オーストラリアを代表するプレミアムワイナリー"ルーウィン エステート"の「アートシリーズ シャルドネ」です。アートシリーズはクオリティを追求した同社トップレンジのシリーズ。特別区画の厳選したシャルドネを100％フレンチオーク新樽で発酵しています。熟成能力の高いこのワインが10年の時を経て、果実の美しい透明感と純粋さを持ち、その複雑さが解き放たれるにつれ、素晴らしい二次的、三次的な層が構築されています。ワイン評価誌"ワインアドヴォケイト"のエリン ラーキン氏も今年の7月に試飲して「現在は二次的なキャラクターへと移行、非常に素晴らしい」と絶賛しています。今もう一度味わっていただきたい素晴らしいワインです！

初リリースから間もなく"世界最高峰のシャルドネ"として話題に！

1978年の初リリースから間もない1980年ヴィンテージのアートシリーズ シャルドネが1982年の英デカンター誌で「世界最高峰のシャルドネ」として取り上げられ、一躍世界の注目を集めました。評論家ジェイムズ ハリデーがアートシリーズ シャルドネを「もっとも優れたオーストラリアのシャルドネの例」と評し、オーストラリアワインの格付け会社、ラングストンは同ワインを「エクセプショナル」と最高ランクに格付けしています。

ルーウィン エステートのアートシリーズ

アートシリーズはルーウィン エステートがクオリティを追求し、最高のレベルに達したワインに向けられるトップレンジ シリーズで、リースリングを除き、毎年オーストラリア気鋭の若手アーティストから購入したオリジナルの絵がラベルに使用されます。

100％フレンチオーク新樽で発酵

シャルドネの畑は北向きで畝は東西方向に広がっています。2月下旬に特別区画の厳選したブドウを手摘みで収穫。ブドウは除梗して低温圧搾したものと、全房圧搾のものと別々に仕込みます。モストを12-36時間落ち着かせ、澱引きし酵母を加えて100％フレンチオーク新樽で発酵。澱は定期的に撹拌しています。その後、澱とともに11ヶ月樽熟成しています。清澄を行い低温で安定させてから瓶詰めしています。

重量感のある果実味と複雑な余韻

洋梨、柑橘、白桃などいくつもの熟れた果実が複雑に絡み合い、オーク樽からのナッツやスパイスの風味が奥から広がり、ミネラリーで、持続的な酸味が長く口の中に残ります。すべての風味がフォーカスされ、重量感のある果実味と複雑な余韻が伴います。熟成のポテンシャルが高く、10年は熟成に耐えうるストラクチャーが備わっています。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』97点（2021ヴィンテージ）

ルーウィンは力強さを増しているようだ。常に信頼でき、一貫性があり、熟成に値するアートシリーズのシャルドネは、毎シーズン素晴らしい。常にヴィンテージを反映しているが、まずはアートシリーズのシャルドネだ。このスタイルはワインの歴史に根付いており、樹齢が上がるにつれ、ワインの果実のスペクトルは複雑さを増していく。そのため、毎年が 「これまで以上に良い 」ワインになっているようだが、それは、生産地と生産方法を掘り下げていくと納得できる。2021年のアートシリーズ シャルドネは、間違いなく2020年やまだリリースされていない2022年よりも上質ではあるが、優れたアートシリーズ シャルドネとしてインパクトを与え、2017年のスタイルに寄り添っている。飲み頃2024-2041年（2024年1月）

『ジェームズサックリング』97点（2021ヴィンテージ）

非常に複雑で上品なノーズは、レモンの皮、火打石、ネクタリン、海塩、ミネラルのアロマ。口当たりはタイトで、緊張感のある酸味、ゆったりとした口当たり、ライムカード、マンダリンの果皮、オレンジの花、ベーキングスパイス、ガンスモークのニュアンスが感じられる。非常に完成度が高く、長期熟成向き。素晴らしい。飲むか寝かせておくか。クラウンキャップ。

ルーウィン エステートは1973年にデニス＆トリシア ホーガン夫妻によって設立された、オーストラリアを代表するプレミアム ワイナリーです。1970年初頭、デニス ホーガンはカリフォルニアワインの大御所ロバート モンダヴィの来訪により、家族が週末を過ごしていた牧草地が世界的な品質のワインを生み出す可能性がある土地であることを知り、自力でその土地を開墾し、ブドウを植えることを決断しました。

モンダヴィの指導の下、1974年からシャルドネとカベルネ ソーヴィニヨン、シラーズ、ピノ ノワールの植付けを開始し、1978年にボブ カートライトが初代のワインメーカーに就任し、その年に初めてルーウィン エステートのワインが造られました。カートライトは2005年に引退するまで、28ヴィンテージにわたってチーフ ワインメーカーとして、ルーウィン ワインの基盤を築き上げました。

現在のシニア ワインメーカー、ティム ラヴェットは、オーストラリア各地のワイナリーを経て2010年にルーウィン エステートに参画。当時の二代目シニア ワインメーカーのポール アトウッド氏の下で経験を積んだ後2017年に三代目シニア ワインメーカーに就任し、今日のルーウィン エステートの名声を守り続けています。

デニス＆トリシア夫妻の引退後、長女シモーヌと弟のジャスティンが共同最高経営者としてワイナリーを受け継ぎ、経験豊かな醸造チームと共にルーウィン エステートワインを世界30カ国へ輸出しています。