1962年創業、現在は1200以上の栽培農家を抱える造り手「サン マルツァーノ」が、樹齢60年以上のプーリアの地品種ネグロアマーロ100%で造る、心地良い苦味が特徴的なエレガントで長期熟成向き濃厚赤ワイン「F」です。2019年はルカ マローニで98点を獲得しています！

品質の高いネグロアマーロの樹に「F」という印を付けて区別。情熱の始まり「F」、そして至福の瞬間も「F」から。

「F」はワイナリーの歴史から切り離すことのできないFeudi di San Marzano(サン マルツァーノの封土)を表すもので、またこれはサン マルツァーノ社の過去の屋号でもあります。サン マルツァーノ社では、サレント地方の古いネグロアマーロのブドウ畑の中で、品質の高い実を付ける樹を見分けるため、その樹に「F」の文字の入った印を付けていました。ブドウ畑での古くから続くこのしきたりにより、現在では「F」は最高品質のネグロアマーロ種のブドウを意味するものであり、また、古代から存在し、栽培が決して容易ではないこのブドウに真摯に取り組んできた、サンマルツァーノ社のシンボルとなっています。まさに至福の食卓を演出するにふさわしい貴重なワインと言えます。

イタリア語のFから始まる言葉には、FANTASIA（空想）、FAMIGLIA（家族）、FAVORE（好意）、FEDE（信用）、FELICITA（幸福）、FORTUNA（幸運）、FORZA（力）、など、ポジティブかつ重要な言葉が多く存在します。

昼夜の寒暖差の大きい畑に育つ平均樹齢60年のネグロアマーロを手摘みで収穫

F（エッフェ）の畑は、サンマルツァーノおよびサーヴァの標高100メートルの所に位置します。気温は高く、雨は少ない土地ながら昼夜の寒暖差があるため高い品質のブドウが育ちます。その中の平均樹齢60年のネグロアマーロだけを厳選。小さなかごを使って手摘みで収穫後、80％は18日間、残りの20％を25日間マセラシオン。自生酵母によって発酵を行います。

1年間フレンチオークのバリックで熟成後、ステンレスタンクで2年、さらに瓶熟成を重ねたのちにリリース。こうして、絶妙な樽感とシャープな輪郭を感じる満ち足りた味わいのワイン「F（エッフェ）」が生まれます。

漆黒の色合い、凝縮された果実のアロマ、甘く熟れたタンニン

深い赤紫色の外観。奥行きのある複雑な香りにはスパイシーなニュアンスも感じられます。熟れた果実やチェリージャムなどを思わせるフルボディ―の味わい。凝縮感のある深い果実味に完熟したタンニン、絶妙な樽感と長い余韻が飲み手を魅了するワインです。ベルベットのようになめらかでエレガントで豊満で、長期熟成向きな特性をこのワインで見事に発揮しています。

『神の雫』の人気キャラクター本間チョースケのモデル、本間敦氏は「驚くほどに濃淳、漆黒の闇とも言うべき、光を透過させない深みのある赤紫。香りは摘みたてのフレッシュな森の黒い果実を、そのままコンポートしたようなイメージ、エスプレッソ、コンデンスミルクのような、甘やかなアロマもある。タンニンは甘く熟れており、ホイップしたクリームのような滑らかな舌触り、口に含むと、グッとくるような、どっしりとしたフルボディ、しかし、良質な酸味があるため、飲み疲れしない。奥行きがあり、余韻は優に20秒は続く。十分な飲みごたえがあり、飲み手に深い充足感を与える。」とコメントしています。

過去にも数々の実績のあるワイン

『NHK 旅するイタリア語』の旅人として出演された古澤巌氏が、自身がアンバサダーを務めるサンマルツァーノのワインの中から厳選されて、名前入り限定品「F」として販売したこともあるワインです。また2015年は数々の世界的ワインコンクールや評価誌で高い評価を受けています！

「サン マルツァーノ」は、東にアドリア海、南西にイオニア海の２つの地中海を臨む、イタリアのかかと部分にあたるサレント半島に位置するワイナリー。1962年に創業、現在は1,200 以上の栽培農家を抱える造り手です。

熟練の栽培家らの手によって造られる、太陽・大地の恵みをたっぷりと吸収したプーリアならではの土着品種で、高品質なワイン造りに取り組んでいます。革新的な醸造技術によってブドウとテロワールの魅力を余すことなく表現した彼らのワインは、現在世界中で人気を高めています。