世界中で評価がますます高まっているグルフィ。上級クリュラインに使われなかったブドウがブレンドされた看板商品「ネロイブレオ」はふくよかな果実味、旨味と塩気を感じる素晴らしいネロ ダーヴォラです。

余韻が長く、旨味と塩気を感じる、素晴らしいネロ ダーヴォラ

しっかりした酸と鉄っぽさを含んだミネラル感、ふくよかな果実味にやわらかい口当たりが魅力です。余韻が長く、旨味と塩気を感じる、グルフィの素晴らしいスタンダードネロ ダーヴォラです。

ブドウ畑は内陸にある「キアラモンテ」と海側の「パッキーノ」の２つのエリアに分かれており、ネロイブレオの畑は「キアラモンテ」のイブレオ山近く、標高約500メートルの場所にあります。

優れた醸造設備とコンディションの良い畑から造られる主力赤

2018年10月、イタリアワイン最強ガイドの著者で、グルフィを日本に紹介した川頭義之氏にお話を聞きました。「主力の赤ワインです。80～90％は「キアラモンテ」の土着品種ネロ ダーヴォラを使用しており、

残りは「パキーノ」のクリュラインに使われなかったブドウがブレンドされているので、グルフィの中では一番コストパフォーマンスが高いワインですね。「キアラモンテ」のブドウの樹は1996年から2000年の間位に植え替えが行われたので、今まさに「働き盛り」を迎えてきていて、年々クオリティが上がってきています。味わいにミネラル感や酸がしっかりと感じられるのは畑のコンディションが良い事も挙げられますね。醸造設備においてもシチリアでの最大級の広さを誇り、また最新の設備が取り揃えてられています。ワイン造りは本当にレベルが高いと思います。グルフィのワインにヴィンテージによる出来不出来がそれほど強く感じられないのも、テロワール、醸造設備の良さが影響しているのかと思います。」と話してくれました。

土着品種「ネロ ダーヴォラ」と「テロワール」へのこだわり

オーナーの故ヴィト・カターニャ氏は、シチリア生まれのパリ育ち。

氏が何よりもこだわるのは土着品種「ネロ ダーヴォラ」と「テロワール」。

世界中で最もテロワールを巧みに表現しているブルゴーニュのワイン造りに影響を受け、「テロワール」を明確に表現するためにクリュの概念をシチリアでのワイン造りに導入しました。ブドウ畑は内陸にある「キアラモンテ」と海側の「パッキーノ」の２つのエリアに分かれており、ネロイブレオの畑は「キアラモンテ」のイブレオ山近く、標高約500メートルの場所にあります。

シチリア特有の伝統的な栽培法

シチリアの暑く過酷な気候条件の中で、洗練された複雑味のあるワインを造るために、この地特有のブドウ樹の仕立て方法、アルベレッロ（株仕立て）を採用しています。この方法は容易ではなく、全ての畑仕事を手作業で丁寧に行う必要があるため手間がかかります。しかしブドウ樹にとっては自然な環境となり、灌漑や不必要に農薬の散布をする必要がありません。さらに畑には化学薬品を使用せず、酸化防止剤の二酸化硫黄の使用量も極少量に止めています。

ふくよかな果実味、旨味と塩気を感じる素晴らしいスタンダードネロ ダーヴォラ

熟したブルーベリー、カシス、ドライフラワーのような落ち着きのある香り。標高約500メートルにあるこの畑は、日中と夜間の寒暖差が激しい為、しっかりした酸を感じます。鉄っぽさを含んだミネラル感、ふくよかな果実味にやわらかい口当たりが魅力です。余韻が長く、旨味と塩気を感じる、グルフィの素晴らしいスタンダードネロ ダーヴォラです。

お肉の料理と相性が良いのはもちろんのこと、生のトマトとドライトマトを使ったパスタや、魚介類を使った料理ともお楽しみ頂けます。

「グルフィ」は、設立が2000年とまだ間もない新進気鋭の生産者ですが、今やシチリアを代表する造り手として内外から熱い注目を集めています。ブルゴーニュワインをこよなく愛するオーナーのヴィト・カターニャ氏がシチリアの土地とブルゴーニュの土地が似ていることに気づき、ブルゴーニュのワイン造り、フランス的なクリュの概念が取り入れられ、量ではなく品質にこだわったワイン造りが行います。彼のワインはブドウ本来の生命力、そして各畑のテロワールを強く感じることが出来ます。

オーナーのヴィト・カターニャ氏は、シチリア生まれのパリ育ち。ブルゴーニュワインをこよなく愛するカターニャ氏ですが、もともと自身でワイン造りをしようという考えは無く、フェラーリＦ１の特殊油脂を製造する事業を行っていました。彼がまず思い立ったのは、イタリア最高といわれる「キアラモンテ・グルフィ」地域でのオリーブオイル造り。しかし、いくつもの“運命的な”出会いを重ね「ネロ・ダーヴォラ」という品種とシチリアのテロワールのもとでのワイン造りに大いなる可能性を見出していきました。

ヴィト氏が何よりもこだわる「ネロ・ダーヴォラ」という品種と「シチリアのテロワール」。グルフィが限定生産で造る4つのクリュワインはどれも「100％ネロ・ダーヴォラ」から造られたもの。にもかかわらず、それぞれのワインがはっきりとした個性を放っているのはテロワールの違いに合わせてしっかりと性格づけをしているから。ブルゴーニュを想わせるようなエレガントな口当たり、繊細なアロマ、そして土壌の性格がストレートに表現されたワイン造りを信念としています。

こだわりのエチケット

ワイン名にはすべてクリュの名前が入っています。

土着品種である「ネロダーヴォラ」のneroとクリュ名を合わせて商品名となっています。

よりクリュが目立つようにとneroの文字は小さく書かれています。

全てのワインのラベルには、美しい男女の絵がモチーフとして描かれています。

オーナーの故カターニャ氏がシチリアを代表する美しい文化を好み、シチリアで世界遺産に登録されている

ピアッツァ・アルメリーナ（Piazza Armerina）のモザイク画を自社ワインのラベルデザインにしました。

女性は「美の神、プシュケ」であり、男性は「愛の神、エロース」です。