サンジュゼッペのブルネッロ ディ モンタルチーノの2018年が入荷です！ビオディナミ農法で造られる、飲む者を魅了する圧倒的な余韻とエレガンスは見事としか言いようがありません！近年世界的に注目を集め、生産量も少なくその希少性から年々入手困難になっています！

2018年はスタイリッシュなワインキャラクターとなったヴィンテージ

2018年は、2月に一時的に寒波が来たがそれ程厳しくなく、穏やかで雨の多い冬となりました。またその後の春も降雨が

多くみられました。そのため畑の手入れに手が掛かりましたが植物の成長は問題なく進みました。7月は晴天が継続、8月後半、9月に入ると夜の気温が下がり昼夜の温度差が大きくなりスタイリッシュなワインキャラクター形成の要因になりました。

個性の異なる畑をブレンド。ベストのタイミングでリリース

畑はブルネッロの銘醸地カステルヌォーヴォ デッラバテにあり、周囲は森に囲まれています。そのため暑い年はワインにフレッシュさを与え、雨の多い年は雨水を森に逃がします。畑の土壌はガレストロ、火山性、粘土質、鉄分が多い土で標高が270～340メートルの「バッサ」「ウリーヴォ」「サッソ」「クルヴァ」「レッチョ」個性の異なる5つの畑があり、それぞれをブレンドすることで独特な複雑味をワインに与えています。毎年使用する畑が違い、2018年は、「サッソ」「レッチョ」「バッソ」の3つの畑のサンジョヴェーゼを使用しています。醸造においては20～42ヘクトリットルの円錐型のオーク樽醗酵後、マロラクティック醗酵を行い、異なる種類のオーク樽（225、500リットル、17ヘクトリットル）で熟成させます。熟成期間はヴィンテージごとに判断しています。ベストのタイミングでリリースさせているため、年によってはリゼルヴァになったり、ならなかったりします。

ワインのキャラクターからイメージした名前

2018年のブルネッロは「チェーロ」という名前が付いています。過去にもこのようなニックネームのようなものが着いたヴィンテージがありました。ワインのキャラクターから名前を付けたものや、畑名から付けたものなどいろいろあるのですが、ステッラ女史のセンスで名前をつけています。

鬼才アンドレアフランケッティ氏が認めるNo.1ブルネッロ

ステッラが造るブルネッロは、赤い果実のピュアなトーンがありエレガンスに満ちていて複雑で深い味わいながらタンニンや酸も非常に洗練されています。その姿は非常に女性的。まるでブルゴーニュ、コート ド ニュイの精緻なシャンボール ミュジニーのよう。「テヌータ ディ トリノーロ」を産み出す、故アンドレア フランケッティ氏も「サン ジュッペはブルネッロでNo.1だ」と太鼓判を押していまました。

「彼女のワインは常にイキイキとした酸がある」『ワインアドヴォケイト』95点（2012ヴィンテージ）

2012年は『ワインアドヴォケイト』で95点を獲得しています。「ステッラ ディ カンパルトは生意気で勇気のある女性だ。その両面の性格が2012年のブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァでレベルアップした。5700本生産、ステッラはブルネッロリゼルヴァしか造らないのだが、なぜならリリースまで長い時間をセラーに置いておきたいからだ。このヴィンテージは、スパイス、タール、リコリスに続いて濃厚果実を感じる、ボリュームのあるミディアムボディ。暑い年にもかかわらず、カステルヌオーヴォ デッラバテ近くの風通しの良い涼しい場所にあるため、彼女のワインは常にイキイキとした酸がある。だから暑く乾燥した2012年のような年でもフレッシュさに決定的な違いをもたらしている。（2019年8月）」

優雅で麗しい口当たりの中にも芯の強いブルネッロの旨み

2018年3月、2011年リゼルヴァを試飲しました。艶やかなガーネットにほんのりエッジにオレンジが入る魅力的な色調です。完熟したチェリー、スグリやドライフルーツのジャムやタール、レザー、スパイス、甘草、の複雑な香りが綺麗に重なります。飲むと、力強くも円やかな果実感と舌を優しく撫でるような上質のタンニン、上顎を駆けていく美しい酸味が一体となって広がりを魅せていきます。優雅で麗しい口当たりの中にも芯の強いブルネッロの旨みがジワリジワリと舌に染み渡り、非常に素晴らしい風味を残して喉元へ落ちていきます。

