格付け第3級の同名シャトーとは異なる、1990年からラコスト家により運営されるカピアン村のシャトー ラグランジュのAOCカディヤック コート ド ボルドー「シャトー ラグランジュ キュヴェ AKA」です。有機栽培の最良のメルローとカベルネ ゾーヴィニヨンを厳選し醸造。細かい澱と共に15ヶ月熟成しています。モダンラベルが印象的な、飲み飽きない味わい。豊かなアロマとピュアで厚みのある果実感、熟成ポテンシャルがありつつもすぐに楽しめる特別なキュヴェ。『ワイン王国』139号（2024年3月号）「デイリーボルドー 定番にしたい50本」の重赤部門に選出されました（2019ヴィンテージ）！

モダンラベルが印象的な、飲み飽きない味

「最初に、ラベルに目を奪われますね。デザインがファンキーで、ニューワールドのワインのようだと思いました（笑）。でも、味わいは果実味豊かでコクがあり、ボルドーらしい重厚さを感じさせます。好きな味です（情野博之氏）」「控えめな赤や黒系果実の香りを、少しワイルドなニュアンスの香りが包み込んで、パウダリーなタンニンがグリップを効かせています（近藤佑哉氏）」

「香りはブラックチェリーやプラムといった黒系果実のピュアな香りに、ラベンダーなど地中海ハーブの香りも豊か。果実味と酸がまとまって、余韻までフィニッシュ感が続いて飲み飽きない。どこかエアリーで抜け感があるのもいいですね（野坂明彦氏）」「豊かなタンニンと滑らかな酸味、心地いいスパイス香、きれいに調和しています。私は豚の角煮と合わせたいと思いました（田邊公一氏）」とコメントされています。

愛娘3人の頭文字を冠した特別なキュヴェ。

愛娘3人の頭文字を冠した、年間生産2,400本限定の特別なキュヴェ。平均樹齢25年の有機栽培（認証：エコセール）で育てられたメルロー90％、カベルネ ソーヴィニヨン10％のセパージュ。畑はカピアン村の5.2haから最も出来の良いブドウを選別。栽植密度はヘクタールあたり5,000本、メルロは粘土石灰質土壌で、カベルネは砂利質土壌。 収穫したブドウをセニエ法により凝縮度を高め、天然酵母で発酵。細かい澱と共に18ヶ月の熟成。70％はコンクリートタンク、30％は新樽を使用。半年に一回澱引きを実施。無清澄で非常に軽く濾過してボトリングしています。

シャトーラグランジュは、アントル ドゥ メールとカディヤックの境目、カピアン村に位置する家族経営シャトーです。”ラグランジュ”は土地の名前。もとは動物の小屋という意味で、格付け第3級のシャトーラグランジュとは異なる造り手です。1990年からラコスト家により運営され、現当主オリヴィエは2世代目。妹のロールと一緒にシャトーを運営しています。家族経営のメリットを活かした丁寧なワイン造りを行い、赤白の他、少量の甘口タイプのワインも生産しています。 有機栽培で丁寧なワイン造りを実践。ビオロジックの「エコセール」認証を取得しています。