ドナス社のワインの素晴らしさを認めさせたアオスタDOCワイン「ドナス」は、1200年から存在したという歴史的な証拠があり、この地に根付く伝統的なワインです。少しスパイシーさの感じられる香りがあり、辛口で調和がとれており、ほろ苦く心地よい後味が特徴的です。熟成は大樽で約12ヶ月行います。香り味ともに、豊かな複雑味を持ち、上品で繊細、柔らかく軽やかなバランスのとれた仕上がりとなりました。ラベルには町の象徴の岩門が描かれています。

ドナスは80軒の農家からなる協同組合です。1軒の農家が所有する畑はワイン用のブドウ畑としては非常に小さな区画ですが、これが高品質のワインを生み出す秘訣となっています。各農家が、自分の広くない畑の隅々まで目を行き届かせながらブドウの世話をしています。また、畑のある部分の谷全体が南西向きの円形劇場型になっており、十分な太陽光を確保できるというブドウにとって最高の条件となっています。畑は急な箇所では傾斜が45度以上あり、作業も非常に危険で機械が入れないため、収穫は全て手摘みで行われブドウはモノレールで運搬されます。

アオスタDOC「ドナス」は、この地方で“ピコテンドロ”（ネッビオーロ）と呼ばれるブドウを主体に造られ、補助ブドウとしてフレイザとネイレの使用が認められています。アルプス山中に位置するヴァッレダオスタ州の標高の高さは、ブドウ栽培の限界水準とも言われています。この過酷な環境の中で育まれてきたブドウ達は、個性豊かな輝きを放ちます。

たとえばピコロンドと呼ばれるこのブドウ、ネッビオーロと言えばピエモンテ州が有名でタンニンのしっかりとした力強いワインが多い印象的ですが、ヴァッレダオスタ州で育つピコテンドロは、小さくて柔らかい実を付け、力強いワインとは違う、独自のフィネスを持ちます。

ヴァッレダオスタ州は、イタリアで最も小さい州で、ワインの生産量も最も少ないですが、品質の高さで定評があります。

真面目で勤勉な人が多いとされるヴァッレダオスタ州の人々が、守り抜いて来た伝統の味をぜひお楽しみください！

アオスタの町はフランスとスイスへの分岐点となっていて、ローマ時代は戦略上、重要視された場所でした。現在も町には凱旋門や円形劇場などの遺跡が残っており、別名「アルプスのローマ」とも呼ばれています。また、1800年、ナポレオンがイタリア遠征時にアオスタを通った際、ドナスのワインを飲んで非常に気に入ったという逸話も残っています。

Caves de Donnas社は会社組織としては80軒の農家からなる協同組合。1軒の農家が所有する畑はワイン用のブドウ畑としては非常に小さな区画ですが、これが高品質のワインを生み出す秘訣。各農家が、自分の広くない畑の隅々まで目を行き届かせながらブドウの世話をしています。また、畑のある部分の谷全体が南西向きの円形劇場型になっており、十分な太陽光を確保できるというブドウにとって最高の条件となっています。

畑は急な箇所では傾斜が45度以上あり、作業も非常に危険で機械が入れないため、収穫は全て手摘みで行われブドウはモノレールで運搬されます。このような環境で育ったネッビオーロ種で造られるワインは、同品種のピエモンテのワインと比べると軽やかなボディとアロマが特長です。