1992年に始まったワイン造り

オーナーのステッラ　ディ　カンパルト女史は、19歳の時に出産と結婚を決断。経済的にも恵まれた裕福な家庭で育ち普通であれば大学へ進学するはずでした。しかし、彼女らしく直感で自然な流れを選びました。そして結婚後、義母にモンタルチーノの農地を贈与され、1992年娘とともに彼女のワイン人生が始まりました。

義母から引き継いだモンタルチーノ南部の畑

義母から贈与された土地は新規での購入はまず難しいとされる、古くからのワイナリーが多いモンタルチーノ南部。彼女はここでワイン造りを始めました。1996年に有機の認証を取得し、1999年にはブドウを植え、カンティーナを建設しました。普通の人間が何十年かかっても完成しえないワインを短期間で造ることが出来たのは、持って生まれた畑の土質、ポジション、そしてステッラの人間的な資質が重要な要素となりました。

自然派「ポデーレ サリクッティ」から教授されたブルネッロ造り

全くの素人だっだステッラは、書籍や周囲の偉大な先輩の教え、専門家の教えに素直に耳を傾けました。特に同じモンタルチーノで偉大なブルネッロを産み出す自然派「ポデーレ サリクッティ」からワインについて教えてもらいました。彼女の、畑や自然に対して向けるまっすぐな目がまっすぐなワインを生み出しているのです。

個性の異なる5つの畑を所有

畑はブルネッロの銘醸地カステルヌォーヴォ　デッラバテにあり、周囲は森に囲まれています。そのため暑い年はワインにフレッシュさを与え、雨の多い年は雨水を森に逃がします。標高が270～340メートルの「バッサ」「ウリーヴォ」「サッソ」「クルヴァ」「レッチョ」個性の異なる5つの畑があり、それぞれをブレンドすることで独特な複雑味をワインに与えています。

有機栽培を選んだサンジュゼッペ

ワイン造りには有機栽培が採られています。それには彼女の娘が西洋の薬では治らなかったアレルギーを漢方治療で行った事で効果が表れた事。そのことが彼女を自然なワイン造りへとシフトさせていきます。また出来上がったワインを飲み、彼女特有の感性と直観力でロッソとブルネッロの選別をしています。それは言葉では言い表せないと本人も言う程で、ステッラ女史に備わる傑出した才能とも言えます。

設立当初はロッソディモンタルチーノとしてリリース

設立まもないサンジュゼッペのブドウは樹齢11年とまだ若いブドウですが、そうはとても思えないほどの深みとエレガンスがワインに見事に表現されています。設立当初はブルネッロを名乗るワインは造れず、ロッソとしてリリースさせて、認められて2007年にようやくブルネッロをリリースさせる事になりました。年産12000本程度で非常に数が少ないです。

『エスプレッソ』でブルネッロ最高評価を獲得

彼女の造るブルネッロリゼルヴァ2009年が『エスプレッソ』2016誌において20点満点中、ブルネッロ最高得点である19点を獲得！世紀の当たり年と言われる2010年のビオンディサンティのブルネッロでさえ18点の評価です。並みいる著名なブルネッロを抑えての最高評価ですから、彼女がいかに凄いブルネッロを造りだすかが容易に想像出来ます。

鬼才アンドレアフランケッティ氏が認めるNo.1ブルネッロ

ステッラが造るブルネッロは、赤い果実のピュアなトーンがありエレガンスに満ちていて複雑で深い味わいながらタンニンや酸も非常に洗練されています。その姿は非常に女性的。まるでブルゴーニュ、コート ド ニュイの精緻なシャンボール ミュジニーのよう。「テヌータ ディ トリノーロ」を産み出す、鬼才アンドレア フランケッティ氏も「サン ジュッペはブルネッロでNo.1だ」と太鼓判を押しています。