ジャブレの最高峰であるこのワインはエルミタージュのかくあるべき姿を惜しげもなく見せるために各エリア最高区画のシラーを使います。ル メアル、レ ベサール、レ ロクールのさらに選りすぐりのシラーを選び抜きブレンドしています。2011年はジェームズサックリングで97点、ワインアドヴォケイトで95点を獲得しています！

『ジェームズサックリング』97点（2011ヴィンテージ）

「プラム、スパイス、グリルした肉の華やかな香り。クローブと乾燥スパイスのヒント。素晴らしいラ シャペル。歯ごたえのあるタンニンと長い余韻が特徴の、パワフルなフルボディワイン。少し控えめで引き締まっていてゴージャス。タール、スパイス、乾燥肉、アスファルト。あと5～6年は熟成させるとよいだろう。まるで1991年の同ワインのようだ。（2014年12月）」

『ワインアドヴォケイト』95点（2011ヴィンテージ）

「エルミタージュ ラ シャペル ルージュ 2011は輝き続け（私はメモに「お気に入り」と書いた）、ヴィンテージ由来の陽気で香りのよいスタイルがよく表現されている。クロミキイチゴ、砕いた岩、オリーブ、甘草の香りの、オープンで甘い果実のフルボディ エルミタージュ。甘いタンニンがたっぷり含まれており、20年以上熟成可能だろう。飲み頃2016年-2040年。（2015年9月）」

2006年フレイ家の所有となりさらに品質向上

長い間シャンパーニュで大きな功績を残しボルドー3級シャトー ラ ラギューヌを所有するフレイ家がポール ジャヴレを引き継ぎました。ボルドー大学で醸造学を修めたフレイ家の長女カロリーヌがポール ジャヴレの醸造責任者に就任してさらに完璧を追い求めるようになりました。

驚くべき低収穫量と葡萄の樹齢

樹齢40-60年という超古木のシラー。そして1ha当たりの収穫量は10-18hlという驚くべき低収穫量！熟成はフレンチオークの樽で15-18ヶ月行います。ワインは凝縮感とバランス、重量感と軽やかさが調和する本物のテロワールが閉じ込められています。

創業1834年。北ローヌに君臨し続ける名門中の名門！

1834年アントワーヌ ジャブレ氏がこの地でワイン事業を興しドメーヌの輝かしい歴史が始まります。その後息子達が6世代に渡りドメーヌを守り抜いてきました。2000年にシャンパーニュのワイン実業家フレイ家の傘下に入りました。2010年からはグラヴィティシステムを利用した最新鋭のセラーを稼働させました。

シャトー ラ ラギューヌから新たな醸造長が就任

シャンパーニュの実業家フレイ家の傘下に入り、全てにおいて改革を実行してきたポール ジャヴレ。ボルドーのメドック格付け3級シャトー ラ ラギューヌから女性醸造責任者カロリーヌ フレイ氏が就任。ボルドー大学醸造学部でかの故ドゥニ デュブルデュー氏に師事。ボルドーのメドック格付3級シャトー ラ ラギューヌ、ブルゴーニュのシャトー コルトン、そしてポール ジャブレ エネと3つの醸造責任者として活躍しています。

フランステロワール歴史的偉産エルミタージュの丘

フランスワインのテロワールの神髄を語る時絶対に忘れてはいけない丘があります。タン レルミタージュ村の背後にそびえるエルミタージュの丘です。中央山塊を起源とする花崗岩質土壌が基盤となり丘は大きく西と東に分かれます。西側は花崗岩の基盤の上に砂や石などの薄い表土が覆っています。ベサールやメアルなど最良の区画が集まっています。東側は標高が低くシルトや粘土が多くなっています。そのため水分保持力が高く白ブドウに適した区画が多いのが特徴。

2016年ヴィンテージから全てのワインが有機認証を獲得！

ドメーヌの揺らぎない信念である『良いブドウ無しに偉大なワインは生まれない。我々が最も大切にしているのは畑を耕しブドウの樹を育てること。』ドメーヌは一年を通じて畑での観察と手当を怠らずブドウ樹一本一本が理想的な成長と熟度になるよう最大限の注意を払っています。以前から農薬や化学薬品の使用を制限した総合的管理農業を行っていましたが2006年からはビオディナミを実践。2016ヴィンテージからドメーヌの全ワインが有機認証を獲得！