長期熟成に相応しい最高のブドウができた年にだけ造られる究極のフランチャコルタ「ヴィットリオ モレッティ リゼルヴァ」

ベラヴィスタのトップキュヴェ、ヴィットリオモレッティリゼルヴァ。設立者ヴィットリオ モレッティ氏の名前がついた、文字通りトップワインです。醸造長マッティアヴェッツォーラ氏が「偉大なワインを造る」ことに思いを込めて造り始めました。最高の条件の畑のシャルドネとピノネロを50％ずつブレンド、7年以上の瓶内熟成を経て誕生する、究極のフランチャコルタです。

最高の年にだけ造るため、これまでわずかに1984、1988、1991、1995、2001、2002、2004、2006、2008の9つのヴィンテージだけ実現

7年以上の長期熟成を行うということで、それに相応しいブドウができた年にしかヴィットリオモレッティリゼルヴァは造られません。そのため、これまで造られたのは1984、1988、1991、1995、2001、2002、2004、2006、2008の9つのヴィンテージだけ。この2008年は春ごろまでは例年通りの気候でしたが、5月になると気温が下がり、短い期間でしたが雨も続きました。これがブドウにはいい影響をもたらしました。そして6月と7月は夜の気温が低く、このため、畑の区画やブドウの房ごとで熟し方に違いが出るという特徴が出ました。まさにミクロクリマの差がはっきりとあらわれました。暑い8月の気候のもとブドウは最高の成熟具合となり、酸を保ち、見事なアロマを持つ、長期熟成のポテンシャルを最高に持った素晴らしい状態で収穫することができました。

瓶内での長期熟成を最高の状態に進めるため、王冠ではなくコルク栓を採用

通常、フランチャコルタをはじめとする瓶内二次発酵のスパークリングワインは、澱とともに熟成させる期間、ボトルは王冠で栓をしています。一方、ベラヴィスタではトップキュヴェに当たるヴィットリオモレッティリゼルヴァにはコルク栓を使っています。コルクにすることでボトル内の空気の量が減り、その分、酸化のスピードが遅くなります。7年もの長い間熟成させるリゼルヴァにはこれがベストだと考えています。そのため、ボトルの形もヴィットリオモレッティリゼルヴァは首の部分が細くなっています。

熟した果実やシロップ漬け、ハチミツのニュアンスをたたえたアロマがそのまま味わいへ。最高にエレガントなスタイル

2016年11月15日、メラヴィリオーゾの日本お披露目を兼ねて開催されたベラヴィスタセミナーで2008年ヴィンテージのヴィットリオモレッティリゼルヴァを試飲しました。まず驚くのがそのアロマの複雑さと豊かさ。熟した果実の心地よい甘さとハチミツ、そしてブランデーのような豊かな風味。口に含むとフレッシュさとともに厚みのあるコクを感じます。ボリュームのある果実味と香ばしいニュアンス、そして上品な酸味が繊細な泡のなかに溶け込んでゆっくりとふくらんでいきます。全てが洗練された、最高にエレガントなフランチャコルタです。

1976年設立のベッラヴィスタは、ロンバルディアの地で生産される発泡性ワイン＝フランチャコルタ最上の生産者であり、フランチャコルタを代表するワイナリーです。エノロゴのマッティア ヴェッツォーラ氏はガンベロロッソ2008年版で年間最優秀醸造家に選ばれた、イタリアを代表する名エノロゴで、イタリアトップクラスのレストランや世界のワイン愛好家から人気を集める高品質のフランチャコルタです。またその完成度の高さを認められ、イタリアオペラ最高峰のミラノ スカラ座のオフィシャルサプライヤーにもなっています。

512.5haにも及ぶ広大な畑を所有、フランチャコルタ、スティルワイン共に丘陵にある最良の畑から収穫されたブドウを使用します。ブドウの管理も徹底されており、詳細なクローンリサーチ、有機のみの施肥、最適な状態を待って段階的に収穫、醸造され、それぞれ別々の樽で発酵させています。

最新設備が整ったカンティーナの巨大な地下セラーで6年にも及ぶ瓶内熟成が行われ、すべてのフランチャコルタのルミアージュは手作業で行う等、品質管理を徹底しています。