高い品質とリーズナブルな価格のシャブリを造る、1984年創業のドメーヌ"コルトー ミシュレ"の「シャブリ」です。環境に配慮した持続可能な栽培で育てたシャルドネを使用。発酵後にマロラクティック発酵を実施。澱と共に熟成しています。グレープフルーツやレモン、洋ナシなどのフレッシュで華やかなアロマ。ミネラル感に溢れた、ふくよかな果実味と酸のバランスが秀逸な、非常にコストパフォーマンスに優れた仕上がりです。

旨味と複雑味を与えるため、翌年の春まで澱と共に熟成

畑は丘陵地の南-南西向きにある、小さな牡蠣の化石を含むキンメリッジの石灰岩土壌。栽培においては「畑仕事がワインメーカーの何よりの仕事」という哲学を掲げ、カバークロップ（緑肥）の導入に加え、フェロモンカプセルによる害虫対策を一部の区画で採用するなど、環境に配慮した持続可能な栽培方法を行っています。収穫においては酸化を防ぐためにブドウを機械で素早く摘み取り、ステンレスタンクで発酵した後マロラクティック発酵を実施。味わいに旨味と複雑味を与えるため、翌年の春まで澱と共に熟成させることで、美しい酸やミネラル感に溢れたワインに仕上げています。

フレッシュで華やかなアロマの上品な口当たり

外観は美しい黄金色。グレープフルーツやレモン、洋ナシなどのフレッシュで華やかなアロマが立ち上ります。口に含むと上品な口当たりが心地良く、アタックは活き活きとした印象。石灰質の土壌がもたらす豊かなミネラル感が押し寄せ、冷涼な気候由来の溌剌とした酸が、口の中をさっぱりと整えてくれます。ふくよかな果実味と酸のバランスが秀逸です。ベルガモットのニュアンスが長く漂う余韻が魅力です。お料理は生牡蠣ははもちろんのこと、スモークサーモン、白身魚のカルパッチョや焼き魚、お寿司、寄せ鍋などと良く合います。

コルトー ミシュレ(旧ジャン クロード コルトー)は1984年に創業したドメーヌ。「畑仕事がワインメーカーの何よりの仕事」をモットーとした、丁寧なワイン造りでシャブリを造り続けています。創業時はわずか1.5haの広さの畑からブドウを作り始め、初めてリリースした1987年ヴィンテージのワインがフランス農水省主催のパリ ワイン コンクールで金賞を受賞。その後も多数の賞を受賞し、今では世界的にも高評価を受けています。

2019年より創業者であるジャン クロード コルトー氏が引退し、その後はジャン クロード氏の娘であるステファニー氏と、その夫のヴァンサン氏の2人が中心となってドメーヌの経営を継承。それに伴いラベルデザインも2人の名を冠した「コルトー ミシュレ」に変更されました。コストパフォーマンスの高いワインとして評価を受けています。

ドメーヌがが所有する畑は主に、フルーティーで柔らかな味わいが特徴のブドウが採れるリニョレル村と、ミネラル感とストラクチャーが際立つベーヌ村に位置しています。リニョレル村周辺はキンメリジャンと呼ばれるシャブリ地区特有の石灰質土壌も含みますが、主に粘土質の平地部の畑。ベーヌ村周辺は白い石灰質土壌主体の畑です。

栽培においては労力を惜しまず、環境に配慮した持続可能な栽培方法を実施。機械でブドウを収穫した後は、酸化を防ぐために素早く圧搾します。その後ステンレスタンクでフレッシュ感を保ちながら発酵。マロラクティック発酵の後、ストラクチャーと滑らかさを与えるため、翌年の春まで澱と共に熟成させ、美しい酸やミネラル感に溢れたワインに仕上げてからリリースします。彼らが造るシャブリの特徴は、シャブリらしいシャープな酸と豊かな果実味です。フレッシュな酸やミネラル感の爽やかな風味は、生牡蠣や、魚料理、野菜料理と相性が良く、白身魚のカルパッチョや焼き魚との相性は抜群です。