワインの特性を活かして瓶詰め前にブレンドしています。凝縮した果実味でジューシーな口当たりの「ロコ イル バガボンド」是非お楽しみ下さい！

それぞれの特性を活かしてブレンド

ブドウは収穫を１週間ずらした2種類のモンテプルチアーノを使用。最初に収穫したブドウは、全房発酵を行うので、キレイな酸味とグリーンのニュアンスが含まれます。後から収穫したブドウには、重みと飲みやすさのためのより深い果実味が含まれます。それぞれのブドウをステンレスで自然発酵。熟成を行った後に両方のワインの特性を活かして、素晴らしい味わいになるようにブレンド。僅かな酸化防止剤と共にボトリングしています。

2023年はこれまでの中で最もエレガントな「果実爆弾」

毎年「果実爆弾」と言いたくなるほどの凝縮した果実感と海苔の様なテクスチャーが特徴的ですが、2023年はこれまでの中で最もエレガントと言えるかもしれません。ぶどう果実を凝縮させたようなフレイヴァ―のインパクトとドリンカビリティーを両立させたジューシーな仕上がりです。（インポーターのKpオーチャード社コメントより）

ヴィンテージ情報

2023年はこれまで彼らが経験してきた中ではおそらく最も冷涼で、雨が多く、非常に予測不能な難しいヴィンテージでした。オーストラリア東部に降り注いでいた雨はマーレーダーリング川の氾濫という形で現れ、春~初夏にかけて断続的な降雨が続きました。これはブドウの成長スピードがゆるやかになると共に、病害のリスクも高まることを意味します。幸い秋にかけて天候に恵まれたため、特に有機栽培に取り組んでいる健康的な畑ではブドウの実は良い状態で収穫シーズンを迎えることができました。結果、デリンクエンテの2023年は可愛らしく、より繊細な風味が特徴的な味わいになりました。

「デリンクエンテ」はワインメーカーのグレッグ グリゴリオが2013年、リヴァーランドに設立（醸造所はアデレード郊外に友人であるフレデリック スティーヴンソンと共に立ち上げました）した新しいワイナリー ブランドです。オーストラリアではテーブルワインの産地として認知されているリヴァーランド。オーストラリアワインの「機関室」と揶揄され、ファインワインとは縁遠い土地でしたが、彼が造るワインはリヴァーランドの新たな可能性として高い注目を集めています。

グレッグは自らをデリンクエンテ（はみ出し者）と呼び、自らが生まれ育ったリヴァーランドで、洗練されたクリーンなナチュラルワインを造りオーストラリアだけでなく、日本でも、さらには世界中に旋風を巻き起こそうとしています。祖父や父が経営するワイナリーで子供のことからワイン造りに親しみ、自然と自らもワインメーカーとしての道を歩み始めたグレッグ。そして数年の海外留学を経て自身のブランドでワインを造ることを決意しました。

彼が造るワインのコンセプトは明快です。「リヴァーランドの気候に適応する南イタリアの地ブドウ」を用い、「なるべく人の手を介さない、ナチュラルな造り」で、「Modern & Easy Drinking」かつ「コストパフォーマンスに優れたワイン」を造ること。ちなみに斬新なラベルデザインは彼の友人でもあるデザイナーによるもので、それぞれにユニークなストーリーが設定されています。見事な価値転換を果たした革命時によるワインはしっかりとオーストラリア次世代の可能性を私たちに感じさせてくれます。