トスカニーイタリアワイン専門店 / ラポルタディヴェルティーネ

ラポルタディヴェルティーネ

2006年にガイオーレ地区ヴェルティーネの円形競技場型のブドウ畑を購入したルゴシュ夫妻によるワイナリーです。家族経営規模の小さなワイナリーながら、世界中の愛好家たちをうならせる素晴らしいキャンティクラシコを産み出しています。

イタリアワイン界の伝説「ジュリオガンベッリ」を醸造コンサルタントに迎える

ラポルタディヴェルティーネの醸造家ジャコモマストレッタは「偉大なワインは、最小限の介入しか必要としない畑からうまれる」という「少ないほど豊か」（less is more）という哲学の下、すべての畑で栽培をビオロジック農法に転換しました。そして特筆すべきは、ファーストヴィンテージの2006年と2007年に故ジュリオガンベッリを醸造コンサルタントとして迎えるという幸運に恵まれたことです。かつてカーゼバッセやモンテヴェルティーネを手掛け、天才的なテイスティング能力と豊富な経験でワインの状態を機械では解き明かせないレベルで把握しコンサルティングをおこなう、イタリアワイン界の伝説的な存在です。

優美でしなやかなスタイルのワイン

標高500ｍの畑で有機栽培農法で育てられた樹齢40年を超えるブドウが大部分を占めていて凝縮感のあるブドウを少量実らせます。サンジョヴェーゼ種を中心に土着品種カナイオーロやコロリーノ等が植えられています。1ヘクタールあたりブドウの樹6250本ほどの密植度で土壌は石灰岩を多く含み、ミネラルに富んだ美しい味わいが生まれます。サンジョヴェーゼらしいピュアな果実味が感じられ、優美でしなやかなスタイルです。タンニンは力強いですが果実感とのバランスが見事に取れています

醸造は大型のコンクリート槽で、天然酵母のみで温度管理することなく発酵を行い、熟成は大樽を中心とするなど、古くからある伝統的な手法でワイン造りを行っています。カンティーナに運ばれたブドウは除梗後、プレスせずにそのまま置いておきます。タンクの中は粒のままの実と、自重で押し出された果汁の状態となり、天然酵母での発酵が始まります。最初の２日間、発酵を促進して色素を抽出しやすくするため、ルモンタージュします。約4週間マセラシオンの後、25ヘクトリットルのの古樽とトノー、バリックに移します。18ヶ月間熟成後、　12ヶ月間の瓶内熟成を経てリリースされます。

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